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| ■商船三井/航海運における温室効果ガス排出規制対応(SEEMP)で世界初の鑑定書を取得 |
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航海運における温室効果ガス排出規制対応(SEEMP)で世界初の鑑定書を取得〜船舶からのCO2排出削減への取り組みで評価〜 この度、当社が既に策定・運用している「船舶エネルギー効率マネージメントプラン(SEEMP 注1)」は、モニタリング指標である「エネルギー効率運航指標(EEOI 注2)」の算出適用も含め、国際海事機関(IMO)のSEEMPガイダンスとEEOIガイドラインに従って適正に作成されていることを米国船級協会ABS(American Bureau of Shipping)に認められ、12月5日に世界で初となる鑑定書を取得しました。 当社は、2013年1月からのSEEMPの船上備え付けの義務化がIMOで採択される前に、世界に先駆けSEEMPを策定しました。これにもとづき安全運航を確保しながら運航スケジュールを維持し、PDCA(注3)サイクルを廻して、継続的改善を図りながら、当社中期経営計画「GEAR UP! MOL」の環境戦略で掲げた「ECO SAILINGの徹底」を継続して追求・実践してまいりました。 また当社が策定したSEEMPは、IMOガイドラインに従ったEEOI に加えて当社独自のEEOI 計算手法を導入することで、問題点の把握と改善効果の確認が効果的に行える仕組みとなっています。これに加え、船上実証実験により裏付けられた最適トリム(注4)の適用、気象情報システム等を活用した最適航路の選定、さらには当社が推進する次世代船構想「船舶維新」プロジェクトなど革新技術の適用を総合的且つ有機的に結合していることが特徴です。 今回中立の立場である米国船級協会ABSから鑑定書の発行を受けたことは、「輸送単位当たりのCO2排出量を2015年度までに2009年度比10%削減する」という環境目標の達成に向けた当社の省エネ運航活動が客観的に評価されたことによるものです。 当社グループは、今後も低環境負荷輸送ソリューションの提供により、時代の要請に応える企業グループへと進化してまいります。 注1 SEEMP : Ship Energy Efficiency Management Planの略。CO2排出量削減のために最も効率的な運航方法を立案した計画書。IMOにて2013年1月から船上備え付け義務化が採択された。 注2 EEOI : Energy Efficiency Operational Indicatorの略。SEEMPの効果を検証するための指標「1トンの貨物を1マイル輸送するにあたり、実際の船の運航で排出されたCO2グラム数」。 注3 PDCAサイクル : 品質改善や、業務改善活動などで広く活用されているマネジメント手法の一つであり、「計画(Plan)」「実行(Do)」「点検(Check)」「改善(Action)」のプロセスを繰り返し、継続的に改善していく手法。 注4 最適トリム : 船舶における「トリム」とは船体の長さ方向の傾きのことを指し、具体的には船首喫水と船尾喫水の差を表す。当社の豊富な経験に基づいた船舶の航行姿勢の知見を水槽試験・実船試験を通じて定量的に評価し、水中から受ける抵抗が最も少ない点が最適トリムとなる。 写真左から: ABSパシフィック北部地区技術・営業開発 丸山修史ディレクター当社タンカー安全管理室長 日比野雅彦同 CSR・環境室長 永田順一 |
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