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■三菱樹脂/中国・江蘇省の農業協同組合と太陽光利用型植物工場の実証試験を開始
中国・江蘇省の農業協同組合と太陽光利用型植物工場の実証試験を開始
2011年11月24日

  三菱樹脂株式会社(本社:東京都中央区 社長:吉田 宏)の子会社で、太陽光利用型植物工場を展開するMKVドリーム株式会社(本社:東京都中央区 社長:荻原 勝年)は、中国・江蘇省を中心に展開する農業協同組合の江?省供?合作総社(本社:江蘇省南京市 以降、チャイナコープ社)と、太陽光利用型植物工場の中国における実証試験の実施について合意し、今般、中国で第1号となる植物工場を江蘇省無錫市に建設し、11月17日にその竣工式を実施しました。今後、野菜の生産性やその事業性を評価するとともに、南京市などの他の地域での実証試験の実施についても両社で検討してまいります。
  中国では施設園芸面積が年々増加しており、現在では日本の約70倍(360万ha)と推定されています。また日本同様、中国においても健康志向や食の安全・安心への意識が高まっており、植物工場で育てられるような高品質かつ安全・安心な野菜への需要が高まることが予想されます。このような背景のもと、太陽光利用型植物工場でトップレベルの技術を有し、かつ中国でのビジネス展開を模索していたMKVドリーム社と、中国への植物工場の導入・展開を検討しているチャイナコープ社の思惑が合致し、無錫市における太陽光利用型植物工場の建設とそれを用いた生産性や事業性の実証試験(1年間)の実施について両社が合意し、今般、その試験を開始しました。
  実証試験を目的として無錫市に建設した太陽光利用型植物工場(1,000u)では、人工光を用いた完全閉鎖型の苗生産工場「苗テラス?」で苗を育成し、その苗を高機能性フィルム(被覆材)を使用した農業ハウス内に移し、水耕栽培によって、トマトやサラダ菜、ほうれん草、水菜などの野菜を育てます。この太陽光利用型植物工場による栽培は通常の方法と比べて、高品質な野菜をより多く、また安定的に生産することができます。また高機能性フィルムを使用することで、ハウス内への害虫の侵入を抑制し、農薬の使用を減らすことができるため、安全・安心な野菜栽培システムと言えます。今回の実証試験においては、MKVドリーム社が農業ハウス資材や水耕栽培システムの供給と技術支援を行い、チャイナコープ社が野菜の生産と安全・安心な野菜を求める市場への流通を担います。MKVドリーム社は、この実証試験の期間中に、減農薬で育てられた安全・安心な野菜に認められる中国のグレード認定取得を目指すとともに、中国における植物工場の本格事業化に向けた検討を進めてまいります。
  三菱樹脂グループは、三菱ケミカルホールディングスグループが提唱する「KAITEKI」の実現を目指し、「次世代アグリビジネス」として創造事業に位置づけた太陽光利用型植物工場の事業化をさらに加速させるべく、市場のさらなる発展が期待される中国を中心に、世界を視野に入れた事業の展開を推進してまいります。
        
人工光・閉鎖型苗生産装置                   多収型1段密植栽培システム
        
葉菜類用新方式溶液栽培システム          完成した無錫市の太陽光利用型植物工場
        
無錫市の太陽光利用型植物工場の竣工式(右:三菱樹脂 吉田社長のスピーチ)
 
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