矢野経済研究所／段ﾎﾞｰﾙ市場､東日本大震災移行は西へ生産ｼﾌﾄ､7月以降は正常化へ｜物流ﾆｭｰｽ

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■矢野経済研究所／段ﾎﾞｰﾙ市場､東日本大震災移行は西へ生産ｼﾌﾄ､7月以降は正常化へ

段ﾎﾞｰﾙ市場に関する調査結果2011
～矢野経済研究所では､次の調査要綱にて国内の段ﾎﾞｰﾙ市場の調査を実施した｡～
2011年11月22日（詳細はこちら）
調査要綱
矢野経済研究所では､次の調査要綱にて国内の段ﾎﾞｰﾙ市場の調査を実施した｡

1. 調査期間：2011年8月～10月2. 調査対象：段ﾎﾞｰﾙﾒｰｶｰ､段ﾎﾞｰﾙ原紙ﾒｰｶｰ､商社等 (約60社)3. 調査方法：当社専門研究員による直接面談､電話･e-mail･FAXによるﾋｱﾘﾝｸﾞを併用

調査結果ｻﾏﾘｰ

◆　2010年の段ﾎﾞｰﾙ市場規模は130.6億㎡､2011年は前年比1～2％増を予測　2010年の段ﾎﾞｰﾙ市場（段ﾎﾞｰﾙｼｰﾄ生産高ﾍﾞｰｽ）は前年比3.5％増の130億6,245万㎡（経済産業省｢生産動態統計｣より引用）であったが､2011年は同1～2％増の132億㎡～133億㎡と予測する｡
◆　中期的な見通しは130億㎡を上限に推移と予測　段ﾎﾞｰﾙ市場はﾍﾟｯﾄﾎﾞﾄﾙ需要の増加等､需要分野の拡大により､2007年まで市場拡大を続けてきた｡一方､円高を背景とした製造業の海外生産移転､農産物生産高の減少等から中期的な段ﾎﾞｰﾙ市場は130億㎡を上限に推移するものと予測する｡
◆　東日本大震災移行は西へ生産ｼﾌﾄ､7月以降は正常化へ　地域別では､3月に発生した東日本大震災の影響で､段ﾎﾞｰﾙ生産は関東以西にｼﾌﾄ､近畿､中国､四国､九州では一時的に前年同月比で5％以上の増加率となった｡7月以降は生産を元に戻す動きが生まれ､正常化へ向かっている｡