神戸製鋼所／中国における線材二次加工拠点の能力増強｜物流ﾆｭｰｽ

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■神戸製鋼所／中国における線材二次加工拠点の能力増強

中国における線材二次加工拠点の能力増強に関して

2011年11月15日

株式会社神戸製鋼所

当社はこのほど､中国浙江省平湖市の特殊鋼線材二次加工拠点｢神鋼特殊鋼線（平湖）有限公司（＝以下､KSP）｣の生産能力を増強することに関して､共同出資者である神鋼商事株式会社､大阪精工株式会社および名北工業株式会社と合意いたしました｡
KSPは2009年に操業を開始いたしましたが､その後､中国の自動車生産は堅調に推移し､高強度ﾎﾞﾙﾄ･ﾅｯﾄ等に使用される特殊鋼線材製品｢冷間圧造用ﾜｲﾔｰ（以下､CHﾜｲﾔｰ）｣の需要も拡大して参りました｡今後､需要家の現地調達ﾆｰｽﾞは更に高まる見込みであり､こうした動きはCHﾜｲﾔｰのみならず､軸受鋼ﾜｲﾔｰでも顕著になってくると思われます｡
今回の能力増強では､CHﾜｲﾔｰの供給能力を拡大することに加え､軸受鋼ﾜｲﾔｰにも対応できる設備投資を行い､CHのみならず､軸受鋼のお客さまのﾆｰｽﾞにも対応できる体制を確立する予定です｡
能力増強計画の概要

投資額
710百万円

投資内容
建屋増強（建屋3100m2､ｸﾚｰﾝ3台）､設備購入（伸線機2機､STC炉1基　など）その他（電源増強　など）

設備稼働時期
2012年7月ごろから順次稼動
生産設備の変化

現状
能力増強後

酸洗設備
1基（6,000ﾄﾝ／月）
変化なし

伸線機
3機（2,100ﾄﾝ／月）　⇒
5機（3,350ﾄﾝ／月）

STC炉
2基（1,500ﾄﾝ／月）　⇒　
3基（2,250ﾄﾝ／月）
ご参考
KSPの概要

会社名：
神鋼特殊鋼線（平湖）有限公司KOBE SPECIAL STEEL WIRE PRODUCTS (PINGHU) CO., LTD.

代表者名：
董事長　宮脇　新也（神戸製鋼所　常務執行役員）総経理　富山　浩行（神戸製鋼所から派遣）

事業内容：
CH･軸受ﾜｲﾔｰの製造･販売

所在地：
中国浙江省平湖市

資本金：

1485百万円

資本構成：

当社50%､神鋼商事30%､大阪精工10%､名北工業10%

従業員数：

58名（2011年6月末時点）

設立時期：

2007年11月

稼働時期：

2009年7月

売上高：

1383百万円（2010年実績）
各出資会社の概要
＜神鋼商事株式会社＞

住所：
大阪府大阪市中央区北浜二丁目6番18号

代表者：
村瀬敬一（代表取締役社長）

創立：
1946年11月

資本金：
5,650百万円

売上額：

8,075億円（単独）8,629億円（連結）（2011年3月期）

従業員数：

457名（2011年9月末時点）
＜大阪精工株式会社＞

住所：
大阪府東大阪市中石切町五丁目7番59号

代表者：

澤田　斉　（代表取締役社長）

創立：
1960年3月

資本金：
44百万円

売上額：

167億円（2010年12月末決算）

従業員数：

263名（2011年9月末時点）
＜名北工業株式会社＞

住所：
岐阜県美濃加茂市蜂屋台一丁目8番地1

代表者：
福西康和　（代表取締役社長）

創立：
1946年11月

資本金：
60百万円

売上額：

122億円（2011年5月決算）

従業員数：

141名（2011年9月末時点）