物流ニュース&用語辞典 powerd by e-LogiT
物流ニュース
ニュース 用語 セミナー
■新日鉄エンジニアリング/バイオマスコークス製造事業についてマレーシアで展開
当社のバイオマスコークス製造事業について 
 
 
 新日鉄エンジニアリング株式会社(代表取締役社長 高橋 誠)環境ソリューション事業部(事業部長 山田 良介)は、このたびマレーシアでバイオマスコークス製造事業に乗り出すことを決定致しました。
本年6月に100%出資による現地子会社Nippon Steel Engineering Biomasscoke Malaysia Sdn. Bhd. を設立、パーム油の搾油工程で発生するEFB※を原料にしたバイオマスコークス製造工場を建設し、平成25年の春にも完工・稼働する予定です。 
※EFBについてEFBはEmpty Fruit Bunch の頭文字。マレーシアやインドネシアなど東南アジアでパーム油の製造工程の残さとして発生するが、多くが産業廃棄物として処分され、近年はバイオマスとしての有効活用が課題の一つとなっている。 
 
1.経緯、事業規模 
 パーム油搾油残さの中でも未利用資源であるEFBの有効活用と、化石燃料の代替によるCO2削減効果を目的に、マレーシア地場企業2社(Ngan & Ngan Holdings, Global Green Synergy)と住友商事鰍ニの間で本件を検討して参りました。
自社での実用化研究を経て技術に目途が立ったうえ、原料供給等にパートナーが参画するスキームにより、事業性の確保を図ります。
事業規模は、当初年間約3,000tの生産を予定、操業開始後は現地での生産技術の確立を経て、将来的には年産10,000t以上の生産を目指します。 
 
2.バイオマスコークスの用途・性状 
 製造されるバイオマスコークスは、主に当社の商品であるシャフト炉式ガス化溶融炉で使用される高炉用コークスの代替として供給されます。
原料は植物由来のため、使用してもCO2排出をゼロと見なせるのが特徴です。 
 バイオマスコークスは、乾燥・粉砕したバイオマス原料を加熱圧縮により成型した後乾留するプロセスにより製造され、形状は直径40mm、長さ20mm〜100mmの棒状です。
ガス化溶融炉に従来使用してきた高炉用コークスと比較し、固定炭素、低位発熱量はほぼ同等の性状を有します。
また、バイオマスコークスは揮発分が少なく、高炉用コークスに近い熱間強度を持つため、1,700〜1,800℃の溶融炉下部においても、高炉用コークスを使用時と同様に高温火格子を形成でき、廃棄物の高温安定溶融処理が可能です。
都市ごみや最終処分場の掘り起こしごみを処理対象としたバイオマスコークスのガス化溶融炉適用試験により、使用するコークスの全量(100%)をバイオマスコークスに置換した条件においても、ごみの長期安定処理が可能であることを確認済です。 
 
3.製品・製造プロセス(イメージ) 
■原料と製品 パームオイル産業において、搾油対象となる実を分離する際に発生するEFB(Empty Fruit Bunch)は現在のところ十分に有効活用されていない状況です。 
 
 
 ■製造プロセス  バイオマスコークスはEFBを原料として以下のプロセスで製造します。
 
前の記事へ次の記事へ
【このURLを友達に教える
携帯版メールニュースの配信登録
最新の物流ニュースと1日1語(2語)の物流用語を平日朝7時ごろにお送りします。朝のコーヒー、通勤(通学)時に学んでください。
ご希望の方は、空メールを送信すると登録できます。
イー・ロジットの個人情報保護方針はこちら
サイト内検索
ホーム ページ下部
物流ニュース&用語集
 物流ニュース / 物流用語辞典 / セミナー情報
 ニュース登録(空メール)
事業内容
 社員教育 / 通販物流代行 / 物流改善・コスト削減
会社案内
 会社概要 / アクセス(地図)
 プライバシーポリシー
 訪問販売法に基づく表記
採用情報
 採用情報
 通販物流スタッフ(パート/アルバイト)
友達にURLを教える
お問い合わせ
Copyright(c)e-LogiT.com All Rights Reserved.