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■神戸製鋼/中国での自動車用冷延鋼板事業で現地企業と合弁会社設立を検討
中国における自動車用冷延鋼板事業の検討開始について 当社はこのほど、鞍山鋼鉄集団公司と、中国において今後拡大が見込まれる自動車用高級鋼板の需要に応えるため、自動車用冷延ハイテン(AHSS(*1))の製造及び販売を目的とする合弁会社の設立に関して共同検討を開始することで合意に至り、その旨の意向書を締結しました。 今後、両社は、冷延ハイテンの製造設備、生産能力、立地、両社の役割など、合弁事業の枠組みや基本条件について、協議・検討を重ねて参ります。 当社は、冷延ハイテン製造において最も重要な設備である連続焼鈍設備(CAL(*2))を中心に検討を行う予定です。 中国自動車市場は、2009年に世界一の自動車大国となって以降、更に拡大を続け、2010年の自動車生産台数は、1,800万台を超過しています。現在も多くの自動車メーカーが生産能力の拡大計画を打ち出しており、2015年には生産能力が3,000万台を超えるとも言われています。このような状況の中で、当社は、中国での合弁による自動車用冷延ハイテンの供給拠点設立を検討することにしたものです。 当社グループは、昨年4月、中長期経営ビジョン「KOBELCO VISION "G"」を策定し、オンリーワン製品・技術の創出、「ものづくり力」の強化、成長市場への進出深化、グループ総合力の発揮、社会への貢献を基本方針に掲げております。特に、需要が伸びる海外においては、海外売上高比率(昨年度35.8%)を5〜10年後に50%へ引き上げることを目標として、現在、グループ全体で取り組んでおります。 鉄鋼分野においては、昨年12月にUSスチールとの合弁拠点であるプロテック・コーティング(溶融亜鉛めっき鋼板の製造会社)において、新たに自動車用冷延ハイテンの連続焼鈍設備(CAL)建設を発表し、現在、2013年の稼動に向けて工場を建設中です。また、2008年にオーストリアのフェストアルピーネ・クレムスとの技術提携ならびにインドのエサール・スチールとの包括提携を結ぶなど、日米欧・アジアにおいて自動車メーカー向けに薄板ハイテンのグローバル展開を進めております。 鉄鋼分野における中国での製造拠点は、特殊鋼線材の二次加工メーカー3社が稼動中ですが、この合弁会社が実現した際、薄板分野では初めての製造拠点となり、今後更に高まる自動車軽量化ニーズに対応するため当社が得意とする薄板ハイテンを、中国でも供給する体制が整うこととなります。<ご参考>■株式会社神戸製鋼所の概要本社所在地: 兵庫県神戸市社長: 佐藤廣士設立: 1905年従業員数: 34,772人(2011年3月末時点・連結ベース)主要事業: 鉄鋼、溶接、アルミ銅、機械、エンジニアリング、建設機械等■鞍山鋼鉄集団公司の概要本社所在地: 中国遼寧省鞍山市総経理: 張暁剛設立: 1948年従業員数: 約134,000人(2010年末時点)主要事業: 鉱山、鉄鋼、機械、電気、建築、運輸、エンジニアリング設計等<語句説明>*1 自動車用冷延ハイテン「冷延ハイテン」とは、TS≧340MPaの冷延鋼板の総称。    特に先進的で加工性の優れたTS≧590MPaのものをAHSS(Advanced High Strength Steel)と呼ぶ。*2 連続焼鈍設備(CAL:Continuous Annealing Line)冷間圧延後の鋼板を連続的に焼鈍することで、優れた加工性を付与した冷延鋼板を造り込む設備。
 
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