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■日立製作所/米国日立データシステムズ社がブルーアーク社を買収
米国日立データシステムズ社がブルーアーク社を買収ストレージソリューションの事業拡大を加速 株式会社日立製作所(執行役社長:中西宏明/以下、日立)の米国子会社であるHitachi Data Systems Corporation(本社:米国カリフォルニア州サンタクララ市、CEO:Jack Domme(ジャック ドメ)/以下、HDS)は、このたび、米国のネットワークストレージ事業会社BlueArc Corporation(本社:米国カリフォルニア州サンノゼ市、President & CEO:Mike Gustafson(マイク グスタフソン)/以下、ブルーアーク社)を買収しました。 今回の買収により日立は、ブルーアーク社が医療・ライフサイエンス分野やエンターテインメント分野など、幅広い業界に提供している高信頼・高性能なファイルストレージ技術および製品、顧客基盤の獲得すると同時に、ビッグデータ(大量データ)に対する、確実な蓄積・検索、および効率的な分析・利活用を行うための、新たなソリューションの開発をより高度化するなど、ストレージソリューション事業のグローバルな競争力をさらに強化します。 日立は現在、社会イノベーション事業のグローバル展開による成長をめざし、グローバルパートナーとの連携や新規事業の拡大などの取り組みを進めています。 社会イノベーション事業を構成する日立の主要事業である情報・通信システム事業においては、エンタープライズ製品分野で世界トップクラスのシェア(*1)を誇るストレージソリューションを核としたプラットフォームソリューション事業、欧米を中心に約40拠点のグローバルネットワークを有するコンサルティング事業、プラットフォームからアプリケーション活用基盤までをサポートする統合ITサービス事業の3事業をグローバル展開の柱と位置づけ、注力しています。 この中でも、ストレージソリューション事業は、クラウドコンピューティング時代におけるITプラットフォームの中核を担う事業であり、クラウド事業やデータセンター事業など、他の情報・通信システム事業との高いシナジーが期待される事業です。 一方、近年、スマートフォンや情報配信サイトをはじめとした、インターネットを利用する製品・サービスの普及などにより、メールや画像、映像といったコンテンツデータ(*2)を中心に企業が取り扱うデータ量が急激に増加する中、コンテンツデータを管理するファイルストレージ(*3)装置やこれに関連するサービスのニーズが増大しています。 今後、企業などの基幹業務データの処理を得意とするブロックストレージ(*4)分野に加え、特に需要が拡大しているファイルストレージ分野における競争力の向上が、ストレージソリューション事業のさらなる拡大のためには不可欠です。そこで、HDSはこのたび、2006年から戦略的OEMパートナーとしてNAS(Network Attached Storage)(*5)製品の供給を受けてきたブルーアーク社を買収しました。 これにより、同社のストレージ技術および製品を獲得し、ファイルストレージ分野におけるシナジーの創出を通じて、ストレージソリューション事業の競争力を強化します。具体的には、日立がこれまで培ってきた強いブランド力を生かし、日立のグローバルな販売チャネルにブルーアーク社の高信頼・高性能なファイルストレージ製品を提供するとともに、ブルーアーク社の持つ顧客基盤に対する日立のストレージ製品の販売機会も増加することで、さらなる事業拡大を図ることが可能となります。また今後、日立とブルーアーク社が持つストレージ技術のシナジーにより、人々の生活や企業活動の多様化・複雑化が進む中で発生するさまざまな種類のビッグデータに対して、確実な蓄積・検索、および効率的な分析・利活用を行うための、新たなストレージソリューションの開発をより高度化することができます。 日立のストレージソリューション事業は、HDSを中心に海外で積極的な事業展開を進めてきており、顧客からも高い評価を得ています。そのなかでも、メールや画像、映像などのコンテンツデータ管理を中心としたファイルストレージ分野においては、コンテンツデータを集約し、データの一元管理とストレージ容量の柔軟な利用を可能とするコンテンツクラウドを実現する仮想ファイルプラットフォーム「Hitachi Virtual File Platform(日立バーチャルファイルプラットフォーム)」を提供しているほか、ブルーアーク社との戦略的OEMパートナーシップのもと、NAS製品「Hitachi NAS Platform」を提供してきました。 日立は今後も、ストレージソリューション事業のグローバルな拡大・強化を推進し、ストレージソリューション事業の売上高を2010年度の約3,220億円から、2015年度には4,000億円に拡大することをめざします。さらに日立は、グローバル市場における事業強化に向けた取り組みを加速することにより、情報・通信システム事業全体で2010年度に約3,900億円であった海外売上高を、2015年度には8,000億円へと拡大することをめざします。*1:金額ベース(日立算出)。*2:コンテンツデータ:データベースなどの構造化されたデータ(構造化データ)に対し、コンテンツをそのまま利用できる状態でファイルとして管理するデータ(非構造化データ)。*3:ファイルストレージ:ファイル単位でデータの蓄積や送受信を行うストレージ。メールや画像、映像などのコンテンツデータの管理に適している。*4:ブロックストレージ:データをある一定の大きさに分割してデータの蓄積や送受信を行うストレージ。企業などの組織の基幹業務データなどの管理に適している。*5:NAS(Network Attached Storage):コンピュータネットワークに直接接続し、コンテンツデータなどのファイル共有に特化したストレージ装置。<米国日立データシステムズ社について> 本 社 米国カリフォルニア州サンタクララ市 代 表 CEO:Jack Domme(ジャック ドメ) 拠 点 米州や欧州、アジアをはじめとする全世界100以上の国と地域 事業内容 ストレージソリューション事業 ウェブサイト(英文) http://www.hds.com<ブルーアーク社について> 本 社   米国カリフォルニア州サンノゼ市 代 表   President & CEO:Mike Gustafson(マイク グスタフソン) 拠 点   米国、英国、ドイツ、オーストラリアなど 事業内容 ネットワークストレージ事業 ウェブサイト(英文) http://www.bluearc.com
 
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