玉井商船／８７００万円の四半期純損失を計上（平成24年3月期第1四半期決算短信〔日本基準〕（連結））｜物流ﾆｭｰｽ

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■玉井商船／８７００万円の四半期純損失を計上（平成24年3月期第1四半期決算短信〔日本基準〕（連結））

平成24年3月期第1四半期決算短信〔日本基準〕（連結）

単位･百万円
　　　　　　　　　　　　　　　売上高　　　　　営業利益　経常利益　四半期純利益24年3月期第1四半期　1,323 △16.1 　△85 ― 　△143 ― 　△87 ―23年3月期第1四半期　1,577 38.6 　　　74 ― 　　△238 ― 　△153 ―
（略）
（１）連結経営成績に関する定性的情報
当第１四半期連結累計期間における世界経済は､米国では雇用情勢に不安はあるものの製造業などで持ち直しの動きが見られ､中国では､消費･生産の伸びがやや鈍化しているものの固定資産投資は堅調に推移し､ﾕｰﾛ圏では､生産が伸び悩み企業業績の軟調さも目立ちましたが､世界全体では緩やかに回復が続きました｡一方､わが国経済は､東日本大震災の影響で供給網の寸断や電力不足が生じ生産活動が急速に落ち込んだものの､その後供給網の制約が和らぐ中で徐々に回復が続きました｡外航ﾄﾞﾗｲﾊﾞﾙｸ船の海運市況は､新興国を中心に鉄鋼原料等の輸送需要が拡大しているものの､それ以上に新造船の大量竣工に伴う船腹供給圧力が高く､ｹｰﾌﾟｻｲｽﾞ船型をはじめ全船型で低迷が続きました｡燃料油はﾄﾞﾙ安､中東－北ｱﾌﾘｶ情勢を背景に原油価格が急騰し､それに伴い燃料油価格も高止まりで推移しました｡また､対米ﾄﾞﾙの円相場は東日本大震災以降急速に円高が進み１ﾄﾞﾙ80円前後で推移しました｡このような状況下､当社ｸﾞﾙｰﾌﾟの外航海運部門では､ﾊﾝﾃﾞｨﾏｯｸｽ船型を中心に効率的な輸送を行いましたが､前第１四半期連結累計期間に比べ市況の水準が低迷したことや対米ﾄﾞﾙの為替相場が円高で推移したことなどにより､大幅な減収減益となりました｡一方､内航海運部門では､東日本大震災で国内景気は低迷したものの､ﾄﾞﾗｲ貨物､ﾀﾝｶｰ貨物輸送には大きな影響は無く､前第１四半期連結累計期間に比べ僅かながら増収増益となりました｡当社ｸﾞﾙｰﾌﾟ全体では､対前第１四半期連結累計期間比で減収減益となりました｡この結果､営業収益は1,323百万円（対前第１四半期連結累計期間比△253百万円､16.1％減）､営業損失は85百万円（前第１四半期連結累計期間74百万円の営業利益）､経常損失は143百万円（前第１四半期連結累計期間238百万円の経常損失）､また四半期純損失は87百万円（前第１四半期連結累計期間153百万円の四半期純損失）となりました｡
ｾｸﾞﾒﾝﾄの業績を示すと､次のとおりであります｡･外航海運業支配船舶による国内向けﾎﾞｰｷｻｲﾄ､北米からの輸入穀物や南米からの水酸化ｱﾙﾐなどの輸送を行い､運航採算の向上に努めました｡営業収益は､前第１四半期連結累計期間に比べ市況の低迷､円高による影響､航海数が減少したことなどで､949百万円（対前第１四半期連結累計期間比△267百万円､22.0％減）となりました｡営業費用は､燃料油価格が上昇したことによる運航費の増加があったものの､航海数の減少などにより全体として減少しました｡以上の結果､営業利益は､79百万円（同△210百万円､72.6％減）となりました｡
･内航海運業所有船によるﾎﾞｰｷｻｲﾄ残渣輸送､定期用船２隻による水酸化ｱﾙﾐなどの輸送､所有船１隻による重油輸送を行い､安全輸送と効率配船に努めるとともに､所有船１隻の定期貸船により安定収益の確保を図りました｡営業収益は､前第１四半期連結累計期間に比べ燃料油価格の上昇に伴うﾊﾞﾝｶｰｻｰﾁｬｰｼﾞが増加たことなどで､336百万円（対前第１四半期連結累計期間比14百万円､4.6％増）となりました｡営業利益面では､所有船３隻が入渠したことなどにより､34百万円の営業損失（前第１四半期連結累計期間47百万円の営業損失）となりました｡
･その他当ｾｸﾞﾒﾝﾄにおいては､営業収益は､37百万円(対前第１四半期連結累計期間比△１百万円､3.2％減）､営業利益は､９百万円（同△３百万円､28.6％減)となりました｡
（略）