日新商事／増収減益に（平成24年3月期第1四半期決算短信〔日本基準〕（連結））｜物流ﾆｭｰｽ

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■日新商事／増収減益に（平成24年3月期第1四半期決算短信〔日本基準〕（連結））

平成24年3月期第1四半期決算短信〔日本基準〕（連結）

単位･百万円
　　　　　　　　　　　　　　　売上高　　　　営業利益　　経常利益　　四半期純利益24年3月期第1四半期　15,619 5.7 　　26 △30.9 　84 △12.2 　34 28.323年3月期第1四半期　14,775 11.9 　38 ― 96 　　204.2 27 　　422.2
（略）
（１）連結経営成績に関する定性的情報当第１四半期連結累計期間のわが国経済は､平成23年３月11日に発生した東日本大震災による甚大な被害により､一部回復の兆しが見えていた企業活動は大きな打撃を受け､さらには福島原子力発電所などの停止に伴う電力不足が深刻化するなど､非常に厳しい経営環境に見舞われました｡また､雇用･所得環境は､引き続き厳しい状況にあったうえ､個人消費においては､震災により冷え込んだ消費者ﾏｲﾝﾄﾞは改善傾向にあるものの､依然低水準にとどまっています｡石油製品販売業界においても､震災の影響により個人消費が低迷したことや､被災地製造業を中心に､工場稼働率が落ち込んでいる業界も多く､石油製品需要は減少いたしました｡一方､石油製品価格については､前期から続いている円高傾向は継続しているものの､それ以上に原油価格が高騰しているため､石油製品価格が大幅に上昇いたしました｡このような状況下､石油製品価格が前年同期と比較して大幅に上昇したことなどにより､当第１四半期の当社ｸﾞﾙｰﾌﾟ連結売上高は15,619,638千円､前年同期比5.7％の増収､営業利益は26,628千円､前年同期比30.9％の減益､経常利益は84,916千円､前年同期比12.2％の減益となりました｡四半期純利益につきましては､34,850千円､前年同期比28.3％の増益となりました｡
ｾｸﾞﾒﾝﾄ別及び部門別の業績は次のとおりです｡＜石油関連事業＞（直営部門）直営部門につきましては､高付加価値商品であるｺｰﾃｨﾝｸﾞ洗車や車検に注力いたしました｡また老朽化した設備を改良し､顧客満足度の高いｻｰﾋﾞｽﾙｰﾑを併設するなど､さまざまな施策を打ちましたが､震災の影響もあり､販売数量が減少いたしました｡しかしながら､石油製品価格が前年同期と比較して上昇したことなどもあり､売上高は5,299,092千円､前年同期比1.0％の増収となりました｡
（卸部門）卸部門につきましては､新規販売店獲得や販売店ﾆｰｽﾞに応えるような提案ｾｰﾙｽを強化するため､営業ｽﾀｯﾌの研修を実施いたしました｡石油製品価格は前年同期と比較して上昇しましたが､震災の影響もあり､販売数量が減少いたしました｡その結果､売上高は3,334,225千円､前年同期比1.9％の減収となりました｡
（直需部門）直需部門につきましては､新規顧客獲得のための研修会を実施するなど営業活動の強化を図りました｡これらにより軽油､潤滑油の販売数量が増加したことや石油製品価格が前年同期と比較し上昇したこともあり､売上高は5,154,726千円､前年同期比23.7％の増収となりました｡
（産業資材部門）産業資材部門につきましては､主力の石油化学製品仕入先が震災の影響を受け､顧客に商品を充分には供給できなかったことや､ﾍﾟｯﾄﾎﾞﾄﾙ飲料の商流が変更になるなど､厳しい状況となりました｡その結果､売上高は1,035,718千円､前年同期比13.6％の減収となりました｡
（その他部門）その他部門につきましては､液化石油ｶﾞｽについては､仕入価格上昇に即応した販売活動を展開いたしました｡その結果､石油製品価格が前年同期と比較して上昇したことなどもあり､売上高は491,742千円､前年同期比8.9％の増収となりました｡
＜外食事業＞外食事業につきましては､ｹﾝﾀｯｷｰﾌﾗｲﾄﾞﾁｷﾝ店､ﾀﾘｰｽﾞｺｰﾋｰ店ともに､震災による消費者ﾏｲﾝﾄﾞの低迷などにより､非常に厳しい収益状況となりました｡その結果､売上高は170,830千円､前年同期比8.4％の減収となりました｡なお､収益的に厳しかった､ﾀﾘｰｽﾞｺｰﾋｰ店１店舗を４月末日をもって閉鎖いたしました｡
＜不動産事業＞不動産事業につきましては､前年度に購入した物件の賃貸料が寄与したことや､建て替え中であった物件が本格稼働したことなどもあり､売上高は133,303千円､前年同期比6.0％の増収となりました｡
（略）