日本電気／中国大手自動車会社向けに運送管理ｼｽﾃﾑを納入｜物流ﾆｭｰｽ

ﾆｭｰｽ　

用語　

ｾﾐﾅｰ

■日本電気／中国大手自動車会社向けに運送管理ｼｽﾃﾑを納入

中国大手自動車会社向けに運送管理ｼｽﾃﾑを納入～受注処理時間などを約30%短縮し､ｺｽﾄ削減に貢献～
2011年8月5日日本電気株式会社

NECは､中国大手自動車会社･北汽福田汽車の物流部門である北京宝供福田物流有限公司（以下宝供福田物流）向けに運送管理ｼｽﾃﾑ（TMS: Transport Management System）を納入しました｡本ｼｽﾃﾑは､自動車の受注･運送･運送料金の計算などの業務ﾌﾟﾛｾｽを可視化し､効率的な運行業務のﾓﾆﾀﾘﾝｸﾞに貢献するものです｡宝供福田物流は､北京に管理ｾﾝﾀｰを置き､中国9省で完成車と自動車部品の運送を行っています｡北汽福田汽車は､中国における商用車ﾒｰｶｰ最大手であり､2010年は商用車販売台数68万台を達成しました｡親会社の販売台数の増加に伴い宝供福田物流では､運送の可視化と運送情報の管理が課題となっていました｡NECのTMSは､運送のﾘｱﾙﾀｲﾑかつ柔軟性の高いﾓﾆﾀﾘﾝｸﾞを通じて､受注･出荷から代理店への配送までの業務ﾌﾟﾛｾｽの可視化を実現します｡これにより､管理ｾﾝﾀｰでは､各車両の入庫･出庫･配送などの状況が把握でき､配送途中に顧客から急な変更依頼を受けた際でも､TMS上で別の車両からそのﾆｰｽﾞに合う車両を選択し対応するなど､配送計画の変更に迅速な対応が可能となります｡宝供福田物流はTMSにより､これまで手作業で行っていた受注処理､運賃計算､配達状況の帳簿記入などにかかる時間を約30％短縮することができました｡また､業務全過程のﾓﾆﾀﾘﾝｸﾞと事故発生地点を通過する運送車両への事前警告機能などにより､計画的な配送が可能となり顧客へのｻｰﾋﾞｽﾚﾍﾞﾙが向上しました｡TMSは日本においては､地域配送､集荷物流､配送ｾﾝﾀｰと物流ｾﾝﾀｰの間の貨物輸送などさまざまな輸送形態で数多くの実績があります｡NECは今後も､製造･流通ｻｰﾋﾞｽなどさまざまな業種で培った物流管理ｼｽﾃﾑのﾉｳﾊｳと先進的な開発技術を活用し､顧客の物流管理ｺｽﾄの削減､それによる競争力向上に貢献していきます｡
以上