住友化学／台湾において偏光ﾌｨﾙﾑの最新ﾗｲﾝ稼動開始｜物流ﾆｭｰｽ

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■住友化学／台湾において偏光ﾌｨﾙﾑの最新ﾗｲﾝ稼動開始

台湾において偏光ﾌｨﾙﾑの最新ﾗｲﾝ稼動開始
住友化学は､本日､台湾のｸﾞﾙｰﾌﾟ会社である住華科技股?有限公司（住華科技）の台南工場において､液晶ﾊﾟﾈﾙの主要部材である偏光ﾌｨﾙﾑの原反製造最新ﾗｲﾝ（台湾第３系列：生産能力2,100万㎡／年）の竣工式を開催し､その稼働を開始いたしました｡台湾第３系列では､当社既存製品に比べ広幅のﾌｨﾙﾑを高速で延伸でき､更に新しく開発した接着技術を導入することで､世界最高水準の生産性を実現いたします｡台湾は､液晶ﾊﾟﾈﾙの世界全体の需要の約四割を占める重要な市場で､中国向けのﾊﾟﾈﾙ輸出増加等にともなう顧客からの旺盛な引き合いに対応するため､今回の新系列設置を進めてきたもので､これにより台湾における生産能力の合計はほぼ倍増し3,900万㎡／年になります｡住友化学は､現在､日本､韓国､台湾で偏光ﾌｨﾙﾑ原反を製造しております｡今回の新系列稼働および既存系列の生産性向上により､早期に生産能力12,000万㎡/年を実現するだけでなく､延伸ｽﾋﾟｰﾄﾞの一層の向上､歩留まり改善などにより引き続き競争力強化を図る考えです｡また､液晶ﾊﾟﾈﾙ工場の新設が数多く計画されている中国において､当社は近年､主要顧客の立地する華北･華東･華南地区に拠点を整備し､偏光ﾌｨﾙﾑの製品化工程や､液晶ﾊﾟﾈﾙ製造工程で使用するﾌﾟﾛｾｽ薬品などの液晶関連部材の製造設備を新設するなど､現地での生産･販売体制の拡充を進めてまいりました｡今後は台湾第３系列の機動的な活用も含め､ｸﾞﾛｰﾊﾞﾙな拠点間の連携を一層深化させていく考えです｡こうした取り組みを通じて事業基盤を強化し､中期経営計画の重点ﾃｰﾏであるＩＣＴ関連事業の積極的な拡大につなげてまいります｡
＜ご参考＞会社概要住華科技股?有限公司（１）設立２００１年４月（２）本社台湾台南県（３）会長下村秀樹（４）資本金４，４１７百万NTﾄﾞﾙ（住友化学８５％､稲畑産業１５％､２０１０年１２月末）（５）人員２，１４３人（２０１１年３月末：派遣等を含む総人員）（６）事業内容偏光ﾌｨﾙﾑ及びｶﾗｰﾌｨﾙﾀｰの製造販売その他液晶関連材料の製造及び販売