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■トヨタ自動車/関東自動車工業を完全子会社化
「トヨタ自動車株式会社による関東自動車工業株式会社の株式交換による完全子会社化」及び「関東自動車工業株式会社、セントラル自動車株式会社、トヨタ自動車東北株式会社の統合協議」について トヨタ自動車株式会社(以下、「トヨタ自動車」といいます。)及び関東自動車工業株式会社(以下、「関東自動車工業」といいます。)は、本日開催の両社の取締役会において、平成24年1月1日を期して、下記のとおり株式交換(以下、「本株式交換」といいます。)により、関東自動車工業をトヨタ自動車の完全子会社とすることを決議し、株式交換契約(以下、「本株式交換契約」といいます。)を締結いたしましたので、以下のとおりお知らせいたします。本株式交換は、トヨタ自動車については会社法第796条第3項の規定に基づく簡易株式交換の手続きにより、株主総会の承認を得ずに、関東自動車工業については、平成23年11月下旬開催予定の臨時株主総会において承認を受けた上で、平成24年1月1日を効力発生日とする予定です。なお、関東自動車工業の株式は、本株式交換の効力発生日に先立ち、上場廃止(最終売買日は平成23年12月27日)となる予定です。 また、本株式交換の効力発生により、関東自動車工業がトヨタ自動車の完全子会社となることを前提に、関東自動車工業、セントラル自動車株式会社(以下、「セントラル自動車」といいます。)、トヨタ自動車東北株式会社(以下、「トヨタ自動車東北」といいます。)は、平成24年7月を目標とした統合(以下、「三社統合」といいます。)に向け、協議を開始することを基本合意しました。1.本件の目的 (1)本株式交換による完全子会社化の目的   トヨタ自動車は、平成23年3月にトヨタグローバルビジョンを発表いたしました。このビジョンでは、「お客様に選ばれる企業でありたい」「トヨタを選んでいただいたお客様に笑顔になっていただきたい」というトヨタ自動車の意志と決意を表明いたしました。   そして、お客様の期待を超える「もっといいクルマ」をつくることを通じて、豊かな地域社会づくりやITS、スマートグリッドといった新技術の開発・導入による快適で生活しやすい地域づくりへ貢献し、「いい町・いい社会」の一員として受け入れられる企業市民となることができると考えています。その結果「安定した経営基盤」が構築され、また次の「いいクルマ」をつくることに繋げていきたいと思っています。こうした"いい循環"を回し続け、持続的に成長していくことがトヨタ自動車の使命でもあると認識しています。   このトヨタグローバルビジョンの下で、トヨタグループ各社は、その価値観や企業のあるべき姿を共有し、それぞれ取り組んでいますが、トヨタグループを取り巻く経営環境は大変激しくかつ急速に変化しています。   自動車市場は、中国・インドをはじめとした新興国を中心に拡大しているものの、韓国や欧米自動車メーカーの販売台数が急伸していることや、HV(ハイブリッド車)、EV(電気自動車)等環境車の技術開発競争が激化しています。   この様な状況下、トヨタグループ各社の強みを最大限に引き出し、グループの総合力を高めていくことが急務となっています。これらの課題に対し、各社が迅速にかつ、グループの方向性と合致した経営判断ができる体制としていくために、この度、トヨタ自動車による関東自動車工業の完全子会社化について両社が合意するに至りました。   トヨタグループはトヨタグローバルビジョンの達成に向けて、以下の4つの中期視点の戦略を柱に取り組みを進めております。   【商品戦略】    地域毎にお客様のニーズに合った商品を投入するため、現地が主体的にクルマづくりに参画し「いいクルマ」づくりに取り組んでいきます。デザイン、感性品質の大幅向上やHVのラインナップ拡充、さらに各種の次世代環境車の市場投入に向けた開発などを全方位で進めていき、グローバルなお客様の多様なニーズに応える商品をタイムリーに提供していきたいと考えています。   【レクサス戦略】    レクサスについては本物を知り尽くした人に、最後にお選びいただけるクルマを目指して、日本発の"真のプレミアムブランド"の確立に取り組んでいきます。   【供給戦略】    日本、欧米などの先進国あるいは新興国のいずれにおいても、現有の生産能力をしっかりと活用するとともに、能力増強については必要性を見極めた上で、投資の時期と規模を検討していきたいと考えています。   【新規事業戦略】    新たなモビリティ社会の実現に向け、クルマと家と情報をつなぐスマートコミュニティサービスの展開やグローバルIT企業とのコラボレーションなどについても進めていきます。   これら4つの戦略を早期に具体化し実現していくためには、トヨタグループの総合力を最大限発揮できる体制づくりが喫緊の課題となっています。   これまで、トヨタグループの車両メーカーは全世界に向けてトヨタ・レクサス車を展開するために、リソーセス面を中心に、トヨタ自動車をサポートするという役割を担ってきました。今後は、全世界のお客様のニーズにスピーディーに応えていくために、トヨタグループの車両メーカー各社がこれまでの得意領域や強みを活かせる様、位置づけを再定義した上で役割を明確化し、ブランドメーカー・ボデーメーカー・トヨタ自動車それぞれが、以下のように強みを磨きながらグループの総合力を最大化していきます。   【ブランドメーカー】    ダイハツ工業株式会社は軽自動車や低価格小型車を、日野自動車株式会社は積載系のトラック・商用車を、それぞれ中心として自社ブランド事業を展開する一方で、トヨタ自動車の事業サポートにも大きなリソーセスを投入してきました。    今後は、それぞれのブランドを支持していただく全世界のお客様のニーズに応えていくため、自社ブランドの商品・サービスに一層磨きをかけ、グローバルに展開していきます。加えて両社ともに、トヨタ自動車との間で車両や技術などの相互補完・連携を拡充していきます。   【ボデーメーカー】    トヨタ車体株式会社はミディアムクラスのミニバン・商用車・SUV(フレーム付)、関東自動車工業とセントラル自動車株式会社はコンパクトクラス、トヨタ自動車九州株式会社はレクサス及びトヨタラージクラスについて、車両の開発・生産の受託を中心に、トヨタ自動車と協業してきました。    今後は、トヨタ及びレクサスブランド事業においてトヨタ自動車との連携をさらに深め、トヨタグローバルビジョンの達成に向けた4つの戦略を具体化するために、これまで得意としてきた担当車種領域で、企画・開発〜生産を一貫して主体的に担当していきます。加えて海外向車両の開発や生産準備の支援をするとともに、車両周辺事業の海外展開に向けた機能強化を進めていきます。   【トヨタ自動車】    トヨタ自動車は、レクサス車・グローバルカーなどの車両を担当するとともに、次世代環境車開発、高効率ガソリンエンジン開発、HVラインナップ拡充といった次世代分野・新領域の取り組みを強化していきます。また、スマートグリッド、新モビリティといったクルマの新しい付加価値の創出・展開に向けた役割を果たしていきます。   このように、車両メーカーの位置づけと役割を明確にした上で、各社が一体となってそれぞれ主体的に取り組むことが、トヨタグループの総合力を高め、トヨタグローバルビジョンの達成に.がっていくと確信しております。   トヨタグローバルビジョン達成に向けた4つの戦略のうち、トヨタ自動車は関東自動車工業に対し、主に「商品戦略」「供給戦略」において、従来の位置付けを大きく越えた役割を期待しています。「商品戦略」においては、お客様ニーズに合った良品廉価なクルマをタイムリーに提供すべく、同社は、担当車種領域における企画・開発〜生産を一貫して主体的に担当していきます。また、「供給戦略」においては、同社が東北地方に拠点を置くグループ各社と一体となって、中部・九州に次ぐ国内第三のクルマづくりの拠点となる東北で中心的役割を担っていきます。さらにクルマづくりの実力に磨きを掛け、グローバルトヨタの海外生産事業の支援も拡大していきます。   今回トヨタ自動車の完全子会社となる予定の関東自動車工業は、昭和17年に横須賀市に設立された株式会社海雄会を昭和21年に関東電氣自動車製造株式会社と社名変更し、再発足しました。昭和24年には、トヨペットSBP型セダンの生産を始め、翌25年には、関東自動車工業株式会社と社名変更した上で、トヨペットボデーの製造に全面切替を行いました。その後、昭和42年に東富士工場を、平成5年に岩手工場を開設したほか、昭和50年代初頭には、トヨタオフィス・ホームの生産を開始、平成18年には、ブラジルに部品製造会社を設立するなど業容の拡大を図ってきました。   この間、昭和29年にトヨタ自動車工業株式会社(現、トヨタ自動車)が資本参加し、平成12年には実質基準でトヨタ自動車の連結子会社となり、さらに平成15年にはトヨタ自動車が発行済株式数の50.46%(間接所有含む)を保有し、米国会計基準でも連結子会社となるなど、両社は着実に関係を深めてまいりました。   関東自動車工業は、これまで数多くのトヨタ車の開発〜生産を担当し、トヨタ自動車の海外生産車両の開発や生産の支援、部品生産事業などを通じて、トヨタグループの国内・海外事業展開に大きく貢献してまいりました。   このような中、関東自動車工業は、トヨタグローバルビジョンのコンセプトを踏まえ、「コンパクト車を中心にグローバル視点で、車両・ユニットの企画・開発〜生産を一貫して担当する総合車両メーカーになる」という、新たなビジョンを策定いたしました。そのビジョンでは、「コンパクト車をグローバル視点で主体的に担当し、海外への展開支援にも貢献できる企業へ変革」し、「東北地方を拠点とする三社が強力に連携し、モノづくり拠点となる」という取り組みを掲げております。今後、関東自動車工業は、これまでの取り組みや強みを活かし、以下のとおり、従来以上にトヨタグループ内で主体的な役割を果たしてまいります。   〔1〕コンパクト車を中心に自ら企画・提案・実行していくための機能強化     関東自動車工業は、これまでトヨタ自動車より個々の車両ごとに、開発や生産の受託を行ってきましたが、今後はトヨタブランドのコンパクト車両を企画の段階から主体的に担当し、派生車なども含めたシリーズ単位で、お客様が望むクルマをスピーディーに企画・提案し、効率的に開発することを目指します。また、開発・調達・生産の各分野が一体となった地場調達の拡大など、グローバルで競争力のあるコンパクト車づくりに取り組んでまいります。さらに、グローバルな視点で、もっといいクルマづくりに向けたお客様ニーズ調査等のマーケティング活動や、商品力向上のための技術開発など、トヨタ自動車の商品戦略と一体となった取り組みを進めてまいります。   〔2〕グローバルでのコンパクト車づくり支援の拡大     関東自動車工業は、これまで培ってきたコンパクト車づくりの実力を活かし、より広範囲に海外生産車両の開発〜生産の支援に取り組んでまいります。     グローバルでお客様ニーズにお応えできるコンパクト車の開発や、クルマづくりのノウハウを活かした海外生産事業の支援活動を進めるとともに、海外での部品生産事業などを通じて、トヨタグループの海外展開に積極的に貢献してまいります。この実現のため、トヨタ自動車やグループの海外法人と緊密に連携した取り組みを進めてまいります。   このように、関東自動車工業はこれまでのような、トヨタ車の開発〜生産をサポートするという役割から、東北でのクルマづくりの拠点として、コンパクト車の企画・開発〜生産を一貫して主体的に行うことに加え、海外生産事業の支援が拡大するなど、位置づけが大きく変わります。その実現に向けては、トヨタ自動車の経営戦略の一翼を担う企業として、マーケティングや商品戦略、海外事業を含めた供給戦略等を策定・実践するなど、従来以上にトヨタ自動車との緊密な関係が必要となります。こうしたことから、トヨタ自動車と関東自動車工業は、両社間の意思決定の迅速化と責任の明確化を図るため、トヨタ自動車による関東自動車工業の完全子会社化が最適と判断いたしました。 (2)三社統合協議の目的   関東自動車工業は、東北を中部、九州に次ぐトヨタ国内第三のものづくりの拠点とすべく、宮城県でコンパクト車を中心に生産しているセントラル自動車、ならびに同県で足回り部品・電子ユニット部品などを生産しているトヨタ自動車東北との統合に向け、協議を開始します。   グローバルで競争力あるコンパクト車を提供する「総合車両メーカー」に変貌していくには、車両・ユニット一体となったモノづくり改革が急務となっています。具体的には、東北圏のサプライヤーと一体となった効率的な生産や、ユニットを含めたクルマ全体の効率的かつスピーディーな開発が重要となります。これらの改革の実現に向け、三社は、会社の枠を越え一体運営していく必要があるとの共通認識に立ち、合併というスキームを検討していきます。   今後、本株式交換により関東自動車工業がトヨタ自動車の完全子会社となることを前提に、平成24年7月を目標とする三社統合に向け、「統合準備委員会」を立ち上げ、合併の条件等を協議していく旨、関東自動車工業、セントラル自動車及びトヨタ自動車東北の間で基本合意しております。   今回のトヨタ自動車による関東自動車工業の完全子会社化により、トヨタ自動車は、トヨタグローバルビジョン達成に向けた体制整備がなされる一方で、関東自動車工業は、コンパクト車を中心にトヨタグループの経営戦略の中核を担う重要な位置づけの企業となります。今後、両社が従来以上に企業理念やビジョンを共有し、互いに成長しながら一体となって高度な課題に対応していくことが、両社の企業価値向上に.がるものと考えています。(略)
 
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