DHL／1億ﾕｰﾛを投資し､ｱｼﾞｱのｴｱﾈｯﾄﾜｰｸを強化｜物流ﾆｭｰｽ

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■DHL／1億ﾕｰﾛを投資し､ｱｼﾞｱのｴｱﾈｯﾄﾜｰｸを強化

DHL､1億ﾕｰﾛを投資し､ｱｼﾞｱのｴｱﾈｯﾄﾜｰｸを強化

ｴｱﾎﾝｺﾝにより運航されるB747-400型BCF
国際ｴｸｽﾌﾟﾚｽとﾛｼﾞｽﾃｨｸｽ業界のｸﾞﾛｰﾊﾞﾙﾘｰﾀﾞｰであるﾃﾞｨｰ･ｴｲﾁ･ｴﾙ（以下､DHL）は､1億ﾕｰﾛを投資し､ｱｼﾞｱの航空ﾈｯﾄﾜｰｸでﾎﾞｰｲﾝｸﾞ747-400型ｺﾝﾊﾞｰﾃｨｯﾄﾞ･ﾌﾚｲﾀｰ（BCF: Boeing Converted Freighter）3機の使用を開始します｡最大貨物積載量が100ﾄﾝのB747-400型BCF 3機は､ｷｬｾｲﾊﾟｼﾌｨｯｸ航空とDHLのｼﾞｮｲﾝﾄﾍﾞﾝﾁｬｰであるｴｱﾎﾝｺﾝにより運航される予定で､貨物量が多い東京－香港間､ｼﾝｶﾞﾎﾟｰﾙ－香港間､上海－香港間の3つの路線で週6日稼動します｡現状､東京－香港間および上海－香港間においては､最大貨物積載量が45ﾄﾝであるA300-600GF型2機が運航されています｡これらのA300-600GF型2機は､2011年9月までに北京－香港間およびﾏﾆﾗ－香港間の週5日の路線に投入され､同路線で使用している現状の積載量24ﾄﾝのB727－200F型機は引退します｡DHL Express ｱｼﾞｱ太平洋地区の新CEOに就任したｼﾞｪﾘｰｼｭｰは､次のように述べています｡｢現在運航されている貨物機の中でも最大となるB747-400型BCF 3機に対する1億ﾕｰﾛの投資は､私たちの貨物輸送能力､ｴｱﾈｯﾄﾜｰｸの接続性､ｻｰﾋﾞｽの信頼性を向上します｡今回の投資は､私たちが事業に対し取る明確なﾏｰｹｯﾄ主導型のｱﾌﾟﾛｰﾁから判断するに､DHLのｱｼﾞｱ･ｴｱﾈｯﾄﾜｰｸにおいて重要なｽﾃｯﾌﾟｱｯﾌﾟであると確信しています｡お客様の近くにいること､すなわちお客様が何を求めているかを理解し､機会を逃さず､戦略的な投資を行うために備えること､それが市場における私たちのｼｪｱを継続的に伸ばし､業界の中で最高ｸﾗｽのｻｰﾋﾞｽを提供することを可能にしています｡｣ﾃﾞｨｰ･ｴｲﾁ･ｴﾙ･ｼﾞｬﾊﾟﾝ株式会社代表取締役社長の山川丈人は､｢ｱｼﾞｱとの貿易が世界の経済成長を牽引する中でも､特に日中間ﾙｰﾄは､日本･世界経済を動かす重要路線です｡成田･香港間路線で搭載量が2倍となったことは､日本のお客様による中国市場へのｱｸｾｽを強力にｻﾎﾟｰﾄすることを可能とし､DHLの中長期的戦略上も重要な布石であると考えます｡私たちは､今回の投資を最大限活用し､引き続きﾈｯﾄﾜｰｸ､人材育成､ｻｰﾋﾞｽの強化に努め､国際ｴｸｽﾌﾟﾚｽのﾘｰﾃﾞｨﾝｸﾞ企業として､お客様に最初に選ばれる会社となることを目指します｡｣と述べています｡ｱｼﾞｱ太平洋地区への投資を継続DHLは､南中国および香港から北ｱﾒﾘｶへのｻｰﾋﾞｽの需要拡大に対応し､香港－ｼﾝｼﾅﾃｨにおいて大陸間翌日輸送を実施することを最近発表しており､今回のｴｱﾈｯﾄﾜｰｸへの投資は､それに続くものです｡お客様はこれにより､香港および珠江ﾃﾞﾙﾀ地域においては､より遅い時間の集荷のご利用そして北ｱﾒﾘｶへの翌日配送が可能です｡また2012年上半期に開設予定の北ｱｼﾞｱﾊﾌﾞに対する 1億7千5百万ﾄﾞﾙ(1億2千万ﾕｰﾛ)の投資も予定通りに進められています｡上海浦東国際空港内の88,000平方ﾒｰﾄﾙの土地に建設される予定の同ﾊﾌﾞの面積は57,000 平方ﾒｰﾄﾙで､最新の貨物自動仕分け装置が装備されます｡本年の5月には､あらゆる産業のｴｸｽﾌﾟﾚｽｻｰﾋﾞｽに対するﾆｰｽﾞを満たすべく､DHLの国際的な専門知識および輸送能力に焦点を当てた新しいｸﾞﾛｰﾊﾞﾙ規模のﾏｰｹﾃｨﾝｸﾞｷｬﾝﾍﾟｰﾝを開始しています｡ｼﾞｪﾘｰｼｭｰは次のように述べています｡｢私たちは引き続き､ｱｼﾞｱ太平洋地区に大きな潜在的可能性があるとみています｡DHLは同地区で40年以上の事業の歴史があり､さまざまな地域で国際ｴｸｽﾌﾟﾚｽのﾊﾟｲｵﾆｱとしての役割を果たしてきました｡充実したｲﾝﾌﾗ資産を維持し今後の継続的な投資を行うことにより､私たちはお客様に選ばれる企業となるための努力を今後も惜しみません｡

ｴｱﾎﾝｺﾝにより運航されるB747-400型BCF