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■日本電気/マレーシアの郵便事業者に郵便自動化システムを納入
NEC、マレーシアの郵便事業者に郵便自動化システムを納入
2011年6月23日日本電気株式会社





ポスマレーシアに納入した郵便自動化システム

NECは、マレーシアの郵便事業者であるPOS Malaysia Berhad(ポスマレーシア 注1)に、郵便自動化システムを納入しました。本システムは、マレーシア セランゴール州 シャー・アラムに新設された「ナショナル・メール・パーセル・ハブ局(NMPH)」に設置され、本年6月21日の開局式典にあわせて本格稼働を開始しました。今回納入したシステムは、各地域から収集した郵便物を形状に応じて分類・押印し、宛先住所を認識して配達地域ごとに区分する一連の作業を自動化するものです。またNECは、過去に近隣地域のメールセンターに納入され、継続稼働中のシステムのNMPHへの移設、ならびに新システムとの統合についても担当しました。新システムの導入により、ポスマレーシアは従来4ヶ所のメールセンターで分散処理していた郵便物を、NMPH1ヶ所で処理することが可能となり、同社の事業効率化に大きく貢献します。NECが納入したシステムの構成および特長は、次のとおりです。

1. 郵便物自動選別取り揃え押印機:1台
郵便物を形状に応じて分類し、切手の位置を揃えた上で押印する装置。

2. レター区分機:6台
手紙やはがきなどの郵便物を、配達地域にあわせて区分する装置。毎時4万1千通の速度で郵便物を処理できる、世界最高クラスの性能を実現。

3. 大型・薄物郵便物区分機(フラットソータ):1台
レター区分機では取り扱えない、大型郵便、雑誌、カタログ等の郵便物を、毎時2万2500通の速度で区分する装置。

4. 統合OCR(光学文字読取認識)/VCR(画像打鍵)システム:1式
レター区分機・フラット区分機で読み取った郵便物の画像から、宛先住所を自動的に認識し、宛先情報を区分機に転送するシステム。1秒間に70通の速度で数百万件の住所データベースとの照合を行い、90%以上の読み取り性能で識別することが可能。また、欧州CEN規格(注2)に基づくインターフェースを採用しており、高い拡張性を実現。

今回NECが納入したシステムは、2007年6月に香港政府・香港郵政から受注した郵便自動化システム更新プロジェクトと並び、アジア地域では最大規模のものになります。NECは1961年より郵便自動化システム事業を展開しており、世界50ヶ国以上の郵便事業者にシステムを納入しています。今回のマレーシアでの実績を活かし、今後も世界各国における郵便物処理の効率化に貢献していきます。
以上
(注1)
代表:Dato'Syed Faisal Albar、本社:クアラルンプール (注2)
欧州CEN規格:1961年に欧州18ヶ国の標準化機関が参加し創設。1982年からは、非電気分野担当のCENと電気分野担当のCENELECとの共同体制となっている。
 
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