日本ﾋｭｰﾚｯﾄ･ﾊﾟｯｶｰﾄﾞ／神戸製鋼所｢製鋼地区統括ﾌﾟﾛｺﾝｼｽﾃﾑ｣の新ｼｽﾃﾑを稼働開始｜物流ﾆｭｰｽ

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■日本ﾋｭｰﾚｯﾄ･ﾊﾟｯｶｰﾄﾞ／神戸製鋼所｢製鋼地区統括ﾌﾟﾛｺﾝｼｽﾃﾑ｣の新ｼｽﾃﾑを稼働開始

神戸製鋼所　加古川製鉄所｢製鋼地区統括ﾌﾟﾛｺﾝｼｽﾃﾑ｣の新ｼｽﾃﾑを稼働開始～ＨＰ　Ｉｎｔｅｇｒｉｔｙ　ＮｏｎＳｔｏｐｻｰﾊﾞｰとＪａｖａを組み合わせた次世代ﾌﾟﾛｺﾝｼｽﾃﾑを構築～　株式会社神戸製鋼所（兵庫県神戸市中央区､代表取締役社長：佐藤廣士､以下神戸製鋼）､株式会社神鋼ｴﾝｼﾞﾆｱﾘﾝｸﾞ＆ﾒﾝﾃﾅﾝｽ株式会社（兵庫県神戸市灘区､代表取締役社長：田中毅､以下神鋼ＥＮ＆Ｍ）､株式会社ＣＳＫ（本社：東京都港区､代表取締役社長：中西毅､以下ＣＳＫ）と日本ﾋｭｰﾚｯﾄ･ﾊﾟｯｶｰﾄﾞ株式会社（東京都江東区､代表取締役　社長執行役員：小出伸一､以下日本ＨＰ）の４社は､神戸製鋼加古川製鉄所の製造ﾗｲﾝをｺﾝﾄﾛｰﾙする｢製鋼地区統括ﾌﾟﾛｺﾝｼｽﾃﾑ｣（注１）を､高い安定性を持つＨＰ　Ｉｎｔｅｇｒｉｔｙ　ＮｏｎＳｔｏｐｻｰﾊﾞｰとＪａｖａ（注２）を組み合わせて構築し､４月より稼働を開始したことを発表します｡１．新ｼｽﾃﾑ構築の背景と体制　神戸製鋼は｢製鋼地区統括ﾌﾟﾛｺﾝｼｽﾃﾑ｣のうち､保守期限を迎える｢転炉管理ﾌﾟﾛｺﾝ｣と｢転炉制御ﾌﾟﾛｺﾝ｣をＷｅｂ型の次世代ﾌﾟﾛｺﾝｼｽﾃﾑで構築しました｡　なお､新ｼｽﾃﾑの構築にあたり､神戸製鋼はﾌﾟﾛｼﾞｪｸﾄ全体の推進､日本ＨＰはＨＰ　Ｉｎｔｅｇｒｉｔｙ　ＮｏｎＳｔｏｐｻｰﾊﾞｰを中心とするﾊｰﾄﾞｳｪｱの提供､ＣＳＫはｼｽﾃﾑ基盤の構築､ＣＳＫおよび神鋼ＥＮ＆Ｍは各種業務ｱﾌﾟﾘｹｰｼｮﾝの開発を担当しました｡２．ｼｽﾃﾑの特長　｢製鋼地区統括ﾌﾟﾛｺﾝｼｽﾃﾑ｣は､加古川製鉄所の操業の根幹となるｼｽﾃﾑです｡同ｼｽﾃﾑが停止した場合､加古川製鉄所全体の操業に大きな影響を及ぼすため､２４時間３６５日の連続運転が求められるｸﾘﾃｨｶﾙなｼｽﾃﾑであり､また経営戦略の変化に応じたｼｽﾃﾑ変更をﾀｲﾑﾘｰに行うための高い保守性･拡張性を求められます｡　同ｼｽﾃﾑの､｢徹底した可用性｣､｢信頼性向上｣により､不良休止の低減を実現しました｡（１）ＨＰ　Ｉｎｔｅｇｒｉｔｙ　ＮｏｎＳｔｏｐｻｰﾊﾞｰ＋ﾌﾞﾚｰﾄﾞｻｰﾊﾞｰの分散構成　製鋼工場の安定稼働を支えるため､業界最高水準の高可用性を実現する無停止ｻｰﾊﾞｰであるＨＰ　Ｉｎｔｅｇｒｉｔｙ　ＮｏｎＳｔｏｐｻｰﾊﾞｰを中心にｼｽﾃﾑを構成するとともに､操業設備ごとにｻｰﾊﾞｰを配置することで操業の独立性を確保しました｡また､万が一のｻｰﾊﾞｰ停止や､各種業務ｱﾌﾟﾘｹｰｼｮﾝのﾊﾞｰｼﾞｮﾝｱｯﾌﾟ時にｼｽﾃﾑを停止することのないようﾌﾞﾚｰﾄﾞｻｰﾊﾞｰを配置し､ｱｸﾃｨﾌﾞｽﾀﾝﾊﾞｲ構成（本番系と待機系の２系統を持つ）を実現することでｼｽﾃﾑ全体としての安定性を強化しました｡　これにより､操業上のﾛｽを低減することが可能になります｡（２）統合ＤＢ（ＮｏｎＳｔｏｐ　ＳＱＬ）によるﾃﾞｰﾀ集約　統合ＤＢとしてＨＰ　Ｉｎｔｅｇｒｉｔｙ　ＮｏｎＳｔｏｐｻｰﾊﾞｰの性能を最大限に引き出し､無停止運用が可能なＮｏｎＳｔｏｐ　ＳＱＬを利用することで､高可用性を維持しながら､ﾃﾞｰﾀの一元管理を行い､ﾃﾞｰﾀの分析､可視化を容易に実施できます｡　またﾃﾞｰﾀが発生する時点で保存し信頼性を高めています｡（３）Ｊａｖａによる開発（Ｗｅｂ化）　ｵﾌﾞｼﾞｪｸﾄ言語を使用しｼｽﾃﾑを構築することで､特定のＯＳ（ｵﾍﾟﾚｰﾃｨﾝｸﾞ･ｼｽﾃﾑ：基本ｿﾌﾄ）に依存せず､将来的にも保守性･拡張性が高いｼｽﾃﾑを実現しました｡　Ｗｅｂ化により､場所を選ばない操業情報を参照／解析が可能となり､ﾊｰﾄﾞｳｪｱの更新時にかかる大幅なｺｽﾄ低減にも寄与します｡（注１）ﾌﾟﾛｺﾝ　製造ﾌﾟﾛｾｽにおける機器制御や操作員への情報支援の役割を担っている計算機をﾌﾟﾛｾｽｺﾝﾋﾟｭｰﾀ（ﾌﾟﾛｺﾝ）と呼ぶ｡加古川製鉄所では､最上位のﾋﾞｼﾞﾈｽｺﾝﾋﾟｭｰﾀ（ﾋﾞｼﾞｺﾝ）を頂点に､ﾌﾟﾛｺﾝ､制御装置からなる３階層の構成をとっている｡（注２）Ｊａｖａ　強力なｾｷｭﾘﾃｨ機構や豊富なﾈｯﾄﾜｰｸ関連の機能が標準で用意され､ﾈｯﾄﾜｰｸ環境で利用されることを強く意識したﾌﾟﾛｸﾞﾗﾐﾝｸﾞ言語｡　※記載されている製品､ｻｰﾋﾞｽ名称､社名は該当する各社の商標または登録商標です｡以上