東部ﾈｯﾄﾜｰｸ／経常利益は前年比11･１％増（平成23年3月期第3四半期決算短信〔日本基準〕（非連結））｜物流ﾆｭｰｽ

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■東部ﾈｯﾄﾜｰｸ／経常利益は前年比11･１％増（平成23年3月期第3四半期決算短信〔日本基準〕（非連結））

平成23年3月期第3四半期決算短信〔日本基準〕（非連結）
単位･百万円
　　　　　　　　　　　　　　売上高　　　　　営業利益　　経常利益　四半期純利益23年3月期第3四半期　7,694 1.8 　　　614 13.2 　654 11.1 　388 12.722年3月期第3四半期　7,558 △6.6 　542 16.5　 589 16.3 　　344 23.7
（略）
（１）経営成績に関する定性的情報当第３四半期累計期間のわが国経済は､急速な円高や世界経済の減速に加えて政策効果の反動もあり､停滞感の強い景況となりました｡当貨物自動車運送業界は､景気低迷により貨物輸送量が減少し､事業者数も２年連続して減少傾向にあります｡さらに､安全対策や環境対策の社会的規制が強化され､厳しい状況下にあります｡
注）安全対策とは１）運輸安全ﾏﾈｼﾞﾒﾝﾄの徹底２）安全装置の設置（ﾄﾞﾗｲﾌﾞﾚｺｰﾀﾞｰ､ﾊﾞｯｸｱｲｶﾒﾗ､衝突軽減装置）３）ｱﾙｺｰﾙ検知器の備え付け環境対策とは１）低公害車の導入２）省ｴﾈ運転､ﾃﾞｼﾞﾀｺｸﾞﾗﾌの設置３）ｴｺﾀｲﾔの導入等当社はこのような状況下､ﾛｼﾞｽﾃｨｸｽ･ｲﾉﾍﾞｰｼｮﾝにより､成長分野である３ＰＬ事業（物流の一括受注）に積極投資を行っており､東部北陸物流ｾﾝﾀｰ（富山県）は､本年４月稼働を目途に建設が進んでおります｡さらに､この施設の竣工を機に３ＰＬ事業は､物流ｾﾝﾀｰの設置･構内荷役業務･輸送を受注することとしておりましたが､これに提携会社と開発いたしました情報･通信技術（ＩＣＴ）を組み込み､製造から輸送までの新ｼｽﾃﾑを３ＰＬ事業とし､当社もｿﾌﾄの開発･販売分野の事業に進出することといたしました｡加えて､第２弾として､東部海老名物流ｾﾝﾀｰ（神奈川県）も平成24年１月稼働を目途に建設工事が開始されましたので､同施設も新ｼｽﾃﾑのﾉｳﾊｳを活かす準備に入りました｡さらに当第３四半期累計期間は､貨物自動車運送事業､商品販売事業､不動産賃貸事業､その他事業の全事業にわたって､前第３四半期累計期間を上回る成績をあげることができました｡以上の結果､第３四半期累計期間の売上高は､7,694,889千円（前年同期比1.8％増）､営業利益につきましても燃料費や道路使用料の増加がありましたものの､一般管理費の削減や減価償却費の減少で614,570千円（前年同期比13.2％増）となり､経常利益も654,737千円（前年同期比11.1％増）となりました｡特別利益は､投資有価証券の売却で30,890千円の売却益を､特別損失につきましては､草加施設の再開発を行うために老朽化した保有施設の解体を決定し､22,190千円の減損損失が発生いたしました｡以上から､四半期純利益は､388,221千円（前年同期比12.7％増）となり､増収増益となりました｡
ｾｸﾞﾒﾝﾄ別の概況につきましては､以下のとおりであります｡（貨物自動車運送事業）･ﾊﾞﾙｸ輸送部門石油輸送は､燃料単価の上昇とともに節約志向が一段と高まり輸送量は減少傾向にありますが､新輸送ｼｽﾃﾑによる取込みによりほぼ前年同期並の売上を計上いたしました｡化成品輸送につきましては､引続き中国やｱｼﾞｱ需要が旺盛で､輸送力を増強し対応しておりますので大幅な増収となりました｡ｾﾒﾝﾄ輸送は､業界全体として減産体制下にありますが､限られた大型公共工事の資材輸送を受注し増収となりました｡以上により､ﾊﾞﾙｸ輸送部門の売上高は前年同期比10.6％増となりました｡
･清涼飲料､びん･容器輸送部門清涼飲料輸送は､第１四半期の天候不順による減収に加えて､荷主がｻﾌﾞｾﾝﾀｰ（東部海老名物流ｾﾝﾀｰ竣工までの補完施設）の設置や輸送ﾙｰﾄの見直し等による合理化で減収になりました｡びん･容器輸送は､新規輸送の受注に加えて､洋酒ﾌﾞｰﾑや健康維持･増進のための機能性飲料容器の出荷が順調で増収となりました｡以上により､清涼飲料､びん･容器輸送部門の売上高は前年同期比0.4％減となりました｡
･その他輸送部門その他輸送は小型車が中心の業務で､新規輸送業務の受注もありましたが､既存荷主が不況による事業撤退をいたしましたので減収となりました｡以上により､その他輸送部門の売上高は､前年同期比0.8％減となりました｡この結果､関連業務の荷役作業収入を含め､当事業の売上高は､5,018,577千円（前年同期比1.5％増）となり､ｾｸﾞﾒﾝﾄ利益は424,671千円となりました｡
（略）