玉井商船／売上高は前年比３１･６％増（平成23年3月期第3四半期決算短信〔日本基準〕（連結））｜物流ﾆｭｰｽ

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■玉井商船／売上高は前年比３１･６％増（平成23年3月期第3四半期決算短信〔日本基準〕（連結））

平成23年3月期第3四半期決算短信〔日本基準〕（連結）
単位･百万円
　　　　　　　　　　　　　　　　売上高　　　営業利益　経常利益　四半期純利益23年3月期第3四半期　5,313 31.6 　　　853 ― 　　440 ― 　　244 ―22年3月期第3四半期　4,037 △35.8 　△58 ― 　△139 ― 　△93 ―
（略）
(1) 連結経営成績に関する定性的情報
当第３四半期連結累計期間に於ける世界経済は､先進国で景気回復がもたついたものの､中国､ｲﾝﾄﾞ､ﾌﾞﾗｼﾞﾙ等の新興国で高成長が続き､世界全体で新興国に牽引される形で緩やかな回復が続きました｡一方､わが国経済は､新興国向けへの輸出好調や政策効果による耐久消費財の販売好調などを背景に景気は回復しつつも､夏場を過ぎてから対米ﾄﾞﾙで円高が急進し輸出の増勢が鈍化､政策効果の一巡などをうけて景気回復の勢いが一段と緩やかになりました｡外航ﾄﾞﾗｲﾊﾞﾙｸ船の海運市況は､ｹｰﾌﾟｻｲｽﾞ型で中国の鉄鉱石輸入量の鈍化による荷動き量の減少と新造船の竣工圧力をうけて７月頃から下落し始め､９月には一旦持ち直したもののその後再び下落し低迷が続きました｡ﾊﾟﾅﾏｯｸｽ以下の船型では､期間を通し比較的堅調に推移したものの大型船と同様に新造船の竣工圧力から11月頃から下落し始め低迷が続きました｡このような状況下､当社ｸﾞﾙｰﾌﾟの外航海運部門では､当第３四半期連結累計期間を通し燃料油の高止まりと対米ﾄﾞﾙが円高へ推移するというﾏｲﾅｽ要因もありましたが､堅調に推移したﾊﾝﾃﾞｨﾏｯｸｽ型の市況を背景に高採算のｽﾎﾟｯﾄ･ｶｰｺﾞ等を獲得できたことや効率的な輸送に努めた結果､対前第３四半期連結累計期間比では大幅な増収､増益となりました｡一方､内航海運部門では､国内景気の緩やかな回復から内航貨物の荷動き量が僅かながら回復したもの収益の大幅な改善には至りませんでした｡当社ｸﾞﾙｰﾌﾟ全体では､前第３四半期連結累計期間比で大幅な増収､増益となりましたが､連結子会社であるT.S. Central Shipping Co., Ltd.が所有する船舶３隻を代替建造する目的で締結したｺﾐｯﾄ型ｼﾝｼﾞｹｰﾄ･ﾛｰﾝ契約に係る組成手数料などが発生したため､経常損益以下の各段階損益は小幅な利益となりました｡この結果､営業収益は5,313百万円（対前第３四半期連結累計期間比1,275百万円､31.6%増）､営業利益は853百万円（前第３四半期連結累計期間58百万円の営業損失）､経常利益は440百万円（前第３四半期連結累計期間139百万円の経常損失）､また四半期純利益は244百万円（前第３四半期連結累計期間93百万円の四半期純損失）となりました｡
ｾｸﾞﾒﾝﾄの業績を示すと､次のとおりであります｡･外航海運業支配船舶による国内向けﾎﾞｰｷｻｲﾄ､北米からの輸入穀物や南米からの水酸化ｱﾙﾐなどの輸送を行い､運航採算の向上に努めました｡営業収益は､円高による影響が大きかったものの､５月に竣工した新造船等で航海数が増加したことで､4,220百万円となりました｡営業費用は､燃料油価格の上昇や航海数が増加したことによる運航費の増加､短期用船による借船料の増加などがあり､全体として増加しました｡以上の結果､営業利益は､1,161百万円となりました｡
･内航海運業所有船によるﾎﾞｰｷｻｲﾄ残渣輸送､定期用船２隻による水酸化ｱﾙﾐなどの輸送､所有船１隻による重油輸送を行い､安全輸送と効率配船に努めるとともに､所有船１隻の定期貸船により安定収益の確保を図りました｡営業収益は､内航貨物の荷動き量が僅かながら回復したものの大幅な収益改善には至らず､978百万円となりました｡営業利益面では､定期用船１隻が減少したことによる借船料の減少などにより､93百万円の営業利益となりました｡
･その他不動産賃貸事業並びに保険代理店事業においては､営業収益は､114百万円､営業利益は､36百万円となりました｡
（略）