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■郵船ロジスティクス/経常利益は前年比109・3%増(平成23年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結))
平成23年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
単位・百万円
                売上高      営業利益    経常利益    四半期純利益23年3月期第3四半期 121,667 40.1   4,007 167.4   4,831 109.3   2,861 125.122年3月期第3四半期 86,866 △36.5  1,499 △67.5  2,309 △58.0  1,271 △58.2
(略)
@ 当第3四半期の概況当第3四半期(3か月)における世界経済は、各国における主な景気対策の段階的終了や在庫の一巡等により、景気回復ペースが緩やかなものとなりました。米国においては依然として雇用情勢及び住宅市場に目立った回復が見られず、また欧州も金融不安に対する緊縮財政政策の影響により、低成長が続きました。一方、アジアにおいては、中国・インドを中心として旺盛な内需の下支えにより堅調な経済成長が見られました。日本経済は、堅調なアジア経済に伴う外需の増加はあったものの、政府の景気対策の段階的終了や円相場の高止まり及び輸出の増勢鈍化を背景に、景気回復に鈍化が見られました。このような状況の下、国際航空貨物市場はアジアにおいては堅調な荷動きが続いております。一方、日本発の航空貨物輸送につきましては主に海外市場における在庫一巡や円高の影響により、第2四半期に比べ輸出貨物取扱量の勢いに陰りが見られました。当社グループにおきましては、海外の取扱いは総じて堅調に推移しましたが、南アジア・オセアニアにおいては生産調整等の影響もあり取扱いに停滞感がみられました。日本においても、デジタル家電部品等の取扱い減少により低調な荷動きとなりました。例年はピークシーズンとなる当第3四半期(3か月)の仕入航空運賃は、輸送スペースに逼迫感がなく、大きな上昇は見られませんでした。
(略)
A セグメントの業績1.日本航空輸出は、欧州向けの事務機器関連品やアジア向けの建設機器関連品の取扱いがあったものの、第2四半期からの急激な円高進行や海外市場における在庫復元の一巡等に伴う欧米向けの荷況鈍化が当第3四半期(3か月)に入りより顕著なものとなり、貨物取扱量は前年同四半期(3か月)比13.9%と減速いたしました。航空輸入は、米州発の医療機器関連品や欧州発のボジョレーヌーボーの取扱いがありましたが、アジア発の半導体関連品・衣料品等の取扱いに減速感が見られ、取扱件数は前年同四半期を下回るものとなりました。海上貨物は、10月にNYKロジスティックスジャパン株式会社から事業の譲受け等により、これまでの精密機器の輸出や医療機器の輸入に加え、アジアからの衣料品の輸入が始まる等取扱品目の幅は拡がったものの、想定を下回る取扱件数に留まりました。なお、当第3四半期(3か月)は仕入航空運賃の上昇に対し顧客への運賃修復に努めた一方で、事業統合や本社移転に関わる費用が発生しました。この結果、当第3四半期の国内連結子会社を含めた営業収益は57,976百万円(前年同四半期比31.2%増)、セグメント利益(営業利益)は398百万円(同52.6%減)となりました。
2.米州航空輸出は、第2四半期から続くアジア通貨に対するドル安傾向も手伝い、アジア諸国向けの自動車関連部品や半導体関連品、日本向けには、グループ全体で販売増強を推進している医療機器関連品を取扱う等、貨物取扱量は前年同四半期実績を大幅に上回りました。航空輸入は、電子部品、デジタル家電品や半導体関連品が好調に推移した他、航空輸出同様に自動車関連部品も安定した取扱いとなり、前年同四半期実績を上回る取扱件数となりました。海上輸出は、航空貨物同様に自動車関連部品の出荷が順調に推移した他、プラント関連品の取扱いもあり堅調な取扱件数となりました。海上輸入は、得意とする自動車関連部品の取扱いに加え、新規に中国発北米向けのガラス基板の取扱いが始まったこと等により、前年同四半期実績を上回る取扱いとなりました。
この結果、当第3四半期の営業収益は10,174百万円(前年同四半期比33.3%増)、セグメント利益(営業利益)は579百万円(前年同四半期は営業損失263百万円)となりました。なお、1ドルあたりの円換算レートは、当第3四半期が87.46円、前年同四半期が95.01円であります。
3.欧州航空輸出は、アジア通貨に対するユーロ安傾向も手伝い、アジア向けを中心に自動車関連部品や医療機器及び医薬品が安定した取扱いとなりました。また、フランス発日本向けのボジョレーヌーボーの出荷も後押しして、貨物取扱量は前年同四半期を大幅に上回る好調なものとなりました。航空輸入は、上半期の取扱件数を牽引していた薄型テレビ関連品の取扱いは減少したものの、アジア発の事務機器関連品やデジタルカメラの取扱いが堅調に推移し、航空輸出同様に前年同四半期実績を上回る取扱件数となりました。海上輸出は、航空輸出と同様に自動車関連部品が堅調に推移した他、医療機器関連品の取扱いにも支えられ前年同四半期実績を大きく上回る取扱いとなりました。海上輸入は、中国発の自動車関連部品やアジア発の家具、電気機器の取扱いが堅調に推移いたしました。この結果、当第3四半期の営業収益は11,255百万円(前年同四半期比34.6%増)、セグメント利益(営業利益)は438百万円(前年同四半期は営業損失525百万円)となりました。なお、1ユーロあたりの円換算レートは、当第3四半期が114.11円、前年同四半期が129.46円であります。
4.東アジア航空輸出は、事務機器関連品の取扱いが底固いことに加え、自動車関連部品や電子機器関連品のスポット等大口出荷の取扱いがありました。一方、日本や欧米の消費低迷の影響もあり、主要品目であるパソコン関連品やデジタル家電品の取扱いは落ち着いたものとなりました。またピークシーズンとなる当第3四半期(3か月)の仕入航空運賃が例年のように高騰しなかったことも収益性の改善に寄与しました。航空輸入は、日本からの薄型テレビ関連品の取扱いが減少傾向にあったものの、中国国内の需要回復によるデジタル家電品やパソコン関連品等の取扱いもあり、前年同四半期をやや上回る取扱件数となりました。海上輸出は、中国向けのゲーム機器関連品やアジア域内向けの液晶テレビ用のガラス基板や二輪車関連品等を中心に堅調だったこともあり、取扱いは増加しました。海上輸入は、海上輸出と同様に、電子部品等アジア域内からの貨物を中心に安定した取扱いとなりました。この結果、当第3四半期の営業収益は24,567百万円(前年同四半期比65.6%増)、セグメント利益(営業利益)は1,505百万円(同159.6%増)となりました。
5.南アジア・オセアニア航空輸出は、欧米向けのデジタル家電品やアジア域内への事務機器関連品を中心に取扱いがあったものの、部材在庫増による生産調整もあり、取扱いは前年同四半期をやや上回るものに留まりました。航空輸入は、アジア域内でのデジタル家電品や自動車関連部品の安定した取扱いがあったものの、航空輸出同様に生産調整による部材輸入減もあり、取扱件数は前年同四半期をやや上回るものとなりました。海上輸出は、デジタル家電品やアジア域内や中近東向けの自動車関連部品、韓国や日本向けの液晶テレビ用のガラス基板を取扱いました。海上輸入は、海上輸出と同様にデジタル家電品やアジア域内での自動車関連部品を中心に取扱いが増加しました。この結果、当第3四半期の営業収益は20,076百万円(前年同四半期比51.2%増)、セグメント利益(営業利益)は1,096百万円(同25.7%増)となりました。
(略)
 
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