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■サントリー食品インターナショナル/原材料調達や製造・R&D分野でグループ間協力強化 |
サントリー食品インターナショナル株式会社2011年事業方針 サントリー食品インターナショナル(株)は、本年1月1日から国内外の事業会社が一体となった新体制に移行し、社名変更を行いました。新体制のスタートにあたり、中期目標・中期ビジョンならびに2011年事業方針を策定しました。 1.中期目標・中期ビジョン 【中期目標】 2020年 サントリー食品インターナショナル(株) 総売上高2兆円【中期ビジョン】 (1)既存ビジネスエリアにおけるコアブランドの強化 (2)グループシナジーの実現 (3)新規ビジネスの開拓 当社は、日本国内の飲料事業はもとより「Frucor(フルコア) Group」「Orangina Schweppes(オランジーナ シュウェップス) Group」「Cerebos Pacific(セレボス パシフィック) Limited」「Pepsi Bottling Ventures(ペプシ ボトリング ベンチャーズ) LLC」などの海外事業会社を傘下に治めています。当社を取り巻く経営環境が急速に変化している中、グループが一体となって、飲料事業のさらなる成長とグローバルな競争力の強化を図ります。 中期ビジョン(1)既存ビジネスエリアにおけるコアブランドの強化日本、ニュージーランド・オーストラリア、フランス・スペインを中心とした欧州各国、さらに東南アジア、米国など現在展開しているエリアでの着実な事業成長を図ります。その原動力として、特に各社のコアブランドのさらなる強化に注力します。 (2)グループシナジーの実現国内飲料事業と海外事業各社との連携の強化をはじめ、各社のブランドをグループ内の新たな市場で展開するグループシナジーを実現します。また、原材料の共同調達による効率化、R&D・製造面での交流による技術力の向上などを推進していきます。 (3)新規ビジネスの開拓未開拓エリアへの進出など、飲料ビジネスにおけるチャンスを的確に捉え新規ビジネスに繋げていきます。M&Aも視野に入れ、あらゆる可能性を積極的に模索していきます。 以上の中期ビジョンに基づく活動を通じて、人材・技術・ビジネスノウハウの育成強化を図り、2020年には売上高2兆円を目指します。 2.2011年事業方針 2011年は中期ビジョンの実現に向けた初年度として、 I. 国内飲料事業では戦略ブランドに集中した活動や新たなビジネス領域での需要創造を行います。 II. 海外飲料事業では各国でのコアブランドのさらなる強化やグループ間のシナジー創出を行います。 これにより、本年度は売上高9,798億円を目指します。 2−I.国内飲料事業 ■戦略ブランドのさらなる強化■新たな領域での需要創出 2010年の国内の清涼飲料総市場は、対前年102%と推定されます。その中でサントリー食品インターナショナル(株)の国内飲料事業は販売数量3億7,470万ケース(対前年106%)で、1993年以来18年連続前年超えとなりました。2010年は基幹ブランドの強化を図るとともに、様々なカテゴリーにおいて新商品を投入しました。その結果、主力ブランドである「BOSS」「サントリー天然水」「サントリー ウーロン茶」などが前年を超える販売実績を達成しました。また「ニチレイ アセロラ」シリーズが対前年2.5倍となる600万ケース、「なっちゃん」「C.C.レモン」も対前年約2割増と大幅に伸長しました。2011年は、戦略ブランドの強化に注力するとともに新たなビジネス領域での需要創出に取り組みます。 「BOSS」2010年は缶コーヒー市場が対前年97%と推定される中、「BOSS」は既存アイテムの好調と新商品の投入により、対前年106%と大きく伸長しました。2011年は、「贅沢微糖」「レインボーマウンテン」などの主力商品の強化に加え、「ボス ハーフ&ハーフ −砂糖不使用−」「ボス 缶珈琲職人 洗練の極み」を投入するなど新商品による需要喚起を図ります。また、「ボス シルキーブラック」(300gボトル缶)をリニューアルし、ボトル缶における「BOSS」のポジションをさらに向上させます。2011年は、7,680万ケース(対前年101%)の販売を目指します。 「伊右衛門」2010年は無糖茶市場が前年並みと推定される中、「伊右衛門」も同様の実績となりました。2011年は「伊右衛門」「伊右衛門 濃いめ」のリニューアルを実施します。「伊右衛門 濃いめ」については容量ごとに味わいを変えるなど、きめの細かいマーケティング活動を展開し、「伊右衛門」第2の柱に育成していきます。2011年は、4,880万ケース(対前年100%)の販売を目指します。 「サントリー ウーロン茶」2010年は無糖茶市場が前年並みと推定される中、「サントリー ウーロン茶」は中味・パッケージのリニューアルを実施し、対前年104%と伸長しました。2011年は、発売30周年を迎える年として年間を通じ積極的なマーケティング活動を展開するとともに、食との相性を強く訴求していきます。また「ウーロン茶 プレミアムクリア」の中核ブランドへの育成を図ります(ニュースリリースNo.10995参照)。2011年は、3,790万ケース(対前年104%)の販売を目指します。 「サントリー天然水」2010年はミネラルウォーター市場が対前年98%と推定される中、「サントリー天然水」は対前年107%と大きく伸長しました。2011年は、「サントリー天然水」550mlペットボトルを新発売します。これまでに比べて50ml増量するとともに、飲用後に小さくたためる「P-ecot(ペコッと)ボトル」を採用して小容量での需要拡大を図り、ミネラルウォーター市場におけるNo.1※1のポジションを確固たるものにしていきます。2011年は、5,080万ケース(対前年100%)の販売を目指します。※1 「サントリー天然水」ブランド 2010年1−12月インテージPOSデータ(MBI)販売本数 「PEPSI」2010年はコーラ市場が対前年104%と推定される中、「ペプシネックス」は対前年105%と伸長しました。2011年は「ペプシネックス」のリニューアルに加え、「ペプシコーラ」「ダイエットペプシ」「ペプシツイスト」のブランドロゴを統一し、「PEPSI」ブランドの強化を図ります。2011年は、「PEPSI」計で3,000万ケース(対前年103%)の販売を目指します。 2011年は、新しい価値を提案する新商品の積極的な投入や新たな領域での需要を創出していきます。「ニチレイ アセロラ」シリーズの炭酸飲料「ニチレイ アセロラスカッシュ」(ニュースリリースNo.10996参照)や、梅とはちみつという新しい味わいを200ml瓶で提案する「蜜梅」(ニュースリリースNo.10997参照)を新たに発売するほか、特定保健用食品市場での新商品の開発に注力します。また、ダイドードリンコ(株)との共同開発商品「朝メシゼリー」を発売し自動販売機市場の活性化を図るほか、今春から日本ミルクコミュニティ(株)が当社紙パック商品を扱うことで販売力をいっそう強化していきます。さらにOrangina Schweppes Groupの主力ブランド「オランジーナ」の日本での発売も計画しています。 こうした活動の結果、2011年のサントリー食品インターナショナル(株)の国内飲料事業は、3億7,470万ケース(対前年100%)の販売を目指します。また、金額ベースでは6,617億円を目指します。 2−II.海外飲料事業 ■各国でのコアブランドのさらなる強化■グループ間交流によるシナジーの創出 2010年は、欧州を中心に強い基盤を持つOrangina Schweppes Groupが新たに加わり、海外飲料事業が飛躍的に拡大しました。Frucor Group、Cerebos Pacific Limited、Pepsi Bottling Ventures LLCと共に順調な業績となり、中期ビジョンに繋がる大きな足がかりとなった一年でした。2011年は、各国でビジネス基盤を強化しながらコアブランドの成長に注力します。また、国や会社の枠組みを超えたブランド展開を図ります。さらに原材料調達や製造・R&D分野においてもシナジー効果を創出していきます。 Frucor GroupFrucor Groupは、ニュージーランド・オーストラリアを中心に飲料製造・販売を手がける清涼飲料メーカーです。ニュージーランドでシェア第2位、オーストラリアでも急成長を遂げている、オセアニア地域を代表する企業の一つです。2010年は300億円を超える売上規模となりました。2011年は、エナジードリンク「V」と果汁飲料「ジャスト ジュース」のニュージーランドにおけるカテゴリーNo.1のポジションを確固たるものにしていきます。また、機能性飲料「マイゾーン」もさらなる成長を図ります。オーストラリアでは、「V」の成長に注力し新たなラインナップを投入していきます。さらに「V」はスペインにも販売エリアを拡大します。こうした活動により、2011年は、売上高338億円を目指します。 Orangina Schweppes GroupOrangina Schweppes Group は、フランス・スペインを中心とした欧州各国で飲料製造・販売を手がける清涼飲料メーカーです。フランスでは第2位、スペインでは第3位のシェア※2を誇る欧州を代表する企業の一つです。主要ブランドに炭酸飲料「オランジーナ」「シュウェップス」、果汁飲料「オアシス」「トリーナ」などを揃え、2010年は1,200億円を超える売上規模となりました。2011年は、主要ブランドへの積極的なマーケティング投資によるブランド力強化に注力します。また、新たにヨーロッパにおける事業権を獲得したチルド果汁飲料「Sunny Delight」ブランドをスペインを中心に販売します。さらに、Frucor Groupの持つエナジードリンク「V」を1月24日からスペインで販売を開始したほか、本年度中に「オランジーナ」を日本国内で発売する計画を進めるなど、サントリーグループ内でのシナジーを実現していきます。こうした活動により、2011年は、売上高1,429億円を目指します。※2 ミネラルウォーター除き また、Cerebos Pacific Limitedは、主力ブランド「ブランズ・エッセンス・オブ・チキン」を中心とした健康食品事業に注力し売上増を目指します。Pepsi Bottling Ventures LLCは、全米第2位のペプシブランドのボトラーとして着実な成長を目指します。また、タイで清涼飲料事業を手がけるTipco F&B社や台湾での飲料事業においても積極的なマーケティング活動を実施します。 こうした活動の結果、2011年のサントリー食品インターナショナル(株)の海外飲料事業は、売上高3,181億円を目指します。 3.環境経営 水源涵養活動地域と連携しながら水源涵養林として高い機能を持つ森を育てる「サントリー 天然水の森」を全国で展開しています。主に工場の水源涵養エリアで実施しており、工場で使用する地下水の量以上の水を育むことを目標に掲げ、2011年までに水源涵養面積約7,000haを目指します。すでに2010年末時点で約5,000haを超える森林で水源涵養活動を開始しています。 水資源の有効活用当社の工場では水資源を有効に活用するため、節水や水の再利用を徹底しています。2010年に竣工した「サントリー天然水南アルプス(株)白州工場」では、高い洗浄度が要求される工程から低い工程へと段階的な水の再利用を図っています。こうした循環再利用などにより、1本の製品を作るために必要な水の使用量(原単位)を、従来と比べて約50%削減することが可能となりました。今後もさらなる水資源の有効活用を図ります。 容器の新開発当社は継続して容器における環境対策を積極的に推進してきました。2010年はペットボトルの軽量化やリサイクルPETを原料にしたロールラベルの採用などを実施しました。2011年はさらに、「サントリー天然水」550mlペットボトルに軽量化し簡単にたためる「P-ecot(ペコッと)ボトル」を採用します。環境負荷軽減とともにお客様の使いやすさを追求しながら、容器開発を推進していきます。 自動販売機当社は2007年から、通常の自動販売機に比べ電力使用量とCO2排出量を削減することができる「ヒートポンプ式自動販売機」の設置を開始しています。2011年は、投入する全ての新台(一部の特殊機を除く)に「ヒートポンプ式自動販売機」を採用します。また、消費電力700kWhを下回る「超省エネ自動販売機」やLED照明を搭載した自動販売機も順次投入していきます。これにより、年間で1万7,500tのCO2を削減することが可能となります。当社では、販売面においても環境負荷軽減に取り組んでいきます。 サントリーグループは、「人と自然と響きあう」という企業理念のもと、地球環境保全活動に積極的に取り組んでいます。また「水と生きる SUNTORY」をコーポレートメッセージに掲げ、水および水を育む自然環境との共生を目指した企業活動を推進していきます。 以上 |
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