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■日本郵船/ノルウェーのシャトルタンカー会社への出資を決定
当社、ノルウェーのシャトルタンカー会社への出資を決定
2010年11月26日

  当社はこのたび、ノルウェー王国のクヌッツェン・オフショア・タンカーズ社(Knutsen Offshore Tankers ASA、以下KOT社)への資本参加を決定しました。同社の新株を引き受けることで、同社総株式の50%を取得します。これに伴い、KOT社は社名を「クヌッツェン・エヌワイケイ・オフショア・タンカーズ社(Knutsen NYK Offshore Tankers AS)」1に変更します。
  KOT社は、世界2位の規模を誇るシャトルタンカー2事業をグローバルに展開しています。当社はシャトルタンカー事業を、ブラジルをはじめとする陸上から離れたエリアでの深海油田開発の拡大に伴って今後さらに成長する分野と位置付け、このたびの出資を決定しました。新会社は、世界で建造中も含めたシャトルタンカー全82隻のうちの約30%を占める24隻を保有することになり、今後も主要プレーヤーとして同分野をリードしていきます。
  今回の資本参加により当社グループは、従来の原油輸送サービスに加え、サプライチェーンのより上流分野におけるサービスを拡大することが可能となります。これは、当社グループが長年の原油輸送事業で培った洋上での危険物荷役ノウハウと、グループ会社による地球深部探査船"ちきゅう"の運航を通じた定点保持システムを中心とする海洋事業ノウハウの2つを同時に活用できる領域であり、日本の海運会社として初めてのこの分野への参画となります。
  クヌッツェン・エヌワイケイ・オフショア・タンカーズ社は、今後当社の世界最大級の船員規模と財務基盤を活用しながら、KOT社の革新的先端技術を積極的に活用し、より広範囲で質の高いサービスをお客様に提供していきます。
 
 
1クヌッツェン・エヌワイケイ・オフショア・タンカーズ社概要:
本社所在地: Smedasundet 40, 5504 Haugesund, Norway
事業内容:  シャトルタンカーの保有および運航
隻数:    保有24隻、運航21隻
2009年度売上高: 248百万米ドル(約210億円)
出資比率: NYK50%、TSSI(TS Shipping Invest AS)社50%                               
 
2シャトルタンカー:
別名Floating Pipelineとも呼ばれ、海底油田上にある石油生産・貯蔵・積出し施設などから海上に停泊したまま油を積み込み、陸上の原油貯蔵施設または石油貯蔵基地までピストン輸送に従事するためのタンカー。潮流や風などの激しい海象条件下でも、海上での荷役が行えるようほとんどの船はダイナミックポジショニングシステム(動的定点保持システム)とバウローディングシステム3を備えている。
 
3バウローディングシステム:
海象の荒い地域で、より安全に荷役するために、船首部分で荷役を行う仕組(通常のタンカーは船側で荷役を行う)。また、緊急時に速やかに離脱する目的で、荷役ホースの接続および切り離しが通常のタンカーの荷役システムと比べて容易である。
 
 
以上
 
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