加藤産業／経常利益は前年比26･7％増（平成22年9月期決算短信）｜物流ﾆｭｰｽ

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■加藤産業／経常利益は前年比26･7％増（平成22年9月期決算短信）

平成22年9月期決算短信
単位･百万円
　　　　　　　　　売上高　　　　営業利益　　経常利益　　四半期純利益22年9月期　665,640 1.8 　9,316 32.3 　9,983 26.7 　5,035 19.721年9月期　653,924 1.9 　7,039 45.9 　7,878 38.2 　4,207 50.9
（略）
（１）経営成績に関する分析?当期の経営成績当連結会計年度におけるわが国の経済は､新興国の経済成長あるいは政府の経済対策等により､企業収益に緩やかな回復の兆しがみえましたが､依然として雇用情勢は改善が見られず､先行き不透明感から個人消費は力強さを欠き､引き続きﾃﾞﾌﾚ傾向で推移しました｡食品流通業界においても､生活防衛を意識した節約型消費が顕著であり､商品の低価格化の進行も相まって､売上の確保が非常に厳しい状況にありました｡こうした中で当社ｸﾞﾙｰﾌﾟは､消費者のﾆｰｽﾞに対応した商品の開発･拡販･品揃え提案等をさらに推進し､小売業との取り組みを一層強化するとともに､諸経費の徹底した見直し及び業務全般の生産性向上等による効率的な経営に努めてまいりました｡この結果､当連結会計年度における売上高は､７月?９月が猛暑の影響で好調に推移したこともあり､前期に比べ1.8％増加し6,656億40百万円となりました｡利益につきましては､不採算取引の改善等による利益管理及び物流ｺｽﾄをはじめ諸経費の抑制を徹底したこと等により､営業利益は93億16百万円（前期比32.3％増）､経常利益は99億83百万円（前期比26.7％増）､そして当期純利益は50億35百万円（前期比19.7％増）となりました｡
?ｾｸﾞﾒﾝﾄ別売上の状況（商品別）節約型消費による内食関連商材が比較的好調に推移したことにより､｢調味料｣｢ｲﾝｽﾀﾝﾄ｣が前期に比べそれぞれ76億19百万円（6.9％増）､48億56百万円（3.6％増）の増加となりました｡また､第３四半期まではｽｰﾊﾟｰやｺﾝﾋﾞﾆｴﾝｽ業態等での販売が低調であった｢飲料｣が､昨夏の天候不順から今夏は猛暑となった影響を受け､前期に比べ34億51百万円（2.9％増）の増加となりました｡一方､｢嗜好品｣は､一部の大手小売業との取引減により30億69百万円（3.9％減）の減少となり､｢酒類｣も､若者のｱﾙｺｰﾙ離れ及び低価格化の進行等により７億94百万円（1.4％減）の減少となりました｡
（業態別）大手得意先との取り組み強化により､｢地域大手ｽｰﾊﾟｰ｣｢大手ｽｰﾊﾟｰ｣に対する売上が前期に比べそれぞれ123億15百万円（4.7％増）､58億38百万円（3.5％増）の増加となりました｡一方｢ｺﾝﾋﾞﾆｴﾝｽ｣は､大手ﾁｪｰﾝの販売が低調に推移したことにより､前期に比べ26億77百万円（3.0％減）の減少となりました｡また､厳しい価格競争の影響並びに流通構造の変化等により｢卸問屋｣｢単独ｽｰﾊﾟｰ･小売店｣との取引は引き続き縮小し､前期に比べそれぞれ26億53百万円（5.4％減）､６億22百万円（1.0％減）の減少となりました｡
?次期の見通し今後の見通しにつきましては､政府の経済施策の効果は不透明であり､雇用情勢･年金問題等の将来への不安の解消が進まないことに加え､円高･株安等による国内景気への影響､個人消費の回復の遅れや価格競争の進行等､非常に厳しい経営環境が続くものと予想されます｡このような環境の下､当社ｸﾞﾙｰﾌﾟとしましては､売上の拡大に向けた取引先との関係を一層強化するとともに､付加価値の高い商品の開発･拡売等により適正利益を確保してまいります｡また､企業体質の強化をさらに推進するため､引き続き営業力の強化､徹底した物流及び業務の生産性向上を図るとともに､内部統制ｼｽﾃﾑを確立し､経営基盤を一層強固なものにしてまいります｡次期の業績見通しとしましては､連結売上高6,830億円（前期比2.6％増）を計画し､営業利益93億20百万円（前期比0.0％増）､経常利益100億円（前期比0.2％増）､そして当期純利益は53億50百万円（前期比6.2％増）を見込んでおります｡
（略）