東海汽船／経常利益は前年比78･4％増（平成22年12月期第３四半期決算短信〔日本基準〕(連結)）｜物流ﾆｭｰｽ

ﾆｭｰｽ　

用語　

ｾﾐﾅｰ

■東海汽船／経常利益は前年比78･4％増（平成22年12月期第３四半期決算短信〔日本基準〕(連結)）

平成22年12月期第３四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
単位･百万円
　　　　　　　　　　　　　　　売上高　　　営業利益　経常利益　　四半期純利益22年12月期第３四半期　8,484 3.8 　552 59.9 　582 78.4 　292 72.321年12月期第３四半期　8,175 ─ 　　345 ― 　　326 ― 　　　169 ―
（略）
(1) 連結経営成績に関する定性的情報
当第３四半期連結累計期間におけるわが国の経済は､新興国の需要拡大により輸出や生産の増加､設備投資の持ち直しが見られたものの､７月以降の急速な円高の進行や欧米景気回復の減速などを背景に､足踏み状態になっております｡雇用情勢の低迷やﾃﾞﾌﾚも続く中､依然として厳しい状況で推移いたしました｡このような状況のもと､当社ｸﾞﾙｰﾌﾟは､基本理念である｢安全運航｣の徹底と｢良質のｻｰﾋﾞｽの提供｣に努めるとともに､旅客部門は１月下旬より３月下旬に開催された大島の｢椿まつり｣の集客活動､春のﾂｱｰ商品の造成､企画商品の販売促進､ｼﾞｪｯﾄﾌｫｲﾙのﾁｬｰﾀｰ営業および臨時航路の充実など営業活動の強化に取り組んでまいりました｡また､貨物部門では引き続き各島関係会社･代理店との連携を強化し､迅速な営業活動に努めました｡この結果､当第３四半期連結累計期間の業績は､売上高８４億８千４百万円（前年同期８１億７千５百万円）､営業利益５億５千２百万円（前年同期営業利益３億４千５百万円）､経常利益５億８千２百万円（前年同期経常利益３億２千６百万円）､四半期純利益２億９千２百万円（前年同期純利益１億６千９百万円）となりました｡
当第３四半期連結累計期間の事業の種類別概況は以下のとおりです｡≪海運関連事業≫主力の海運関連事業の旅客部門は､第２四半期までの天候不順などによる旅客数の伸び悩みを挽回するべく､夏季にあたる第３四半期は企画商品やｲﾍﾞﾝﾄに一層注力いたしました｡｢東京湾納涼船｣で１２万人の乗客を達成するなど好調に推移し､天候にも恵まれ､全航路での旅客数は前年並みの６８万４千人（前年同期６８万６千人）となりました｡一方､貨物部門においては､一部の島において生活関連や工事関連品目の輸送が増加したことにより､貨物取扱量は全島で２４万９千ﾄﾝ（前年同期２３万５千ﾄﾝ）となりました｡費用面では原油価格が上昇し､船舶燃料費が増加いたしましたが､燃料消費の効率化および貨物船の配船の合理化などにも努めました結果､当事業の売上高は６３億１千９百万円（前年同期６０億６千万円）､営業利益は９億７千４百万円（前年同期営業利益７億９千１百万円）となりました｡
≪商事料飲事業≫当事業の商事部門は､主力商品であるｾﾒﾝﾄなどの売上げが増加し､売上高は１２億８千万円（前年同期１２億２千２百万円）となりました｡一方､燃料油仕入れ価格の上昇や車両関係費用の増加により､営業利益は８千９百万円（前年同期営業利益９千１百万円）となりました｡
≪ﾚｽﾄﾗﾝ事業≫東京湾周遊のﾚｽﾄﾗﾝｼｯﾌﾟ事業は､団体利用客の減少がありましたが､婚礼客の増加があり､売上高は６億３千２百万円（前年同期６億２千６百万円）となりました｡また､人件費をはじめとするｺｽﾄ削減にも努めた結果､営業損失は３千８百万円（前年同期営業損失７千１百万円）となりました｡
≪ﾎﾃﾙ事業≫大島温泉ﾎﾃﾙ事業は､第１四半期における団体利用客の減少を取り戻すべく､第２･３四半期は企画商品の販売促進に注力した結果､宿泊客が増加し､売上高は前年並みの１億９千２百万円（前年同期１億９千２百万円）を確保いたしました｡一方､温泉関係費用などの増加があり､営業利益１千１百万円（前年同期営業利益１千４百万円）となりました｡≪旅客自動車運送事業≫大島島内のﾊﾞｽ部門は､第１四半期における団体利用客の減少がありましたが､大島町の定期路線ﾊﾞｽに対する支援により､売上高は前年並みの１億８千７百万円（前年同期１億８千７百万円）となりました｡費用面では車両関係費用などの増加があり､営業損失１百万円（前年同期営業利益１千３百万円）となりました｡
≪その他の事業≫当事業は､ｼﾞｪｯﾄﾌｫｲﾙ３隻の整備を中心とした船舶修理事業です｡売上高１億２千万円（前年同期１億１千７百万円）､営業損失０百万円（前年同期営業利益４百万円）となりました｡
（略）