名港海運／平成１９年３月期　決算短信｜物流ﾆｭｰｽ｜物流ﾆｭｰｽ＆用語辞典 powerd by e-LogiT

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■名港海運／平成１９年３月期　決算短信

平成１９年３月期　決算短信
（中略）

１　経営成績
(1) 経営成績に関する分析
?当期の経営成績
　当連結会計年度における我が国経済は､民需主導による設備投資などの増加を背景に､経済全体での景気回復基調がみられました｡
　一方､世界経済は､ＢＲＩＣｓ諸国を始めとした新興諸国のめざましい経済発展が､世界貿易の拡大を牽引しました｡
　このような一般経済情勢の下､当社ｸﾞﾙｰﾌﾟが営業の基盤を置く名古屋港の港湾貨物は､自動車産業およびその関連企業の堅調な荷動きなどにより､輸出入貨物ともに昨年を上回る取扱となりました｡
　当社ｸﾞﾙｰﾌﾟの取扱貨物量といたしましては､輸出貨物は自動車および自動車関連部品を始め､鋼材､機械部品などが増加し､輸入貨物も食糧､非鉄金属､製材などが増加となり､取扱量は好調に推移しました｡
　また､事業･部門別の取扱といたしましては､主力の港湾運送部門を始め､陸上運送部門､航空貨物運送部門､その他の部門で増加となりました｡
　これらの結果､当連結会計年度の連結売上高は､６６２億２６百万円と前年同期と比べ５８億８５百万円（９．８％）の増収となりました｡
　経常利益は､作業の効率化や一般管理費などの合理化を努めた結果､７４億２５百万円と前年同期と比べ１９億７百万円（３４．６％）の増益となりました｡
　当期純利益は４０億８百万円と前年同期と比べ１３億８７百万円（５２．９％）の増益となりました｡
事業･部門別の概況は､次のとおりであります｡

＜港湾運送及びその関連事業＞
（港湾運送部門）
　当部門の取扱貨物は､船内作業におきましては､自動車船および在来船作業ならびに海上ｺﾝﾃﾅ貨物関連の取扱作業が増加となり､沿岸作業におきましても､堅調に推移する輸出入貨物の取扱作業が増加となりました｡
　売上といたしましては､３８４億円５百万円と前年同期と比べ４４億６０百万円（１３．１％）の増収となりました｡

（陸上運送部門）
　当部門の取扱貨物は､国内の旺盛な需要による鋼材輸送の増加に加え､好調を続ける輸出入貨物のｺﾝﾃﾅ輸送などが増加となりました｡
　売上といたしましては､１０２億円と前年同期と比べ５億７４百万円（６．０％）の増収となりました｡

（航空貨物運送部門）
　当部門の取扱貨物は､輸出貨物におきましては､航空機部品および自動車部品などが増加となり､輸入貨物におきましても､電子部品および機械部品が増加したことから､取扱および倉庫内作業が増加となりました｡
　売上といたしましては､６７億７４百万円と前年同期と比べ７億６４百万円（１２．７％）の増収となりました｡

（その他の部門）
　当部門の売上合計は､内航海上運送料､梱包料､検数料など合わせて３９億３３百万円と前年同期と比べ１億１１百万円（２．９％）の増収となりました｡
　これらの結果､港湾運送及びその関連事業の売上高は５９３億１４百万円と前年同期と比べ５９億１０百万円（１１．１％）の増収となりました｡

＜倉庫･賃貸事業＞
　当部門の保管貨物は､輸出貨物におきましては､自動車部品および機械部品ならびに事務用機器などが増加となりました｡また､輸入貨物におきましては､非鉄金属および製材ならびに家電製品などが増加となりましたが､一般雑貨などは減少となりました｡
　この結果､倉庫･賃貸事業の売上高は６９億１２百万円と前年同期と比べ２５百万円（０．４％）の減収となりました｡
　以上の結果､事業･部門別の売上高は､以下のとおりであります｡
（中略）

?次期の見通し
　今後のわが国経済の見通しにつきましては､欧米経済の先行き不透明感や原油価格の再高騰など､経済への不安要因を抱えております｡
　一方､わが国経済は､ﾃﾞﾌﾚ状態の改善により､緩やかでありますが､息の長い景気拡大が継続しておりますが､経済の地域間格差､原油価格の再高騰､長期金利の上昇など先行き不透明な状況にあります｡
　当業界におきましては､原油価格の再高騰によるｺｽﾄ増や､港湾施設の整備､物流の合理化などの諸問題を抱えております｡
　このような状況を踏まえ､次期の業績につきましては以下のとおり予想しております｡

１．連結業績予想売上高６３０億００百万円 (前期比　４．９％減）
営業利益　　　４７億００百万円　　（前期比１４．８％減）
経常利益　５９億００百万円 (前期比２０．５％減）
当期純利益３３億５０百万円 (前期比１６．４％減)

２．個別業績予想売上高５３０億００百万円 (前期比　１．７％減）
営業利益　　　３４億００百万円　　（前期比１５．２％減）
経常利益　　　４０億００百万円 (前期比　９．５％減）
当期純利益　２３億００百万円 (前期比１１．４％減）
（以下略）

詳細は下記ｱﾄﾞﾚｽを参照ください｡
www.meiko-trans.co.jp/pdf/renketsu190522.pdf