南総通運／平成19年３月期　決算短信｜物流ﾆｭｰｽ｜物流ﾆｭｰｽ＆用語辞典 powerd by e-LogiT

ﾆｭｰｽ　

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■南総通運／平成19年３月期　決算短信

平成19年３月期　決算短信
（中略）

１．経営成績
（１）経営成績に関する分析
（当期の経営成績）
　当連結会計年度のわが国の経済は､企業収益が好調に推移したことで設備投資の増加や雇用環境の回復が見られ､個人消費の弱さが見られるものの､緩やかな回復基調で推移いたしました｡しかし一方では､原油価格は依然として高止まりしており､未だ景気の不透明感はぬぐいきれない状況であります｡
　物流業界におきましては､米国､中国等の景気の好調に支えられ､国際貨物輸送量は堅調に推移したものの､国内貨物輸送量は低調な動きでありました｡また､原油価格の高止まりによる輸送ｺｽﾄ増､企業間競争やお客様のｺｽﾄ削減による低運賃･低価格化等もあり､引続き厳しい環境でありました｡
　このような経営環境の下で当社ｸﾞﾙｰﾌﾟは､お客様のﾆｰｽﾞに対応した物流ｻｰﾋﾞｽの提供により既存顧客との取引拡大と新規顧客の開拓を積極的に推進するとともに､ｺｽﾄ削減のため輸送の効率化と経費節減にも積極的に取組んでまいりました｡
　この結果､当連結会計年度の営業収入は137 億7 千8 百万円と前期比7 億4 千1 百万円､△5.1%の減収となり､経常利益は12 億3 百万円と前期比4 千2 百万円､△3.4%の減益となりました｡しかしながら､前期は減損損失の計上がありましたが当期は減損損失の計上がなかったため､当期純利益は5 億2 千6 百万円と前期比1 億4 千2 百万円､36.9%の増益となりました｡

事業の種類別ｾｸﾞﾒﾝﾄの業績概要は次のとおりであります｡

物流事業
　物流事業については､国際貨物量の堅調な推移に比べ､国内貨物量は依然として低調であり､業者間競争やお客様のｺｽﾄ削減による低運賃･低価格等や原油価格の高騰による燃料の高止まりはｺｽﾄ増となり､収益の圧迫に繋がりました｡
　このような中､当社ｸﾞﾙｰﾌﾟは既存顧客の拡大等積極的な営業を展開してまいりましたが､営業収入は12,322 百万円と前連結会計年度に比べて714 百万円､△5.5%の減収となり､経費節減に努力をいたしましたが､営業利益においても1,481 百万円と前連結会計年度に比べて15 百万円､△1.0%の減益となりました｡

建設事業
　建設事業については､鉄鋼を中心とした原材料の値上がりと､業者間競争による受注単価の低下といった厳しい状況が続いております｡当社ｸﾞﾙｰﾌﾟも受注拡大とｺｽﾄ削減に努力をいたしましたが､営業収入は1,039 百万円と前連結会計年度に比べ643 百万円､△38.2%の減収となり､営業利益においては74 百万円営業損失となりました｡

不動産事業
　不動産事業については､新規顧客の開拓と既存顧客の拡大に努力した結果､営業収入は652 百万円と前連結会計年度に比べて59 百万円､10.1%の増収となりました｡営業利益は312 百万円と前連結会計年度に比べ5 百万円､1.9%の増益となりました｡

その他事業
　その他事業については､個人消費の回復の兆しはあるものの､企業のｺｽﾄ削減等と未だ先行き不透明の中､営業努力をいたしましたが､旅客運送事業及び保険代理店業の営業収入は462 百万円と前連結会計年度に比べて12 百万円､△2.7%の減収となりましたが､経費節減に努力した結果､営業利益においては､31 百万円と前連結会計年度に比べ6百万円､24.0%の増益となりました｡

（次期の見通し）
　今後の日本経済の見通しにつきましては､拡大基調で推移していくと思われますが､米国､中国経済の動向､原油や原材料価格の上昇､金利の上昇等先行きが不透明な要因があり､依然予断を許さぬ状況が続くものと思われます｡
　物流業界においても､長期化する原油価格の高騰､企業間競争の激化や顧客企業のｺｽﾄ削減による低運賃､雇用状況の悪化等と厳しい経営環境が続くものと思われます｡
　このような状況下､当社ｸﾞﾙｰﾌﾟ一丸となって､より良いｻｰﾋﾞｽの提供と一層の営業力の強化に鋭意努力し､さらに諸経費の削減を図ってまいる所存であります｡
　次期の業績につきましては､連結営業収入14,009 百万円､連結経常利益1,257 百万円､連結当期純利益713 百万円を見込んでおります｡
（以下略）

詳細は下記ｱﾄﾞﾚｽを参照ください｡
www.nanso.co.jp/pdf/tansin1903.pdf