今年の新春セミナーは、石見銀山生活文化研究所 代表取締役所長である松場登美氏をお迎えしてご講演をいただきます。2007年に世界遺産候補として登録された「石見銀山遺跡」。かつて最盛期には20万人を超える人々で賑わいをみせていましたが、今では500人ほどの人々が日々の暮らしを営むひっそりとした町です。
その街で、年商20億を超える人気アパレルブランドである『群言堂』を立ち上げて軌道に載せ、小さな町で150人の雇用を生み出し、さらに、築220年の武家屋敷を人気宿泊施設として再生させた松場登美氏。またこの町にこだわりながら、異業種ネットワークを立ち上げ、各種イベントの実施などを通して、観光振興や街の活性化、住民意識を高めることに尽力されています。
一貫しているコンセプトは、「復古創新」(ふっこそうしん)。
決して懐古趣味ではありません。古いものに固執するのではなく、いにしえの良きものをよみがえらせ、そのうえに新しい時代の良きものを創っていくことを大切にされています。その「復古創新」というコンセプトを支えるのが「流行は追わない」そして「世の中が捨てたものを拾う」という、松場登美氏の姿勢です。
人々が離れていった街を「いつか、こういうものが求められる時代が来る」と1980年代から想像し、今の時代に人気ブランドとしてブレイクしたのです。
いわゆる、「流行を予測し、次の一手を打つ」アグレッシブなビジネス戦略とは異なる松場登美氏の経営スタイル。
ここにこそ、次世代の経営のヒントが隠されていると言えるのでしょう。
欲しいものがあれば買うという大量消費から、消費者のニーズは新しいステージに移り変わっていきます。その先を見据えた、先見の明を一緒に学びましょう。
新春パーティーのゲスト講師には、 ecbo株式会社 代表取締役社長 工藤慎一氏をお招きしております。
角井との特別対談を実施。工藤慎一氏が2017年1月に立ち上げた、世界初の荷物一時預かりシェアリングサービス「ecbo cloak」の今後の展開や、その視点、戦略を深掘りします。
様々なシェアリングでサービス化されつつある「使われないデッドスペースの有効活用」が、ついにたったの0.1㎡単位で行われるようになった、画期的なサービス。
これはまさに、我々物流の世界でも切っても切り離せない考え方です。スペースシェアリングの新星として注目を浴びる工藤慎一氏と、物流界の未来予測を得意とする角井。この2人の対談が、面白くないはずがありません!最高に学びあるパーティーになるよう、盛り上げて参ります。
<経歴>
1968年10月25日大阪生まれ、奈良育ち。現在、東京秋葉原に在住。
上智大学経済学部経済学科で、ダイレクトマーケティング学会初代会長の田中利見先生のゼミに所属し、3年で単位取得終了し、渡米。ゴールデンゲート大学からマーケティング専攻でMBA取得。帰国後、船井総合研究所に入社し、小売業へのコンサルティングを行い、1996年にはネット通販参入セミナーを開催した。その後、光輝物流に入社し、物流コンサルティングを実施した。代表成功事例は、東証一部企業の物流センターを、日本初のゲインシェアリング(成功報酬型アウトソーシング)で、まるごとBPOで受託した例。
2000年2月14日、株式会社イー・ロジット設立、代表取締役に就任。イー・ロジットは、国内トップクラスの通販専門物流代行会社であり、180社の会員企業を中心とした物流人材教育研修や物流コンサルティングを行う。
またライトヴァンというアーティストグッズ販売を行う会社を経営し、2015年、再配達撲滅するための生活アプリを開発するウケトルを立ち上げ、タイではSHIPPOPという物流IT企業をタイ最大のネット通販会社Tarad.com創業者のPawoot (Pom) Pongvitayapanuと共同で立ち上げた。
<著書>
「通勤大学実践MBA 戦略物流」、「図解よくわかる物流のすべて」、「物流改善の進め方」、「トコトンやさしい【戦略物流】の本」、「よくわかるIT物流」、「小売・流通業が知らなきゃいけない物流の知識」、「人が育つ素敵な会社」、「オムニチャネル戦略」、「オムニチャネル入門」、「アマゾンと物流大戦争」、「物流大激突」、「物流大崩壊」などがある。
現在、日本語だけでなく、英語、中国語(簡体、繁体)、韓国語でも書籍を累計23冊以上出版する。
<公職等>
日本物流学会理事、多摩大学大学院 客員教授
<経歴>
1949年、三重県津市生まれ。
1981年、夫(松場大吉)のふるさと島根県大田市大森町(石見銀山)に帰郷、
夫の実家・松場呉服屋の片隅で、布小物の製造、販売を始める。
1989年、築150年の古民家を修復し、店舗をオープン。
以来、夫と共に数軒の古民家を修復し、生活文化交流の場として活用している。
石見銀山で暮らし、仕事をしていく中で、田舎暮らしの美しい文化を伝えていきたいと考え、1998年、株式会社石見銀山生活文化研究所を設立。
「群言堂」として、商品の企画、製造販売を手がけ、全国の百貨店などで展開している。
国内の素材にこだわった着心地のよい商品が人気を集め、土地に根ざしたものづくりのよさを全国に発信している。
現在は13年かけて修復した築228年の武家屋敷「阿部家」で、
古き良き時代の良さを大切にしながらも、新しい価値観を提案する暮らしの場
「暮らす宿 他郷阿部家」として、宿の営業も行っている。
<著書>
『群言堂の根のある暮らし』(家の光協会)
『他郷阿部家の暮らしとレシピ』(家の光協会)
『あるものを生かしきる毎日を楽しむ捨てない暮らし』(家の光協会)
<公職等>
国土交通省 観光カリスマ百選の一員に任命される。
日経WOMAN「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2008 総合3位」受賞
テレビ東京「ソロモン流」、「カンブリア宮殿」に出演 など 多数
<経歴>
ecbo 株式会社 代表取締役1990年マカオ生まれ。日本大学経済学部卒。2014年、Uber Japan 株式会社にて立ち上げを経験。
2015年6月ecbo株式会社を設立し代表取締役社長に就任。オンデマンド収納サービス「ecbo」をβ版運営。
2017年1月、世界初のシェアリングサービス「ecbo cloak」を立ち上げる。
<参考メディア媒体>
「50年ぶりのコインロッカー革命、渋谷のカフェを荷物預かり所にするecbo cloakスタート」
http://jp.techcrunch.com/2017/01/18/ecbo-cloak-launch/
2017年10月31日にワールドビジネスサテライトにて「ecbo cloak」が紹介されました。
https://drive.google.com/file/d/0B7frqoI2XX43amlrWmlDT3BPeTg/view?usp=sharing
<News Release>
荷物預かりサービスecbo cloakが「JR東日本スタートアッププログラム」全237件の提案中、審査員特別賞受賞!
JR東日本×ecbo 東京駅オンラインクローク予約サービス開始!
<お問い合わせ>イー・ロジットセミナー事務局 担当:宮野・松浦
東京都千代田区神田須田町1-5 KSビル4階
<電話>03-3527-1213 <FAX>03-3527-1214
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