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■ESR/「ESR 横浜幸浦ディストリビューションセンター2」を着工
「ESR 横浜幸浦ディストリビューションセンター2」着工
-湾岸線「幸浦 IC」至近・延床 195,373 u・免震構造
森の再生と産業遺産の保存など独自の ESG の取組み-

ESR株式会社(代表取締役:スチュアート・ギブソン、本社:東京都港区 以下、ESR)は神奈川県横浜市金沢区幸浦に敷地 面積 90,282 u(27,310 坪)、延床面積 195,373 u(59,100 坪)の 4 階建てダブルランプウェイ式のマルチテナント型物流 施設「ESR 横浜幸浦ディストリビューションセンター2」(以下、横浜幸浦 DC2)を 2023 年 1 月末竣工に向け、6 月 1 日に着工し たことをお知らせいたします。この施設は同敷地内に物流施設2棟を建設する計画の第 2 期、2棟目で、現在第 1 期として建設 中の「ESR 横浜幸浦ディストリビューションセンター1」(2022 年 1 月末竣工予定)に隣接して建てられる施設です。 横浜幸浦 DC2は、横浜市金沢区幸浦の東京湾に面した立地で、首都高速道路湾岸線「幸浦 IC」より 2.4km、横浜横須 賀道路「並木 IC」より約 2.5km の位置にあり、横浜港より 15km、羽田空港より 31km、横浜中心部に近く、東京都心まで 46km、と日本の物流・国際貿易・経済にとって大変重要なエリアに位置し、大躍進中の e-コマースや輸出入を伴う工業製品の高 いニーズに対応できる希少な立地です。また、国道 357 号線、16 号線が至近で、さらに 2025 年に開通予定の圏央道・横浜環 状南線(戸塚 IC〜栄 JCT〜釜利谷 JCT)により圏央道に直結し、東名高速道路他、主要幹線道路へのアクセスが格段に向上 するため、首都圏のみならず全国各地への物流拠点として最適なロケーションにあります。 最寄り駅は金沢シーサイドライン「並木北」駅から約 1km(徒歩約 9 分)と通勤もしやすく、横浜市及び近郊、京急本線・根 岸線沿いにベッドタウンがあり、豊富な労働人口を背景に雇用確保にも優位な立地です。 横浜幸浦 DC2 は ESR にとって全国で 30 件目、神奈川県内では「レッドウッド生麦 DC」、「ESR 川崎夜光 DC」、「ESR 茅ヶ 崎 DC」(2021 年 6 月竣工予定)、「ESR 横浜幸浦 DC1」 (2022 年 1 月竣工予定)、「ESR 川崎浮島 DC」 (2022 年 8 月竣工予定) 「ESR 東扇島 DC」 (2023 年 3 月竣工予定)に次ぎ 7 件目の着工となります。 総投資額は第 1 期第2期合計で約 1,000 億円を見込んでいます。
■倉庫内の平面使用、豊富な面積プランなど、使い勝手を考慮した建築計画。
建物設計では横浜のシンボルである海をモチーフとし、横浜幸浦 DC1と DC2 が連続した建物のように見える外壁デザインを施し ています。 建物は免震構造で、45ft コンテナトレーラーも走行可能な上り下り専用のランプウェイを結ぶ中央車路・バース式によって、各階へ 一方通行でアクセスできるようになっています。 荷物の積み下ろしのためのトラックバースは、各階 50 台設置。全て高床式でバースの奥行は 14.5m を確保。ドックレベラー※1 は 各階 10 基設置します。 倉庫については、1 階 2.0t/u、2-4 階 1.5t/uの床荷重を確保し、全ての階で 2.5t のフォークリフトが走行可能です。梁下有 効高は 5.5m(4F は 5.5m〜6.4m)、柱スパンは間口 11m×奥行き 11.1m、最上階の 4 階は柱本数が少ないワイドスパン でより使い勝手の良い空間になっています。荷物用エレベーターは各階最大 10 基まで、垂直搬送機は各階最大 12 基まで設置可 能で、高い縦搬送能力も備えています。待機場は海上コンテナトレーラーに対応できるエリアも含め、合計 54 台完備。 特別高圧電力供給により、ロボティクス、冷蔵冷凍設備、人用空調、ハイスペックな物流システのム導入など多様なニーズに応え ることができます。また、最小賃貸区画は約 920 坪、半フロア約 6,500 坪 からワンフロア約 13,000 坪の中で豊富なプランの提 案が可能です。
■産業遺産に新しい未来を
東京湾に面し、敷地南部に座している?年使用されていたガントリークレーン※2 を産業遺産ととらえ、この地域の記憶を継承する 横浜幸浦 DC のアイコンとして保存いたします。照明デザイナーによるライトアップとプロジェクションマッピングでガントリークレーンを演出 することを検討しています。
■「HUMAN CENTRIC DESIGN.」−働く方にとって快適で魅力的な環境づくり
ESR は「HUMAN CENTRIC DESIGN.(人を中心に考えたデザイン)」を基本理念に、ワーカー(弊社施設で働く方)にとって快適 で魅力的な環境・サービスを提供することに力を注いでおります。 横浜幸浦 DC2 ではワーカー用の休憩ラウンジ「KL?BB Lounge(クラブ ラウンジ)」を南北 2 か所に設置し、各ラウンジ内にお弁当 や飲み物などを販売するショップ「KL?BB Shop(クラブ ショップ)」も完備。 北ラウンジは曲面状の壁に包まれた洞窟のような形状で、鏡を壁一面に貼ることで半円形の客席をあたかも円形ホールのように錯覚 させ、広がりを演出。さらに天井の一部にも鏡を貼ることで天井を高く感じさせるだけでなく、どこまでも鏡像が続く迷宮のような空間です。 南ラウンジは3階と4階の2フロア構成になっており、目前にガントリ ークレーンと東京湾が広がります。鉱物のような多面体が床を貫通してい るようなデザインで3階と4階との繋がりを強調。いくつもある多面体の 一角の間を縫って移動を促し、抜けた先に海が広がる空間設計にする ことで、景色がより劇的に感じられる効果も狙っています。 南ラウンジに直結するテラスはガントリークレーンに正対する2層吹抜の 迫力ある屋外空間で、階段をさらに登れば見晴らしの良い屋上のスカイ デッキ「KL?BB Skydeck(クラブ スカイデッキ)」へつながります。
また、子育て世代のワーカー支援策である託児所「BARNKL?BB(バーンクラブ)」はガントリークレーンの足元に位置し、園庭は滑り 台、クライミングスロープ、砂場などを設け、子供達が生き生きと楽しめる場にします。保育室は大小様々なアーチ型にくり抜いた壁に よってゆるやかに仕切られる空間デザイン。アーチに腰掛けたり、寝そべったり、隠れたり、壁は子供達が様々な遊びを生み出す仕掛け にもなります。
その他、女性用パウダールームやフィットネスルーム、シャワー室、喫煙専用室を完備。また、普通自動車用の駐車場 479 台、駐輪 場 200 台分を用意し、ワーカーの通勤利便性向上もサポートいたします。
■環境および生物多様性を守る取り組み
ESR は国連の持続可能な開発目標(SDGs)や ESG を重視し、2025 年までに達成すべき目標を明記した「ESG5 か年ロー ドマップ」を公表するなど、持続可能な物流施設の開発に積極的に取り組んでおります。 横浜幸浦 DC2 でも全館 LED 照明、環境配慮型照明システム、自家消費型太陽光発電システムを導入予定で、環境や省エ ネルギーに配慮した評価として、CASBEE※3 A ランク基準を満たし、BELS※4 の最高位 5 スター認証も取得予定です。 また、生物多様性を守る取り組みとして、敷地内 30 年ほど前に植樹され、近年は荒廃が進んでいた豊かな木々と池や生態を守 るために、ランドスケープデザイナーを起用し「金沢の森」を再構築します。「Rehabilitation of Landscape(森のリハビリテーション)」 をコンセプトに、花や実のなる樹木を植え、子供も大人も楽しめるローラー滑り台やツリーハウス、巣箱やインセクトホテル、水際のウッ ドデッキなどを設置し、憩いの場となるよう様々な仕掛けを施します。 森には元来たぬき、シジュウカラ、ウ グイス、トビ、ハクセキレイ、カルガモ、カ ブトムシ等の昆虫、神奈川県で絶滅 危惧U類に指定されている「クゲヌマ ラン」など多種の生物が生息しており、 本物の生命の営みに五感で触れるこ とができます。
力強く回復する森の姿や、季節によって変わる森の様々な表情が、ワーカーの疲れを癒し、託児所に通う子供たちには幼児期の 幸せな思い出の一つとなるかもしれません。 竣工後は横浜幸浦 DC のワーカーだけでなく、地元住民の方にも森を開放することも検討しております。 この生物多様性を守る取り組みに対し、横浜幸浦 DC1 が ABINC※5 認証も取得しております。
■BCP(事業継続計画性)対策
横浜幸浦 DC2 は免震構造を採用し、大地震時にお客様の資産とワーカーの安全を守り、建物の損傷を軽減させる効果が期待 できます。受変電設備として東西ランプ内に架台を設けキュービクルを設置し、給電停止リスクを低減。非常用発電機設を装備し、 停電時でも一定時間、防災センター機能、事務所の一部照明・コンセント、倉庫の一部照明、一部荷物用エレベーター、給排水ポ ンプ等が使用できるようにします。また、湾岸の施設にとって重要な津波対策として、ハザードマップの想定津波高を上回る倉庫床レ ベル(高床倉庫) を確保し、浸水被害リスクに備えています。 セキュリティ対策として、非接触型カードリーダーとモニターフォンなど最新スペックのシステムを導入。他、施設運営・管理のスペシャリ ストである ESR 社内のプロパティマネジメントチームにより、テナント企業様に安心・安全な施設環境を提供します。
■ESR 株式会社
代表取締役 スチュアート・ギブソン コメント 「2019 年 4 月に約 33 万uという広大なこの土地を購入した際に 2 棟の物流施設を開発することを発表いたしましたが、約 2 年 を経て 2 棟目の横浜幸浦 DC2の着工をお知らせできますことを大変嬉しく思っております。 需要が旺盛な東京湾岸エリアで、この幸浦という地は本牧ふ頭にも近く、特に輸出入に携わる企業様には港と物流拠点を結ぶ輸 送コストを抑えられるなど多くのメリットも提供できます。ワーカーファーストのアメニティ施設・サービスはプロジェクト毎に「前よりさらに良 いものに」とチームで知恵を絞っておりますが、横浜幸浦 DC2 は ESR のランドマークとなるべくさらに高いレベルを目指しております。 そして、省エネルギーで環境に配慮した建物設計を行うことはもちろんのこと、産業遺産のガントリークレーンと金沢の森を未来に向け て守っていくことも、持続可能な社会の実現のために大切な使命と思っております。 約半年後の来年 1 月に横浜幸浦 DC1が完成しますが、より進化した第 2 期・横浜幸浦 DC2 にもどうぞご期待ください。」
< ESR 横浜幸浦ディストリビューションセンター2 施設概要 >
■所在地:神奈川県横浜市金沢区幸浦 1 丁目 8-3 他
■敷地面積:90,282 u(27,310 坪)
■延床面積:195,373 u(59,100 坪)
■用途地域:工業地域
■構造:地上 4 階建・PCaPC 造・免震構造
■竣工:2023 年 1 月末(予定)
■企画設計・マスタープラン:ESR 株式会社(スチュアート・ギブソン、武田諭、山ア拓生)
■設計・施工:
株式会社 塩浜工業
[ラウンジ・託児所・スカイデッキデザイン]タカトタマガミデザイン株式会社
[ランドスケープデザイン]渡辺美緒デザイン事務所
■アクセス
:【車】 首都高速湾岸線「幸浦 IC」より 2.4km、「杉田 IC」より3km/横浜横須賀道路「並木 IC」より 2.5km
【電車】金沢シーサイドライン「並木北駅」より 1km(徒歩 9 分)
 
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