川崎汽船／10万ﾄﾝ型ばら積み運搬船｢KAGAWA MARU｣を竣工｜物流ﾆｭｰｽ

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■川崎汽船／10万ﾄﾝ型ばら積み運搬船｢KAGAWA MARU｣を竣工

10万ﾄﾝ型ばら積み運搬船｢KAGAWA MARU｣竣工

当社は2021年4月28日､伊万里事業所（佐賀県）にて建造しておりましたERICA NAVIGATION S.A.様向け､10万重量ﾄﾝ型ばら積み運搬船｢KAGAWA MARU｣を引渡しいたしました｡本船は幅広浅喫水10万重量ﾄﾝ型ばら積み運搬船ｼﾘｰｽﾞの第３番船となります｡

特長

1

本船は石炭､鉄鉱石などを運搬するﾎﾟｽﾄﾊﾟﾅﾏｯｸｽ型ばら積み運搬船であり､共通構造規則(CSR-BC&OT)を適用し､ﾊﾟﾅﾏｯｸｽ型に比較し浅い喫水でより大きな載貨重量を確保できる幅広浅喫水船型（6ﾎｰﾙﾄﾞ）である｡

2

ﾊﾞﾗｽﾄﾀﾝｸの塗装性能基準（PSPC-WBT規則）を適用し､ﾊﾞﾗｽﾄﾀﾝｸの腐食防止に努めることにより､船舶の安全性を高めている｡

3

当社独自開発の『Namura flow Control Fin (NCF)』および『ﾌｨﾝ付き舵（Rudder-Fin）』を装備し､更には風圧力低減型居住区や低摩擦型船底防汚塗料を採用し推進性能の向上を図ると共に､電子制御式主機関を採用し燃料消費量の低減を図っている｡

4

機関部冷却ｼｽﾃﾑには､ｾﾝﾄﾗﾙ清水冷却方式を採用し､船内ﾒﾝﾃﾅﾝｽ作業の低減を図っている｡

5

港湾内の汚水排出規制を考慮し､生活排水や雨水およびﾎｰﾙﾄﾞ洗浄水の船外排出を適切に管理すべく､汚水等の貯蔵ﾀﾝｸを装備している｡

6

ﾊﾞﾗｽﾄ水管理条約に適合したﾊﾞﾗｽﾄ水処理装置を搭載している｡

7

2020年1月1日から一般海域で強化された硫黄酸化物（SOx）排出規制に適合したSOxｽｸﾗﾊﾞｰ（排ｶﾞｽ浄化装置）を搭載している｡

主要諸元

船名

KAGAWA MARU

全長

249.94ｍ

幅(型)

43.00ｍ

夏期満載喫水(型)

12.90ｍ

総ﾄﾝ数

60,099総ﾄﾝ

載貨重量

101,370重量ﾄﾝ

主機関

MAN B&W 6S60ME-C8.5?1基

定員

25名

船級

日本海事協会( NK )

船籍

ﾘﾍﾞﾘｱ