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■川崎重工/311,000重量トン型VLCC「 RYUOHSAN 」を引き渡し
311,000重量トン型VLCC「 RYUOHSAN 」の引き渡し
2020年11月17日







311,000重量トン型VLCC「RYUOHSAN」




川崎重工は、中国遠洋海運集団有限公司と共同運営している南通中遠海運川崎船舶工程有限公司(NACKS、中国南通市)において、CEDAR SHIPPING NAVIGATION S.A.(セダー シッピング ナビゲーション エスエー)向けVLCC「RYUOHSAN(リュウオウサン)」(当社第8056番船/NACKS第NE263番船)を引き渡しました。
本船は、当社が新たに開発した311,000重量トン型VLCCの5番船です。

本船の引き渡し、主要目ならびに特長は次のとおりです。

<引き渡し>

2020年11月16日

<主要目>




全長


339.50


m




幅(型)


60.00


m




深さ(型)


28.90


m




満載喫水(型)


21.00


m




総トン数


162,244







載貨重量


311,808


トン




主機関






MAN B&W 7G80ME-C9.5型ディーゼル機関1基




連続最大出力?22,800kW × 58回転/分




乗船定員


36名




船級


日本海事協会(NK)




船籍


日本





<特 長> 





1)


従来型の球状船首をなくし、喫水線における船長を長くした船首形状を新開発し、採用しています。これにより、航走する際に発生する船首波による造波抵抗を大幅に減少させ、推進性能を高めています。





2)

低回転超ロングストローク主機関と高効率の大直径プロペラの採用で低燃費を達成しています。




3)


主機関および発電機関の排気ガスの出口部にSOxスクラバー※1を搭載することで、2020年1月から施行開始されたSOx排出規制※2強化に対応しています。本装置の搭載により、規制強化後も従来の燃料油を継続的に使用できるため、燃料油のコスト低減が期待できます。





4)


省エネルギー技術の採用によって燃料消費量およびCO2排出量を低減させることで、EEDI規制※3のフェーズ2相当の削減量を達成しています。





※1. SOxスクラバー:
排ガス中の硫黄酸化物(SOx)を除去する装置
※2. SOx排出規制:
2015年1月から欧米の排出規制海域(ECA)において、燃料中硫黄分0.1%以下のSOx排出規制が実施されている。また、2020年1月からは、その他の世界の全海域を航行する船舶に対し、硫黄分が0.5%以下の燃料を使用するか、排ガス中からのSOxを同等に低減する代替装置を使用することが義務付けされている。
※3. EEDI(Energy Efficiency Design Index)規制:
1トンの貨物を1マイル運ぶ際に排出されるCO2のグラム数として定義されるエネルギー効率設計指標(EEDI)を用いて、新造船の省エネ性能に関する規制値への適合を強制する国際規制。EEDI規制値は建造契約日と引渡日に応じて段階的に強化される。VLCCの場合、フェーズ2ではフェーズ0からの20%のCO2削減が要求される。2013年1月発効。
 
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