飯野海運／出光ﾀﾝｶｰ向け新造 VLCC が竣工｜物流ﾆｭｰｽ

ﾆｭｰｽ　

用語　

ｾﾐﾅｰ

■飯野海運／出光ﾀﾝｶｰ向け新造 VLCC が竣工

出光ﾀﾝｶｰ株式会社向け新造 VLCC が竣工
~当社 4 隻目の SOx ｽｸﾗﾊﾞｰ搭載船~

9 月 28 日（月）出光ﾀﾝｶｰ株式会社向け新造 VLCC （Very Large Crude oil Carrier: 大型原油ﾀﾝｶｰ)｢昇邦丸｣が中国の南通中遠海運川崎船舶工程有限公司（NACKS）において竣工しました｡当社の船舶として４隻目の SOx ｽｸﾗﾊﾞｰ（注）搭載船となります｡加えて､推進性能の向上のため船尾ｾﾐﾀﾞｸﾄ､ﾊﾞﾙﾌﾞ及びﾌｨﾝ付き舵､低摩擦型船底防汚塗料を採用､燃料消費量の低減のため電子制御式主機関を採用するなど環境に配慮したﾀﾝｶｰとなっています｡当社は 1929 年から約 100 年にわたり原油輸送に取り組んでまいりました｡豊富な経験と技術力を持つ当社ｸﾞﾙｰﾌﾟのｲｲﾉﾏﾘﾝｻｰﾋﾞｽ株式会社が本船の船舶管理を担い､日本の暮らしと産業を支える原油の安定供給に貢献します｡
当社ｸﾞﾙｰﾌﾟは中期経営計画｢Be Unique and Innovative. : The Next Stage‐2030 年に向けて‐｣で掲げる重点強化策に基づき､環境負荷を低減する技術を導入した船舶を通じて持続可能な社会の実現に貢献してまいります｡
＜昇邦丸の概要＞
載貨重量ﾄﾝ：311,980
重量ﾄﾝ総ﾄﾝ数：162,217 総ﾄﾝ
全長：339.50m
全幅：60.00m
建造会社：南通中遠海運川崎船舶工程有限公司（NACKS）
船籍：日本
注 SOx ｽｸﾗﾊﾞｰ
船舶の排出ｶﾞｽ中の硫黄酸化物（SOx）を除去する装置｡2020 年 1 月以降は船舶燃料油の硫黄分濃度に係る規制（SOx 規制）が強化され､SOx ｽｸﾗﾊﾞｰによる排出ｶﾞｽ中の硫黄分の除去処理､あるいは硫黄分の少ない適合油を船舶燃料油として使用する必要があります｡