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■ラクスル/増収も3億6800万円の経常損失を計上(2020年7月期 決算短信〔日本基準〕(非連結))
2020年7月期? 決算短信〔日本基準〕(非連結)単位・百万円  
       売上高   営業利益 経常利益  当期純利益
2020年7月期 21,494 25.2  △244 −  △368 −  △494 −
2019年7月期 17,168 53.6  143 54.6  130 201.2  69 350.2
(略)
(1)当期の経営成績の概況
当社は、当事業年度より、事業ごとの収益性及び投資判断明確化のため、セグメント構成の見直しをおこない、 当社サービスブランド名に合わせ、「印刷事業」を「ラクスル」に、「運送事業」を「ハコベル」にセグメント名 称を変更いたしました。 また、これまで広告サービス事業は集客支援の一部として「印刷事業」の中に含めておりましたが、「ノバセル 事業」として区分いたしました(以下 参考:セグメント変更のイメージ参照)。これは、新たにTVCM広告のプラ ットフォームである「ノバセル」をリリースしたことで、「ラクスル」、「ハコベル」に続く新規事業として適切 に表現するとともに、各セグメントにおける売上高及び利益をより合理的に認識するためであります。 この結果、当事業年度より、報告セグメントを従来の「印刷事業」「運送事業」の2区分から、「ラクスル」 「ノバセル」「ハコベル」の3区分に変更しております。今後は、「ラクスル」、「ノバセル」及び「ハコベル」 の3セグメントにおいて、事業基盤の強化及び収益力の向上に取り組んでまいります。 当事業年度におけるわが国経済は、消費増税による景気後退局面に差し掛かっていた中、新型コロナウイルス感 染症の拡大が全世界的に猛威を振るい、日本国内でも緊急事態宣言による外出自粛要請を受けて景気の減速傾向が 一層強まる結果となりました。 このような状況の中、当社は、「仕組みを変えれば世界はもっと良くなる」というビジョンの下、主に印刷・集 客支援のシェアリングプラットフォーム「ラクスル」、TVCM等の広告のプラットフォーム「ノバセル」、物流のシ ェアリングプラットフォーム「ハコベル」を運営してまいりました。 当事業年度の売上高は21,494百万円(前事業年度比25.2%増)、営業損失は244百万円(前事業年度は営業利益 143百万円)、経常損失は368百万円(前事業年度は経常利益130百万円)、当期純損失は494百万円(前事業年度は 当期純利益69百万円)となりました。
(略)
セグメント毎の状況は、次のとおりであります。
ラクスルセグメント 「ラクスル」の当事業年度のトピックスは以下のとおりであります。
@紙以外の印刷EC領域への本格参入
シール、ノベルティ、パッケージ等、紙以外の印刷EC領域におけるラインアップ拡大に注力し、売上に占め る比率を拡大いたしました。
Aサプライプラットフォームの高収益化
商材や納期に応じて提携先の印刷工場へ自動最適発注を行うアルゴリズムの開発、および提携先ネットワー クの継続的な拡大により、売上総利益率を向上いたしました。 B印刷データの自動チェック機能の進化 業界で初めて、ページ数の多い冊子の印刷入稿データを自動でチェックする機能を開発、リリースいたしま した。これにより、顧客の利便性向上と生産性の改善を実現いたしました。 この結果、売上高は16,330百万円(前事業年度比12.9%増)、セグメント利益は1,340百万円(前事業年度 比2.1%増)となりました。
ノバセルセグメント 「ノバセル」の当事業年度のトピックスは以下のとおりであります。
@大都市圏におけるCM取り扱いを強化
ローカルエリアに加え、関東・関西・中京エリア等大都市圏の放映案件が増加し、売上高の拡大に寄与いた しました。
A「運用型TVCM」サービスの開始
企画〜制作〜放映〜分析までをワンストップで実施し、PDCAサイクルを回すことができる運用型TVCMのサー ビスを開始いたしました。これにより、顧客満足度の上昇とリピートユーザーの増加を実現いたしました。
BSaaSサービス「ノバセルアナリティクス」のリリース
番組別、クリエイティブ別にTVCMの効果測定が可能となるツール「ノバセルアナリティクス」を開発、リリ ースいたしました。リリース直後より有償での利用が広がっており、今後も売上の拡大および売上総利益率の 向上に寄与する見込みであります。 この結果、売上高は2,853百万円(前事業年度比167.4%増)、セグメント利益は4百万円(前事業年度比 93.3%減)となりました。
ハコベルセグメント 「ハコベル」の当事業年度のトピックスは以下のとおりであります。
@ソリューション提供による顧客のコスト削減
大口顧客に対してルートの最適化等、顧客のコストを削減するソリューションを提供することにより、発注 頻度が上昇し、売上高の拡大に寄与いたしました。
Aマッチングシステムの進化(スマート依頼)
過去の蓄積データを活用して、運送会社への発注内容および発注価格を最適化するアルゴリズムを開発、導 入いたしました。これにより、車両手配までのリードタイム短縮と売上総利益率の向上を実現いたしました。
B運行管理システムをSaaSサービスとして有償導入開始
従来のマッチングビジネスに加え、運行管理システムをSaaSサービスとして提供するビジネスモデルの展開 を開始いたしました。今後、売上総利益率の向上に寄与する見込であります。 この結果、売上高は2,186百万円(前事業年度比41.7%増)、セグメント損失は370百万円(前事業年度はセ グメント損失161百万円)となりました。
(略)
 
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