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■川崎重工/ばら積運搬船「ULTRA VISION」を引き渡し
ばら積運搬船「ULTRA VISION」の引き渡し
2020年06月30日






ばら積運搬船「ULTRA VISION」






川崎重工は、本日、中国遠洋海運集団有限公司と共同運営している大連中遠海運川崎船舶工程有限公司(DACKS、中国大連市)において、MK CENTENNIAL MARITIME B.V.?(エムケー センテニアル マリタイム ビーブイ)向け61型ばら積運搬船「ULTRA VISION (ウルトラ ヴィジョン)」(当社第8049番船/DACKS第069番船)を引き渡しました。
本船の引き渡し、主要目ならびに特長は次のとおりです。

<引き渡し>

2020年6月30日

<主要目>




全長


199.90


m




長さ(垂線間長)


197.00


m




幅(型) 


32.24


m




深さ(型)  


18.60


m




満載喫水(型)


13.00


m




総トン数


34,793







載貨重量


61,119


t




貨物倉容積


77,539


m3




主機関






MAN B&W 6S50ME-B9.3?ディーゼル機関 1基




連続最大出力 8,130kW × 108回転/分




航海速力


約?14.5?ノット




定員


25 名




船級


ロイド船級協会




船籍


パナマ





<特 長> 





1)


省燃費型の電子制御式ディーゼル主機関を搭載するとともに、推進効率の高い形状のプロペラ、当社が開発したカワサキフィン付ラダーバルブおよびコントラフィン付セミダクトなどの推進性能に寄与する技術を採用し、燃費の向上を図っています。





2)


主機関および発電機関の排気ガスの出口部にSOxスクラバー※1を搭載することで、2020年1月から施行開始されたSOx排出規制※2強化に対応しています。本装置の搭載により、規制強化後も従来の燃料油を継続的に使用できるため、燃料油のコスト低減が期待できます。





3)


省エネルギー技術の採用によって燃料消費量およびCO2排出量を低減させることで、EEDI規制※3のフェーズ2に対応しています。





※1. SOxスクラバー:
排ガス中の硫黄酸化物(SOx)を除去する装置
※2. SOx排出規制 :
2015年1月から欧米の排出規制海域(ECA)において、燃料中硫黄分0.1%以下のSOx排出規制が実施されている。また、2020年1月からは、その他の世界の全海域を航行する船舶に対し、硫黄分が0.5%以下の燃料を使用するか、排ガス中からのSOxを同等に低減する代替装置を使用することが義務付けされている。
※3. EEDI(Energy Efficiency Design Index)規制:
1トンの貨物を1マイル運ぶ際に排出されるCO2のグラム数として定義されるエネルギー効率設計指標(EEDI)を用いて、新造船の省エネ性能に関する規制値への適合を強制する国際規制。EEDI規制値は建造契約日と引渡日に応じて段階的に強化される。ばら積み運搬船の場合、フェーズ2ではフェーズ0からの20%のCO2削減が要求される。2013年1月発効。
 
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