物流ニュース&用語辞典 powerd by e-LogiT
物流ニュース
ニュース 用語 セミナー
■川崎重工/84,000立方メートル型LPG燃料LPG運搬船を受注
84,000?型LPG燃料LPG運搬船を受注
2020年02月10日



川崎重工は、シンガポールのKUMIAI NAVIGATION(PTE)LTD(クミアイ ナビゲーション プライベート リミテッド)と84,000m3型LPG(液化石油ガス)燃料LPG運搬船1隻の造船契約を締結しました。
本船は、当社がこれまでに受注した65隻目のLPG運搬船にあたります。昨年、同社よりLPG燃料LPG運搬船の1番船を受注しており、本船はそれに続く2番船となります。今後、坂出工場で建造し、2022年に竣工予定です。

今回受注したLPG運搬船の推進燃料は、LPGと低硫黄燃料油です。LPGを燃料として使用することで、燃料油使用時に比べ、排気ガス中の硫黄酸化物(SOx)?や二酸化炭素などの排出量を大幅に削減できます。これにより2020年1月から強化されたSOx排出規制※1および、段階的に規制が強化されている二酸化炭素排出量規制に対しては、2022年にさらに強化されるEEDI※2フェーズ3にも適応しています。
また本船は、上甲板にLPG?燃料タンクを装備することで、貨物とは別に燃料用のLPGを積載することができ、LPG?燃料タンクはカーゴタンクと配管で接続されるため、必要に応じてカーゴタンクからLPGを注ぎ足すことが可能となります。

当社はLPG燃料LPG運搬船をはじめとした環境規制に対応した各種商船の建造に積極的に取り組むことで、海運業界における各種排ガスの抑制に貢献していきます。

<主要目>




全長


約230.00?m




長さ(垂線間長)


226.00 m




幅(型)


37.20 m




深さ(型)


21.90 m




夏期満載喫水(型)


11.60 m




タンク容量


84,000 m3





※1 SOx排出規制
2015年1月から欧米の排出規制海域(ECA)において、燃料中硫黄分0.1%以下のSOx排出量規制が実施されています。また、2020年1月からは、その他の世界の全海域を航行する船舶に対し、燃料中の硫黄分が0.5%以下の燃料を使用するか、排ガス中からのSOxを同等に低減する代替装置を使用することが義務付けられます。
※2?EEDI(Energy Efficiency Design Index)規制
1トンの貨物を1マイル運ぶ際に排出されるCO2のグラム数として定義されるエネルギー効率設計指標(EEDI)を用いて新造船の省エネ性能の規制値への適合を強制する国際規制。EEDI規制値は建造契約日と引渡日に応じて段階的に強化される。大型LPG運搬船やLNG運搬船など一部の船種では、2022年以降の建造契約船からフェーズ3(基準値から30%のCO2削減)が要求される。
 
前の記事へ次の記事へ
【このURLを友達に教える
携帯版メールニュースの配信登録
最新の物流ニュースと1日1語(2語)の物流用語を平日朝7時ごろにお送りします。朝のコーヒー、通勤(通学)時に学んでください。
ご希望の方は、空メールを送信すると登録できます。
イー・ロジットの個人情報保護方針はこちら
サイト内検索
ホーム ページ下部
物流ニュース&用語集
 物流ニュース / 物流用語辞典 / セミナー情報
 ニュース登録(空メール)
事業内容
 社員教育 / 通販物流代行 / 物流改善・コスト削減
会社案内
 会社概要 / アクセス(地図)
 プライバシーポリシー
 訪問販売法に基づく表記
採用情報
 採用情報
 通販物流スタッフ(パート/アルバイト)
友達にURLを教える
お問い合わせ
Copyright(c)e-LogiT.com All Rights Reserved.