日清紡ﾎｰﾙﾃﾞｨﾝｸﾞｽ／xEV用電源部品事業の成長に向けてFDKが保有する電子事業の一部事業を譲受｜物流ﾆｭｰｽ

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■日清紡ﾎｰﾙﾃﾞｨﾝｸﾞｽ／xEV用電源部品事業の成長に向けてFDKが保有する電子事業の一部事業を譲受

xEV用電源部品事業の成長に向けたFDK株式会社の一部事業の譲受に関するお知らせ

当社は､2019年4月26日の取締役会において､FDK株式会社（以下｢FDK社｣）が保有する電子事業の一部（以下｢対象事業｣）を譲受することを決議しましたので､下記のとおりお知らせいたします｡本件取引は､FDK社が新たに設立する完全子会社（以下｢対象会社｣）に対して､対象事業に関して有する資産等を会社分割により承継させる等したうえで､対象会社の発行済株式の全部を､当社ｸﾞﾙｰﾌﾟの長野日本無線株式会社（以下｢長野日本無線｣）が譲受する方法で行うことを予定しています｡

　　記

1.譲受の目的･狙い
当社ｸﾞﾙｰﾌﾟは､企業理念｢挑戦と変革｡地球と人びとの未来を創る｡｣のもと､｢環境･ｴﾈﾙｷﾞｰｶﾝﾊﾟﾆｰ｣ｸﾞﾙｰﾌﾟとして地球環境の向上やｻｽﾃﾅﾌﾞﾙな社会づくりに貢献しています｡

主力であるﾓﾋﾞﾘﾃｨ分野においては､自動車ﾌﾞﾚｰｷ用摩擦材をはじめ､ETC車載機やGPS受信機､車載用半導体などの他､長野日本無線においてはﾊｲﾌﾞﾘｯﾄﾞ車をはじめとするxEV（電動車）用ｺｲﾙ､ﾄﾗﾝｽ等の部品事業を展開しています｡自動車の電動化が進むにつれて､これらの製品の需要は年々旺盛になっており､ﾊﾞｯﾃﾘｰの充電やﾊﾞｯﾃﾘｰの電圧を変換し安定化する電源など様々な用途で､多くの採用実績があります｡

一方､FDK社の対象事業ではｺｲﾙやﾄﾗﾝｽ製品のほかに､それらの重要な材料である高性能磁性素材（ﾌｪﾗｲﾄ）も生産しており､その開発･量産技術力は業界でもﾄｯﾌﾟｸﾗｽです｡今後ますます大きくなるxEV市場において､長野日本無線と対象会社は製品･市場を補完し合う関係にあります｡生産能力と設計開発力を強化し､xEV用電源部品事業の成長を図ることで当社ｸﾞﾙｰﾌﾟの企業価値を高めてまいります｡

2.FDK社の概要
（1）名称:FDK株式会社
（2）所在地:東京都港区港南一丁目6番41号
（3）代表者:代表取締役社長大橋洋一
（4）事業内容:電池および電子部品の製造販売
（5）資本金:31,709百万円
（6）設立年月日:1950年2月7日
（7）大株主及び持株比率:富士通株式会社 58.76%
（8）当該会社の経営成績及び財政状態（2018年3月期）
　純資産:4,293百万円
　総資産:51,054百万円
　売上高:73,129百万円
　営業利益:666百万円
　経常利益:78百万円
　当期純利益:△630百万円

3.日程
（1）取締役会決議日:2019年4月26日
（2）契約締結日:2019年4月26日
（3）本件取引実行日:2019年7月1日（予定）

4.今後の見通し
本件取引の実行により､当社ｸﾞﾙｰﾌﾟの今期（2019年12月期）の業績に与える影響は､現在精査中であり､確定次第速やかに開示します｡

以上