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■川崎重工/当社初のSOxスクラバー搭載のLPG運搬船「PYXIS PIONEER」の引き渡し
当社初となるSOxスクラバー搭載のLPG運搬船「PYXIS PIONEER」の引き渡し
2019年04月23日






LPG運搬船「PYXIS PIONEER」






川崎重工は、本日、KUMIAI NAVIGATION?(PTE)?LTD(クミアイ ナビゲーション プライベート リミテッド)向けに82,200m3型LPG運搬船「PYXIS PIONEER(ピクシス パイオニア)」(当社第1737番船)を引き渡しました。
本船は、当社がこれまでに引き渡した58隻目のLPG運搬船にあたり、当社で初めてSOxスクラバー※1を搭載した船舶です。

本船の引き渡し、主要目ならびに特長は次のとおりです。

<引き渡し>






2019年4月23日




<主要目>









全長


229.90







長さ(垂線間長)


226.00







幅(型) 


37.20







深さ(型)  


21.00







満載喫水(型)


11.20







総トン数


47,236





載貨重量


53,928


トン




貨物倉容積


82,391


m3




主機関













川崎−MAN B&W 7S60ME−C8.2型ディーゼル機関 × 1基






定員


29名




船級


日本海事協会(NK)




船籍


シンガポール









<特 長> 





1)


当社が開発した船首形状(SEA−ARROW)を採用し、船が航走する際に船首部に発生する波を極限まで減少させ、推進性能の大幅な向上を図っています。





2)


主機関には、省燃費型の電子制御式超ロングストローク2サイクル低速ディーゼル機関を採用し、さらにプロペラ周りにカワサキフィン付ラダーバルブならびにコントラフィン付セミダクトを装備することにより、燃料消費量の低減を図っています。





3)


主機関および発電機関の排気ガスの出口部にSOxスクラバーを搭載することで、2020年から施行開始となる世界の全海域でのSOx排出規制※2強化に対応しています。本装置の搭載により、規制強化後も低硫黄燃料油への切り替えを必要とせず、一般的な燃料油を継続的に使用できるため、燃料油のコスト低減が期待できます。





4)


低温で液化された石油ガスを積むため、低温収縮を吸収できる防熱された独立型貨物タンクを4区画の船倉内に4基設けています。





5)


貨物タンクには、−46℃までの低温液化石油ガスを積み込むことができるように低温用特殊鋼材を使用し、周囲は発泡ウレタンを用いた防熱を施しています。





6)


本船型・設備は、2016年6月に拡張工事が完了した新パナマ運河の規則に対応しています。





※1 SOxスクラバー :排ガス中の硫黄酸化物(SOx)を除去する装置
※2 SOx排出規制 :
2015年1月から欧米の排出規制海域(ECA)において、燃料中硫黄分0.1%以下のSOx排出量規制が実施されています。また、2020年1月1日からは、その他の世界の全海域を航行する船舶に対し、燃料中の硫黄分を0.5%以下に制限するか、排ガス中からのSOxを同等に低減する代替装置を使用することが義務付けられます。
 
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