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■クラリオン/自動運転で外部センサーとして装着される複数の車載小型カメラの自動洗浄システムを開発
自動運転で外部センサーとして装着される複数の車載小型カメラの自動洗浄システム

 クラリオン株式会社(執行役社長兼CEO:川端 敦 / 以下、クラリオン)は、自動運転で外部センサーとして装着される複数の車載小型カメラの精度を確保するため、カメラごとの汚れをエアと洗浄液の混合ミストで自動洗浄する「Multi Camera Washing System(マルチ カメラ ウォッシングシステム)」を開発しました。


 今回開発したMulti Camera Washing Systemは、独自の「カメラ別汚れ検知技術」とエア供給装置・洗浄液供給装置・電磁弁の「洗浄制御技術」です。カメラ別汚れ検知技術は、従来の1カメラを洗浄する技術の拡充によるもので、新たに複数のカメラの汚れを画像として検知する機能を含むカメラECUを開発、これによりカメラごとの汚れ検知を可能としました。洗浄制御技術は、カメラごとに検知した汚れ結果によりポンプECUでエア供給装置・洗浄液供給装置・電磁弁を制御、カメラごとに最適な洗浄モードを実行します。


 Multi Camera Washing Systemの洗浄の流れは、以下の通りです。
(1)カメラECUが画像処理機能でカメラごとにレンズ面の汚れを検知し、ポンプECUに通知。
(2)ポンプECUは受信した汚れレベルが閾値を超えた場合、該当するカメラを最適なモードで洗浄。今回の洗浄対象はカメラレンズですが、将来的にはレーザーレーダーの「Lidar」なども対象とする計画です。


システム概要図


 自動運転システムには、多数のセンサーが車両外部に装着されます。特に光学系センサーであるカメラやLidarは雨や泥や虫などによる表面の汚れが検知性能に影響します。今回のMulti Camera Washing Systemは、自動運転の継続性の向上を支援し、かつ洗浄液の消費量を抑制してその補充の手間を低減するなど、ドライバーに快適な環境を提供します。


 クラリオンはこれまで、日本の主要カーメーカーと共同開発により1カメラ洗浄システムを製品化しています。今回、これまでの洗浄技術をベースに、複数のカメラ洗浄技術を開発しました。今後も実用化に向け、さらなる技術向上に取り組みます。
 
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