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■ヤマタネ/経常利益は前年比6%増(平成30年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結))
平成30年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
単位・百万円  
      売上高    営業利益  経常利益  当期純利益
30年3月期 53,607 6.8   4,614 0.7   4,330 6.0   2,544 △2.9
29年3月期 50,213 △3.1  4,584 △4.6  4,084 △1.1  2,621 15.8
(注) 包括利益 30年3月期 2,845百万円( △26.9%) 29年3月期 3,892百万円( 70.9%)
(略)
@当期の概況
イ.全般の概況
当期におけるわが国経済は、企業収益の改善を背景として、個人消費と設備投資を中心とした内需の拡大により、 堅調に推移いたしました。 このような状況下におきまして、当期の連結業績は、食品部門の増収を主因として、売上高は536億7百万円(前 期比6.8%増)となり、営業利益は46億14百万円(同0.7%増)となりました。また、経常利益は受取配当金の増加 と支払利息の減少に加え、テナント都合の退去による違約金収入もあり43億30百万円(同6.0%増)となりました。 親会社株主に帰属する当期純利益は、再開発に伴う賃貸ビル解体による固定資産除却損の計上により25億44百万円 (同2.9%減)となりました。
ロ.セグメント別の概況
@.物流部門
物流業界におきましては、内需の拡大を背景に国内貨物が堅調な荷動きを見せ、倉庫保管残高や貨物輸送量は前 年を上回って推移しました。また、国際貨物についても世界経済の拡大基調のもとで前年に引続き堅調な荷動きと なりました。 このような状況下で、物流部門におきましては、堅調な荷動きを背景に配送センター業務が好調に推移したこと 等から、陸上運送料が増収となりました。しかしながら、一部大口先の入替えや取引内容の見直し等による減収が 影響し、売上高は208億98百万円(前期比0.4%減)となり、営業利益は30億35百万円(同3.4%減)となりました。
A.食品部門
コメ流通業界におきましては、3年連続で生産調整目標が達成されコメ取引の需給が締まり、平成29年産米の価 格は引続き上昇しました。中でも業務用を中心とした低価格帯米の価格上昇が大きくなっております。 このような状況下で、食品部門におきましては、一般小売店や他卸売業者向けである玄米販売は、取引価格の高 騰から取扱数量が22千玄米トン(前期比0.9%減)と減少しましたが、量販店・外食向けである精米販売は74千玄米 トン(同6.6%増)と増加し、総販売数量は97千玄米トン(同4.8%増)となりました。売上高は、販売数量の増加 に加え、取引価格の上昇により269億83百万円(前期比15.2%増)となりました。営業利益は、精米販売が好調だっ たことに加え、業務効率化等によるコスト削減効果も加わり6億20百万円(同109.6%増)となりました。
B.情報部門
情報サービス業界におきましては、企業において生産性向上や情報セキュリティー強化のために、AIやクラウ ドサービス等の最新IT技術を活用した生産管理システム刷新や情報系システム再構築の動きが強まり、IT関連 投資は順調に推移しました。 このような状況下で、情報部門におきましては、基幹系システムを中心とした開発・保守業務が堅調に推移し、 売上高は22億76百万円(前期比0.3%増)となりましたが、営業利益につきましては、棚卸用ハンディターミナルの レンタル事業での減収等により2億45百万円(同21.9%減)となりました。
C.不動産部門
不動産業界におきましては、都市部を中心に活発な取引が続き、三大都市圏においては5年連続で地価が上昇し ました。また、都心部の賃貸オフィスビル市場も空室率の低下が続き、賃料水準も底堅い動きとなりました。 このような状況下で、不動産部門におきましては、大口テナント退去の影響や再開発に伴う賃貸ビルの閉鎖等に より、売上高は34億49百万円(前期比2.3%減)となり、営業利益は15億13百万円(同10.0%減)となりました。
A次期の見通し
イ.全般の状況
今後を展望いたしますと、わが国の経済は東京オリンピック・パラリンピックや首都圏再開発に向けた需要が追 い風になることに加え、企業業績の拡大や雇用情勢の改善を背景とした設備投資や個人消費等の国内民需が景気を 下支えし景気の拡大基調が続くと見込まれます。
ロ.セグメント別の状況
@.物流部門
物流業界におきましては、国内貨物輸送は、堅調な企業業績を受けて消費関連貨物や生産関連貨物が堅調に推移 し、住宅投資の減少などに伴い建設関連貨物がマイナスを見込むものの、結果として総輸送量は小幅ながら増加と なる見込みです。また、宅配業界を中心にドライバーの労働条件改善のため、ネット通販などの大口先を対象に運 賃の引上げの動きが続いております。 国際貨物輸送については、世界経済の拡大基調が継続するなかで、引き続き堅調な荷動きが見込まれます。ただ し、米国向けは一部の保護主義的な動きによる貿易停滞や中国経済の減速が押し下げ要因になる懸念も残ります。 このような状況下で、物流部門におきましては、国内物流については配送センター機能や製品の梱包・加工機能 を中心とした物流アウトソーシング受託業務の拡大に取り組み、新規顧客の獲得による営業基盤の拡大と既存顧客 の取引収支の改善をめざしてまいります。そのために物流品質の向上と人材の育成に最注力いたします。また、成 長戦略の一環としては、事業規模の拡大に向けた国内輸配送の強化に取り組み、千葉県印西市に購入した土地の第 一期事業プランの策定及び着工に入ります。加えて、昨年新設した物流不動産部により、既存施設の有効活用とリ ーシングビジネスの拡大をめざしてまいります。 国際物流については、国際輸送と海外引越の営業部門を統合し、効率的な業務推進体制を構築いたします。大型 新規顧客の獲得と主要顧客の取引拡大に努めるとともに、業務フローやシステムの見直し等により生産性や業務品 質の向上をめざしてまいります。
A.食品部門
コメ流通業界におきましては、平成30年産米より政府が都道府県別の生産数量目標の配分を中止することとなり ました。また、昨年8月には農業競争力強化支援法が施行され、全農のコメ販売事業の方向転換(卸を通さない直 接販売ルートの拡大)や、コメ卸の抜本的な合理化の推進が掲げられており、コメ流通の枠組みが大きく変容しつ つあります。 一方で米の産地においては、平成30年度産以降も飼料用米に対する補助金政策が当面継続されます。主食米にお ける全農の集荷力が低下しつつある中で市場流通量も不透明であり、流通価格に影響を与えることが見込まれま す。 このような状況下で、食品部門におきましては、環境やコメ相場の動向に左右されずにマーケットのニーズに即 した銘柄の安定的な調達をめざし、産地と協業し新たな仕入ルートの開拓に最注力してまいります。そのためには、 業務用を中心とした低価格帯米の需要拡大等、消費トレンドの変化を踏まえた実需の動向を産地へ的確に伝え、 「ニーズに合ったコメ作り」を産地と共に推進していく必要があります。 また、販売面では顧客へのきめ細かな提案営業によるシェア拡大と、新規顧客の開拓を推進します。加えて、生 産管理体制の強化により、安全・品質の追求と効率改善を強力に推進し、信頼される「ヤマタネブランド」の確立 をめざしてまいります。
B.情報部門
情報サービス業界におきましては、IoTが成長をけん引していくと考えられます。スマートデバイスを中心とする 情報伝達手段の高度化に加え、ネットワークの高速化、AIの活用をはじめとしたデータ分析技術の進展を背景に IoT分野の市場規模は今後も拡大を続けると予想されます。この動きを背景に企業のIT投資は、大型汎用機を使っ た大規模なシステム構築から、クラウドを活用した迅速軽量なシステム開発へ急速に移行していくと予想されま す。 このような状況下で、情報部門におきましては、当社と子会社である株式会社ヤマタネシステムソリューション ズとの一体運営を推進し、ヤマタネグループのIT基盤の高度化と情報セキュリティ体制の強化をはかります。シ ステム開発業務では、得意の汎用系システムの開発・保守業務に加え、時代の流れを汲み、クラウドを活用したシ ステム開発やスマートデバイスのアプリケーション開発等にも注力し、ビジネスの拡大と人材育成の強化に努めて まいります。加えて、棚卸機器レンタル関連業務においても、高度なスマートデバイスの導入とクラウド型システ ムの活用により顧客の生産性向上に寄与することで、事業の拡大と収益性の向上をめざしてまいります。
C.不動産部門
不動産業界におきましては、都心部では大型開発により賃貸面積は増加しているものの、旺盛な需要により賃貸 オフィスビルの空室率は2%台にまで低下し、賃料水準も底堅い動きが続くと予想されます。 このような状況下で、不動産部門におきましては、日本橋兜町での再開発計画に着手しましたが、今後も保有資 産の見直しによる建替え等の再開発計画の着実な推進をめざしてまいります。また、テナント動向の把握と稼働率の維持に努めるとともに長期保守計画に基づく設備の更新や修繕を着実に進め、より良好な執務環境やより高度な 耐震性並びに安全性を持つ競争力のあるビル運営をめざしてまいります。 新中期経営計画「ヤマタネ 2019プラン」の最終年度となります平成31年3月期の連結業績予想につきましては、 不動産部門において再開発による賃貸ビル閉鎖で営業収入の減少が見込まれることを主因に、売上高は529億円(前 期比1.2%減)と前期比6億円の減収を予想し、利益面でも、営業利益は41億10百万円(同10.9%減)、経常利益は 37億50百万円(同13.4%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は24億50百万円(同3.7%減)を予想しておりま す。
(略)
 
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