日清製粉／ﾊﾞﾝｸｰﾊﾞｰ近郊工場の生産能力を約８０％増強｜物流ﾆｭｰｽ

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■日清製粉／ﾊﾞﾝｸｰﾊﾞｰ近郊工場の生産能力を約８０％増強

日清製粉（株）､北米の事業拡大を加速～ﾊﾞﾝｸｰﾊﾞｰ近郊工場の生産能力を約８０％増強～　日清製粉ｸﾞﾙｰﾌﾟは本年５月に新経営計画｢NNI－１２０II｣を策定致しましたが､その中で｢戦略的な投資等の実行により自立的成長を目指す｣としております｡その一環として､日清製粉ｸﾞﾙｰﾌﾟの日清製粉株式会社（社長：見目　信樹）は､海外子会社であるﾛｼﾞｬｰｽﾞ･ﾌｰｽﾞ　Ltd．（以下｢ﾛｼﾞｬｰｽﾞ社｣）のﾁﾘﾜｯｸ工場（ｶﾅﾀﾞ･ﾊﾞﾝｸｰﾊﾞｰ近郊）に新ﾗｲﾝを増設し､同工場の生産能力を約８０％増強することを決定いたしました｡これによりﾛｼﾞｬｰｽﾞ社全体の能力は日産７７０ﾄﾝ（約５０％能力増）となります｡　ﾛｼﾞｬｰｽﾞ社は１９８９年に日清製粉（株）が買収して以来､顧客ﾆｰｽﾞに合致したｻｰﾋﾞｽの提供や､強みである高品質の小麦粉供給力等を活用して順調に業績を拡大し､現在ｶﾅﾀﾞ第４位の製粉会社となっております｡２０１０年にも生産能力の増強を実施し､需要増に対応してまいりましたが､販売が好調であり､今後生産能力の不足が見込まれております｡そのため､ｶﾅﾀﾞ･ﾊﾞﾝｸｰﾊﾞｰ近郊に立地するﾁﾘﾜｯｸ工場に新生産ﾗｲﾝを増設することにより､供給体制を強化し､更なる事業拡大を目指してまいります｡　北米西海岸地域は人口が多く､加えて日本の食文化が浸透している有望な市場であり､同地域ではﾛｼﾞｬｰｽﾞ社２工場と米国子会社であるﾐﾗｰ･ﾐﾘﾝｸﾞ･ｶﾝﾊﾟﾆｰLLCの３工場が事業を展開しております｡今般の新生産ﾗｲﾝ増設により､同地域でのﾌﾟﾚｾﾞﾝｽを高めていくとともに､成長戦略を加速させ北米全体の事業基盤拡大に取り組んでまいります｡◆ﾛｼﾞｬｰｽﾞ･ﾌｰｽﾞ　Ltd．新生産ﾗｲﾝ増設の概要　１．対象工場：ﾁﾘﾜｯｸ工場　　　　　　　　　（ｶﾅﾀﾞ･ﾌﾞﾘﾃｨｯｼｭｺﾛﾝﾋﾞｱ州ﾁﾘﾜｯｸ市）　２．設備増能力：生産能力　日産２５０ﾄﾝ（小麦ﾍﾞｰｽ）　　　　　　　　　　（新生産ﾗｲﾝ増設後　日産５５０ﾄﾝ､約８０％能力増）　　　　　　　　　　小麦ｻｲﾛ収容力　約３千ﾄﾝ　　　　　　　　　　小麦粉ｻｲﾛ収容力　約１千ﾄﾝ　３．完工時期：２０１７年秋頃　４．投資額：３６百万ｶﾅﾀﾞﾄﾞﾙ　　　　　　　（約３４億円､１ｶﾅﾀﾞﾄﾞﾙは９５円で換算）◆ﾛｼﾞｬｰｽﾞ･ﾌｰｽﾞ　Ltd．の会社概要　１．本社所在地：ｶﾅﾀﾞ･ﾌﾞﾘﾃｨｯｼｭｺﾛﾝﾋﾞｱ州ｱｰﾑｽﾄﾛﾝｸﾞ市　２．生産能力：日産７７０ﾄﾝ（増設後､小麦ﾍﾞｰｽ）　　　　　　　　　ﾁﾘﾜｯｸ工場５５０ﾄﾝ､ｱｰﾑｽﾄﾛﾝｸﾞ工場２２０ﾄﾝ　３．資本金：１，４０６万ｶﾅﾀﾞﾄﾞﾙ　４．出資構成：日清製粉ｸﾞﾙｰﾌﾟ　９０％　５．社長：Victor　N．Bell　６．従業員：約１２０名　７．事業内容：小麦粉､ｼﾘｱﾙ食品の製造販売