宇徳／経常利益は前年比８２･７％増（平成27年３月期決算短信〔日本基準〕(連結)）｜物流ﾆｭｰｽ

ﾆｭｰｽ　

用語　

ｾﾐﾅｰ

■宇徳／経常利益は前年比８２･７％増（平成27年３月期決算短信〔日本基準〕(連結)）

平成27年３月期決算短信〔日本基準〕(連結)単位･百万円
　　　　　　　　　売上高　　　　　営業利益　　　経常利益　　当期純利益
27年３月期　53,335 22.4　　 5,344 86.5 　5,562 82.7 　3,434 44.126年３月期　43,581 △4.2 　2,865 12.6　 3,044 8.3 　　2,383 37.4
（略）
（１）経営成績に関する分析当期の経営成績当連結会計年度における世界経済は､米国では個人消費及び設備投資の増加､雇用情勢の改善などを背景に着実に回復し､欧州では情勢不安が残るものの､ﾄﾞｲﾂや英国の牽引で持ち直しの動きが続いております｡ｱｼﾞｱ諸国では､中国の景気拡大ﾃﾝﾎﾟが緩やかで､地域全体での拡大のﾍﾟｰｽは緩やかなものとなりました｡世界経済全体では緩やかな回復傾向にありました｡わが国経済は､企業部門に改善がみられるなど､緩やかな回復基調が続きました｡当社の事業基盤となる京浜港の貿易額は､横浜港､東京港の輸出入共に､総じて堅調に推移しました｡
（略）
① 港湾事業　港湾事業は､ｺﾝﾃﾅ関連については､横浜港での取扱量は緩やかながら増加基調が継続しましたが､東京港では11月頃より北米西岸の混雑による影響が現れ､本船のｽｹｼﾞｭｰﾙが遅延し取扱いが減少しました｡また車両･建機関連でも取扱量の回復の遅れが改善せず､事業全体では前年度に比べ僅かながら減収減益となりました｡
② ﾌﾟﾗﾝﾄ･物流事業
　当社の事業基盤となる京浜港の取扱貨物量は堅調に推移しました｡国内の電力関連工事は重量物輸送工事の取扱量が増加しました｡さらに橋梁･その他の工事についても新規案件の受注や既存工事の追加案件を受注することができました｡各種工事において当社の保有する特殊機材を使用した案件を多く受注することができ大幅な増益となりました｡海外ではﾌﾟﾗﾝﾄ工事の主要拠点の１つであるｼﾝｶﾞﾎﾟｰﾙで既存工事の追加受注ができ､安定した工事量を確保することで収益に寄与しました｡
③ その他　自社ﾋﾞﾙ等不動産の賃貸等があります｡以上の結果､当連結会計年度の営業収入は53,335百万円（前年同期比22.4％増）､営業利益は5,344百万円（同86.5％増）､経常利益は5,562百万円（同82.7％増）､当期純利益は3,434百万円（同44.1％増）となりました｡

(次期の見通し）　米国経済は緩やかな回復が続くことが期待され､欧州も政府債務問題や失業率､地政学的ﾘｽｸの影響に留意する必要があるが､次第に持ち直しに向かうことが期待されます｡また中国は不動産価格や金融市場の動向等によっては､景気が下振れするﾘｽｸがあるものの､緩やかな拡大傾向が続くと期待されます｡世界経済全体としては､原油価格下落の影響､地政学的ﾘｽｸ等について留意する必要があるものの､緩やかな回復が続くことが期待されます｡わが国経済は､雇用･所得環境の改善傾向が続くなかで､原油価格下落の影響や各種政策の効果もあって､緩やかに回復していくことが期待されます｡　このような状況下､当社ｸﾞﾙｰﾌﾟは更なる営業活動の強化とｺｽﾄ削減､業務の効率化に取り組み､営業収入500億円､経常利益43億円と予想しております｡
ｾｸﾞﾒﾝﾄ別の見通しは次のとおりです｡　港湾事業については､京浜港でのｺﾝﾃﾅを中心とした輸入貨物の取扱いが前年度同様に堅調に推移する一方､車両･建設機械の取扱いも､円安傾向の継続により回復が進むと見込み､営業収入は225億円と予想します｡　ﾌﾟﾗﾝﾄ･物流事業については､輸入貨物の取扱いが堅調に推移し､円安基調等による企業の生産活動の活性化により輸出貨物の取扱いも引き続き回復に向かうと予想しております｡またﾌﾟﾗﾝﾄ工事は前期に比べ国内電力関連工事の減収を見込んでおりますが､国内外の幅広い分野で更なる営業活動の強化に努め工事量確保を目指し､事業全体では営業収入273億円と予想します｡
（略）