三井造船／ﾛﾝｸﾞﾋﾞｰﾁ港向け港湾荷役用ｸﾚｰﾝ4基を受注｜物流ﾆｭｰｽ

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■三井造船／ﾛﾝｸﾞﾋﾞｰﾁ港向け港湾荷役用ｸﾚｰﾝ4基を受注

015年2月17日ﾛﾝｸﾞﾋﾞｰﾁ港向け港湾荷役用ｸﾚｰﾝ4基を受注?

三井造船株式会社（社長：田中孝雄）は米国子会社PACECO CORP.を通じて､川崎汽船株式会社の米国子会社であるInternational Transportation Service, Inc.より､ﾛﾝｸﾞﾋﾞｰﾁ港向け岸壁用ｺﾝﾃﾅｸﾚｰﾝ4基を受注しました｡昨今の相次ぐ超大型ｺﾝﾃﾅ船の竣工に伴い､北米西岸向け航路にも積載能力8,000～10,000TEUｸﾗｽ（注）の船が投入され始めています｡今回のｸﾚｰﾝ発注は､こうした対象船舶の大型化を見据えたものであり､発注されたｸﾚｰﾝは幅23列の世界最大級のｺﾝﾃﾅ船の荷役が可能なｻｲｽﾞです｡また今回のｸﾚｰﾝには､ｾﾝｻｰによって吊り具とｺﾝﾃﾅの位置を検知し､吊り具がｺﾝﾃﾅに接近する際自動的に減速･停止する機能（ｿﾌﾄﾗﾝﾃﾞｨﾝｸﾞｼｽﾃﾑ）が搭載されています｡本機能により吊り具がｺﾝﾃﾅに着床した時の衝撃が緩和され､吊り具及びｺﾝﾃﾅの損傷を軽減します｡また運転室から見えづらい船倉内のｺﾝﾃﾅのﾊﾝﾄﾞﾘﾝｸﾞが容易になり､運転手の負担軽減が期待されます｡三井造船は､1961年にｺﾝﾃﾅｸﾚｰﾝのﾊﾟｲｵﾆｱである米国PACECO Inc.と技術提携を結び､1967年に日本初の岸壁用ｺﾝﾃﾅｸﾚｰﾝを神戸港に納入しました｡その後1988年にPACECO Inc.を買収しｺﾝﾃﾅｸﾚｰﾝﾋﾞｼﾞﾈｽを強化､米国の西岸･東岸を含む世界の主要港に岸壁用ｺﾝﾃﾅｸﾚｰﾝを納入し､現在までに300基以上の納入実績を有しています｡最近では世界最大級のｺﾝﾃﾅ船に対応する大型ｸﾚｰﾝを相次いで受注･納入､またﾒﾝﾃﾅﾝｽｽﾀｯﾌ､運転手の負担を軽減する技術開発にも積極的に取り組んでいます｡?（注）：TEU20ﾌｨｰﾄｺﾝﾃﾅ換算（Twenty-Foot Equivalent Unit）?