三菱日立ﾊﾟﾜｰｼｽﾃﾑｽﾞ／横浜本牧工場に｢蒸気ﾀｰﾋﾞﾝ技術研修ｾﾝﾀｰ｣を開設｜物流ﾆｭｰｽ

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■三菱日立ﾊﾟﾜｰｼｽﾃﾑｽﾞ／横浜本牧工場に｢蒸気ﾀｰﾋﾞﾝ技術研修ｾﾝﾀｰ｣を開設

横浜本牧工場に｢蒸気ﾀｰﾋﾞﾝ技術研修ｾﾝﾀｰ｣を開設出力25万ｷﾛﾜｯﾄの実機を用いてﾒﾝﾃﾅﾝｽ技術の習得を目指す
2014年7月2日発行　第16号
　三菱日立ﾊﾟﾜｰｼｽﾃﾑｽﾞ（MHPS）は2日､横浜本牧工場（横浜市中区）内に｢蒸気ﾀｰﾋﾞﾝ技術研修ｾﾝﾀｰ｣を開設しました｡出力25万ｷﾛﾜｯﾄの蒸気ﾀｰﾋﾞﾝ実機を使用して､発電所でのﾒﾝﾃﾅﾝｽ技術の習得･向上を目指す施設で､顧客の要請に即座に対応できる人材を育成するのが狙いです｡また､若手への技能伝承にも活用していきます｡本牧工場では同日､これを記念して安全祈願祭と竣工式が催されました｡
　蒸気ﾀｰﾋﾞﾝ技術研修ｾﾝﾀｰは､実機を用い､蒸気ﾀｰﾋﾞﾝ本体や主要弁の開放･組立などの実作業を通して技術習得できるのが最大の特徴です｡さらに､同工場内に今春開設したNetmation（制御装置）ﾄﾚｰﾆﾝｸﾞｾﾝﾀｰも有しており､多様な研修ｺｰｽを用意して､即戦力の技術者･技能者の育成に役立てます｡そのほか､顧客ﾆｰｽﾞに対応した研修も開催していく方針です｡
　また､蒸気ﾀｰﾋﾞﾝの構造･仕組みや歴史､最新鋭機の特徴など､蒸気ﾀｰﾋﾞﾝに関するあらゆる知識を習得できる研修の場となっていることから､広く社員教育にも用いて多能工化をはかっていきます｡
　当社は2012年1月に米国ﾋｭｰｽﾄﾝにおいても同様のﾄﾚｰﾆﾝｸﾞ･ｾﾝﾀｰ（MHPS-TC）を設立しており､これまでｶﾞｽﾀｰﾋﾞﾝの技術研修施設とし機能させてきましたが､このたび､同施設でも蒸気ﾀｰﾋﾞﾝ･発電機の技術研修ｺｰｽを開設しました｡出力2万6,900ｷﾛﾜｯﾄの実機を導入して始めたもので､今後､日米両研修拠点の横串機能を充実させてﾒﾝﾃﾅﾝｽ技術･技能の標準化をはかっていく考えです｡
　MHPSは今後､この新しい技術研修ｾﾝﾀｰをﾌﾙに活用することで､高い技量を身につけたﾌｨｰﾙﾄﾞｻｰﾋﾞｽｴﾝｼﾞﾆｱを多数育成し､電力の安定供給に貢献することで､顧客に一層満足して頂ける事業を展開していきます｡

研修用の蒸気ﾀｰﾋﾞﾝ（1）

研修用の蒸気ﾀｰﾋﾞﾝ（2）

研修用の蒸気ﾀｰﾋﾞﾝ（3）

研修用の蒸気ﾀｰﾋﾞﾝ（4）