ﾔﾏﾄｸﾞﾛｰﾊﾞﾙｴｷｽﾌﾟﾚｽ／羽田空港ﾍﾞｰｽの保冷施設を中心とした機能を拡充｜物流ﾆｭｰｽ

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■ﾔﾏﾄｸﾞﾛｰﾊﾞﾙｴｷｽﾌﾟﾚｽ／羽田空港ﾍﾞｰｽの保冷施設を中心とした機能を拡充

羽田空港ﾍﾞｰｽの保冷施設を中心とした機能拡充について
～羽田空港国内貨物地区の立地を活かしたｽﾋﾟｰﾄﾞ輸送と､日本各地の生鮮食料品を全国へ新鮮なままお届けする航空貨物一貫ｺｰﾙﾄﾞﾁｪｰﾝ機能の高度化を実現～

ﾔﾏﾄﾎｰﾙﾃﾞｨﾝｸﾞｽ傘下で､法人のお客様向けに｢航空便｣などのｻｰﾋﾞｽを提供するﾔﾏﾄｸﾞﾛｰﾊﾞﾙｴｷｽﾌﾟﾚｽ株式会社（本社：東京都港区､代表取締役社長：広田敏克､以下｢YGX｣）は､羽田空港国内貨物地区に位置する羽田空港ﾍﾞｰｽのﾘﾆｭｰｱﾙを行い､保冷施設の拡張や最新ﾏﾃﾊﾝ機器を導入し､7月1日（火）より本格稼動いたします｡

記

１．背景

YGX羽田空港ﾍﾞｰｽは､ﾔﾏﾄｸﾞﾙｰﾌﾟにおいて､法人向けのｽﾋﾟｰﾄﾞ輸送に必要不可欠な国内航空貨物輸送の基幹施設の役割を担ってまいりました｡
近年､消費者の｢食の安心･安全｣に対する意識向上により､鮮魚･野菜などの生鮮食料品を｢鮮度･おいしさ｣を保ったまま､手に入れたいといったﾆｰｽﾞが高まっております｡
このようなﾆｰｽﾞにお応えするため､YGX羽田空港ﾍﾞｰｽは､｢航空貨物一貫ｺｰﾙﾄﾞﾁｪｰﾝ機能の高度化｣を実現するための保冷設備ｽﾍﾟｰｽの拡張と､羽田空港国内貨物地区という立地を最大限活かした｢ｽﾋﾟｰﾃﾞｨな仕分け･配送｣を実現するための最新ﾏﾃﾊﾝ機器の導入をいたしました｡
２．施設機能の拡充について

（1）
保冷設備ｽﾍﾟｰｽの拡張

保冷設備が無い､もしくは需要期に保冷能力が不足している羽田空港国内貨物地区の現状を鑑み､従来の保冷設備ｽﾍﾟｰｽから約100坪拡張いたしました｡保冷設備ｽﾍﾟｰｽ内の｢ｸｰﾙ仕分け室｣には､最大72台のｴｱｺﾝﾃﾅが収容可能であり､室内には一時止め置きが可能な｢冷蔵庫｣｢冷凍庫｣を有しております｡日本各地の生鮮食料品をお届け先ごとにｸﾛｽﾏｰｼﾞしお届けできる保冷設備ｽﾍﾟｰｽの拡張により､｢航空貨物一貫ｺｰﾙﾄﾞﾁｪｰﾝ機能の高度化｣を実現します｡

（2）
高機能ﾏﾃﾊﾝ機器の導入

羽田空港国内貨物地区という立地に､高速･高品質な仕分けを実現する｢羽田ｸﾛﾉｹﾞｰﾄ｣と同様の最新ﾏﾃﾊﾝ機器であるｸﾛｽﾍﾞﾙﾄｿｰﾀを導入いたしました｡生鮮食料品の他､緊急を要する医療機器や繊細な精密機器などに対するｽﾋﾟｰﾃﾞｨな仕分けを実現します｡

（3）
多目的ｽﾍﾟｰｽの設置

保冷設備ｽﾍﾟｰｽに隣接した位置に広さ約200坪の多目的ｽﾍﾟｰｽを用意いたしました｡特別な温度管理が必要無い品物のｸﾛｽﾄﾞｯｸやﾏｰｼﾞ作業､一時止め置きや荷物の引取り･引渡し場所としての活用など､お客様のﾋﾞｼﾞﾈｽに合わせてご利用いただけるｽﾍﾟｰｽです｡
３．YGX羽田空港ﾍﾞｰｽを活用した事例

お客様のさまざまなﾋﾞｼﾞﾈｽｼｰﾝに合わせて｢航空貨物一貫ｺｰﾙﾄﾞﾁｪｰﾝ機能｣と｢ｽﾋﾟｰﾃﾞｨな仕分け･配送｣をご提供いたします｡

事例[1] 『朝どれ当日便ﾏｰｼﾞﾓﾃﾞﾙ』

｢ｸｰﾙ仕分け室｣でのｸﾛｽﾏｰｼﾞにより複数産地の朝どれ食材を､YGX羽田空港ﾍﾞｰｽに集約し､当日にまとめて配送｡

事例[2] 『百貨店催事納品ﾓﾃﾞﾙ』

百貨店などの催事会場へｽﾑｰｽﾞな納品を行うため､品物を｢ｸｰﾙ仕分け室｣または｢冷蔵庫｣｢冷凍庫｣で一時止め置きし､指定された時間に納品｡

事例[3] 『輸入商材ﾓﾃﾞﾙ』

海外から輸入された食品や医療機器などの商材をﾘｰﾄﾞﾀｲﾑ短縮のため､｢ｸｰﾙ仕分け室｣や｢多目的ｽﾍﾟｰｽ｣で､｢ｸｰﾙ宅急便｣や｢宅急便｣に切り替えて配送｡
４．｢ﾊﾞﾘｭｰ･ﾈｯﾄﾜｰｷﾝｸﾞ｣構想における役割について

（1）
ｽﾋﾟｰﾄﾞ輸送を支える航空輸送のﾊﾌﾞ機能

YGX羽田空港ﾍﾞｰｽは､｢国内航空貨物輸送に関わるﾊﾌﾞ機能｣を担っており､ｽﾋﾟｰﾄﾞと付加価値機能を一体化した多機能ｽｰﾊﾟｰﾊﾌﾞ｢羽田ｸﾛﾉｹﾞｰﾄ｣｢厚木ｹﾞｰﾄｳｪｲ｣｢沖縄国際物流ﾊﾌﾞ｣と連携して運営していくことで､ﾔﾏﾄｸﾞﾙｰﾌﾟの｢ｽﾋﾟｰﾄﾞ輸送｣と｢ﾈｯﾄﾜｰｸ｣を更に強化いたします｡

（2）
航空貨物輸送におけるﾌﾟﾗｯﾄﾌｫｰﾑ

国内や海外で生産されている魅力ある商品を､小売業や飲食店また個人のお客様へ､より早くより最適な方法でお届けできる国内航空貨物輸送のﾌﾟﾗｯﾄﾌｫｰﾑを目指します｡
５．YGX羽田空港ﾍﾞｰｽについて

名称
YGX羽田空港ﾍﾞｰｽ

所在地
東京都大田区羽田空港3-2-3 E-2

構造
鉄骨造平屋建（一部事務所部分2階建）

面積

敷地面積=8,448㎡（約2,556坪）上屋面積=5,280㎡（約1,597坪）
ｸｰﾙ仕分け室該当面積=1,025㎡（約310坪）
自動仕分け機該当面積=2,880㎡（約871坪）
多目的ｽﾍﾟｰｽ該当面積=720㎡（約218坪）

装備

自動仕分け機
ｸﾛｽﾍﾞﾙﾄｿｰﾀｰ全長約140m
自動仕分け機性能=9,000個／h
X線検査装置
６．ﾔﾏﾄｸﾞﾛｰﾊﾞﾙｴｷｽﾌﾟﾚｽ株式会社（YGX）について

名称
ﾔﾏﾄｸﾞﾛｰﾊﾞﾙｴｷｽﾌﾟﾚｽ株式会社

本社所在地
東京都港区浜松町2-6-2 浜松町262ﾋﾞﾙ6階

設立年月日
2007年7月10日

代表者
代表取締役社長広田敏克

資本金
10億円

従業員数
2,543名（2014年5月）

事業所数
284店（2014年5月）

事業内容

[1]
ｴｷｽﾌﾟﾚｽ事業

｢航空便｣などの航空輸送･ﾄﾗｯｸ輸送･貸切輸送などを組み合わせた最適輸送と付加価値ｻｰﾋﾞｽを提供

[2]
ｸﾞﾛｰﾊﾞﾙ輸送ﾏﾈｼﾞﾒﾝﾄ事業

輸出入貨物の国内における輸送ﾏﾈｼﾞﾒﾝﾄ
国内航空貨物輸送に取り組み培ってきた豊富なﾉｳﾊｳをﾍﾞｰｽに､全国のﾈｯﾄﾜｰｸを駆使して､主要都市間の当日輸送､最短翌朝9時までのお届け､最大深夜23時までの集荷対応ｻｰﾋﾞｽなど､BtoBに求められるｽﾋﾟｰﾄﾞ輸送を提供しています｡さまざまなﾆｰｽﾞに応じて､航空輸送､ﾄﾗｯｸ輸送､貸切輸送など､あらゆる輸送手段をｶｽﾀﾏｲｽﾞし､お客様に最適輸送と付加価値ｻｰﾋﾞｽを提供することで､お客様の物流ｲﾉﾍﾞｰｼｮﾝを推進する､ﾋﾞｼﾞﾈｽに必要不可欠な『BtoBｽﾋﾟｰﾄﾞ物流企業』を目指しております｡

以上