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■ヤマトホールディングス/シンガポール・マレーシア間での定時トラック便と、両国の宅急便ネットワークを組み合わせ翌日配達を実現する、「シンガポール・マレーシア クロスボーダー配送サービス」の提供を開始

シンガポール・マレーシア間での定時トラック便と、両国の宅急便ネットワークを組み合わせ
翌日配達を実現する、「シンガポール・マレーシア クロスボーダー配送サービス」の提供を開始

ヤマトホールディングス傘下のYAMATO TRANSPORT(S)PTE. LTD. (本社:シンガポール、取締役社長 樽見 宏)とYAMATO TRANSPORT(M)SDN. BHD.(本社:マレーシア、取締役社長 山内 秀司)は、シンガポール・マレーシア間の国際通販および小口貨物の納品に携わるお客様を対象にした、「シンガポール・マレーシア クロスボーダー配送サービス」を本年4月1日より開始します。



1.背景・現状

ヤマトグループは、創業100周年にあたる2019年に「アジアNO.1の流通・生活支援ソリューションプロバイダー」になることを目標に、本年4月1日から「DAN-TOTSU3か年計画 STEP」を遂行します。STEPでは、2015年のASEAN 10カ国と日本を含むFTA(自由貿易協定)パートナー諸国6カ国によるRCEP(東アジア地域包括的経済連携)の実現を見据え、この地域での事業基盤を強化していきます。小口多頻度の調達・納品、国際通販などの物流ソリューションと域内の幹線輸送を組み合わせ、グローバルなデマンド・チェーン視点で、新たな市場の創出を目指しています。今回のサービスはその第1歩となります。
現在、シンガポール・マレーシア間の輸送は、両国間の商圏のボーダレス化に伴い、荷物の動きが活発化しています。その中で、両国に所在する企業からは新たに以下のニーズが出てきています。



(1)
マレーシアに拠点を持つ通販事業者・メーカーが、シンガポールの消費者や小売店に対して、新たな販路を拡大したい

(2)
海外からシンガポールを経由してマレーシアに輸入される部材や、シンガポールからの高級商材をマレーシア国内で品質を保持した状態で流通させたい

(3)
シンガポールにおける土地・人件費の高騰により、コスト競争力を維持するため、マレーシアに拠点を移し、これまで同様のサービスレベルを保ちたい
また、現状の両国間での小口輸送や個人宅への宅配は、集荷から通関・配達まで一貫して行う業者は少なく、複数の業者によるオペレーションが一般的です。その為、利用するお客様は、リードタイム(荷物がいつ届くかわからない等)や配送品質(中身が破損している等)に不便さを感じていました。これらのニーズに応え、お客様が安心して両国間での物流を行うことが出来る様に、シンガポール・マレーシア間の定時トラック便と、両国で既に敷設している宅急便ネットワークを組み合わせた「シンガポール・マレーシア クロスボーダー配送サービス」を開始し、事業者の販路拡大と、エンドユーザーの利便性向上を図ってまいります。
2.サービスについて




(1)
サービス概要

 

シンガポール・マレーシア間において、日曜祝祭日を除いた毎日、定時トラック便を運行します。両国の宅急便ネットワークと結節することにより、集荷・通関・配達迄をヤマトグループで一貫して行い、品質を保持した状態での翌日配達が可能になります。取扱う荷物については、弊社が最も得意とする少量多頻度の小口単位の宅急便から、ロット単位の荷物まで幅広く対応いたします。

(2)
サービス展開エリア

 




[1]
シンガポール全域

[2]
マレーシア西部(クアラルンプール市・ジョホールバル市・ペナン市)

(3)
標準サービスレベル

毎週月曜日〜金曜日受付(着地国での配達業務は土・日曜日も承ります)

 




[1]
シンガポール→マレーシア 最終荷受締め切り時間 12時 翌日AM配達可能

[2]
マレーシア→シンガポール 最終荷受締め切り時間 17時 翌日PM配達可能

(4)
販売対象

シンガポール・マレーシア間の輸送品をお取り扱いの現地企業

 




(例)

マレーシアに在庫拠点を構えるシンガポールの通信販売業

 

シンガポールに納品先をもつマレーシア製造業

 

シンガポール経由でマレーシア工場へ部材を調達する商社、製造業
3.導入メリット




(1)
リードタイムの短縮・安定

 

集荷・荷受から配送・通関、エンドユーザーへの配達までヤマトグループが一貫して行うことにより、安定したリードタイムと、エンドユーザーへの翌日配達が可能になります。

(2)
配送品質の向上

 

ヤマトグループが一貫で配送を請け負うことで、荷物の積み替えの必要が最小限に抑えられ、品質を保ったままお届けすることが可能になります。

(3)
コスト競争力強化

 

シンガポール国内で物流業務を行っている企業が、コスト競争力を強化する為に、マレーシアに物流拠点を移した場合でも、リードタイム・配送品質は現状を維持したまま、物流費(倉庫運用費用等)や人件費を削減できます。
4.サービスフロー図

(※)マレーシアに在庫拠点を持つ事業者様の場合
ヤマトグループ一貫で輸送を行う事で、2日かかっていたリードタイムを翌日に短縮
5.今後の展開について

タイ・ベトナム等のその他ASEAN諸国へのネットワークの拡大を検討しています。また、「羽田クロノゲート」「沖縄国際物流ハブ」と「シンガポール空港」の接続による、日本・シンガポール・マレーシア3国間の小口輸送ネットワーク構築を計画しております。
6.サービスご利用方法

下記お問い合わせ先までご連絡ください。

以上
 
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