三井造船／56,000重量ﾄﾝ型ばら積み貨物運搬船｢ﾌｪﾃﾞﾗﾙ　ﾗｲﾗ｣引き渡し｜物流ﾆｭｰｽ

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■三井造船／56,000重量ﾄﾝ型ばら積み貨物運搬船｢ﾌｪﾃﾞﾗﾙ　ﾗｲﾗ｣引き渡し

2014年3月4日56,000重量ﾄﾝ型ばら積み貨物運搬船｢ﾌｪﾃﾞﾗﾙ　ﾗｲﾗ｣引き渡し－　大容積貨物艙(70,000m3)を持つ｢三井56｣の164隻目竣工　－

三井造船株式会社（社長：田中　孝雄）は､千葉事業所にて建造中でありました､ﾊﾟﾅﾏ国､ｻﾙﾀｰ　ｼｯﾋﾟﾝｸﾞ社（SALTER SHIPPING, S.A.）向け56,000重量ﾄﾝ型ばら積み貨物運搬船｢ﾌｪﾃﾞﾗﾙ　ﾗｲﾗ｣（FEDERAL LYRA､当社第1870番船）をこのほど完成し､本日同事業所にて引き渡しました｡本船は､70,000m3 を超える大容積貨物艙を有した56,000重量ﾄﾝ型ﾊﾝﾃﾞｨﾏｯｸｽﾊﾞﾙｶｰであり､同型船164隻目の竣工となります｡また､本船は耐氷船階級ICに適合しており､各居室は､彩り豊かな内装を採用するなど長期間の航海における乗組員の居住環境に配慮しております｡

主要目

全長
189.99m

長さ（垂線間）
182.00m

幅　　　（型）
32.25m

深　　　　　さ（型）
18.10m

総　ﾄ　ﾝ　数　
31,779

載貨重量ﾄﾝ数
55,725ﾒﾄﾘｯｸﾄﾝ

主　　機　　関　
三井－MAN B&W　ﾃﾞｨｰｾﾞﾙ機関　6S50MC-C8.2　1基

連続最大出力
8,000kW×119.9回転／分

航海速力
14.4ﾉｯﾄ（常用出力）

最大搭載人員
24人

船級
NK

船籍
ﾊﾟﾅﾏ

引渡日
2014年3月4日

特長

新しい規則である国際船級協会連合(IACS)共通構造規則(CSR)を適用することにより､ｵﾍﾟﾚｰｼｮﾝの自由度と構造安全性向上の両立を実現している｡以下の｢56BC｣の特長を引き継いで設計されている｡①扱いやすいｻｲｽﾞの載貨重量５６，０００ﾄﾝ②国内外の港湾に配慮した全長及び喫水がもたらす汎用性③優れた推進性能に基づく低燃費性能
5つのﾎｰﾙﾄﾞ（貨物艙）を持ち､本船自身の荷役設備として4基のｸﾚｰﾝを装備している｡
氷海域での航行に対応し､耐氷船階級ICに適合している｡
本船は､荷役効率を重視するとともに､多種多様な貨物を積めるよう強度･配置を計画している｡①ﾊｯﾁｵｰﾌﾟﾆﾝｸﾞに関しては､長さ／幅ともこのｸﾗｽでは､最大級である｡②貨物艙は､長尺ﾊﾟｲﾌﾟを余裕を持って積載できる様､十分な長さを有している｡③貨物艙強度もﾎｯﾄｺｲﾙ等の重量物に対応できるよう十分に配慮している｡
主機関には軽量･ｺﾝﾊﾟｸﾄ･高出力でMARPOL NOX排出規制を満たした三井-MAN B&W ﾃﾞｨｰｾﾞﾙ機関 6S50MC-Cを搭載している｡
海洋環境保護のため､航海中のﾊﾞﾗｽﾄ水の交換を可能としている｡
発電機関もMARPOL NOX排出規制を満たしている｡