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■TNTエクスプレス/新戦略『Outlook』を発表
TNTエクスプレス、新戦略『Outlook』を発表 日付: 2014年2月28日

〜従来の「Deliver!」プログラムを統合し、新たな経営陣のもとで業務改善を図る〜



2014年2月18日(オランダ時間):
オランダに本拠地を置く世界有数のエクスプレス・サービス・プロバイダ、TNT Express N.V.(本社:オランダ・アムステルダム、CEO:テックス・ガニング、以下、TNTエクスプレス)は、このたび、新たなビジネス戦略『Outlook』を発表しました。TNTエクスプレスは、昨年3月に発表された「Deliver !」プログラムを実施する一方で、自社の長所と短所、および市場機会を詳細に分析しました。この分析プロセスは、CEOのテックス・ガニングが指揮を執り、監査役会が監督しました。
その結果、「Deliver !」を統合する『Outlook』戦略を新たに策定することとなりました。本戦略では、以下のようなTNTエクスプレスのステークホルダーの要望に応えるため、実質的な業績改善を目指します。

競争力の高いサービスを低価格でお客様に提供
従業員にとって安心でき、生きがいのある将来の創出
株主への配当増と安定した投資利益率の確保
『Outlook』は、TNTエクスプレスの強み、特に欧州ロードネットワークと中小企業の顧客基盤をもとに策定されました。同時に、本戦略では、多くの分野において業績改善が見込めること、ならびに注目すべき国内および国際事業に目を向ける必要があることを示しています。『Outlook』には、以下の3つの優先事項があります。
(1) 収益力のある成長に注力TNTエクスプレスが実際に競争力を有するサービスと、最大の価値を提供できるお客様に焦点を絞ります。具体的には、欧州ロードネットワークを拡張することでロード輸送を増やし、自動車・産業・医療・ハイテクの4つの最優先業界における貨物取扱量を増加させ、これまで以上に中小企業のお客様にサービスを提供していきます。また、各市場向けに特別に策定した具体的な戦略を実施することで、フランス・イタリア・英国・ブラジル・チリ・太平洋地域におけるTNTエクスプレスの国内事業の収益率改善にも注力していきます。
(2) 業績改善に向けた投資「完璧な取引」の実現を、徹底したプロセスの改善およびサービスと信頼性の変革をもたらす原動力の中核として位置づけます。「最も迅速かつ信頼性の高い」輸送と、お客様にとって容易で手間のかからないサービスの提供を目指します。サービスの信頼性の向上は、回避可能な経費の削減にもつながります。また、「完璧な取引」と平行して、プロセス改善およびオートメーションとインフラへの投資を通じて、運用の効率性と生産性を最適化していきます。さらに、IT機能を向上させ、グローバル・ビジネス・サービスの間口を広げることで、生産性の向上を図ります。統制のとれた収益管理機能を構築し、価格とネットワーク能力の利用を最適化していきます。最後に、企業責任に関しては、業界のベストプラクティスを迅速に提供し、従業員と協力会社の健康・安全を最優先に考えていきます。
(3) 成功するための組織編成労働組合との適切な労使協議手続きを踏んだ上で、2014年下半期に組織の編成を行います。欧州全般に渡る統合された国際エクスプレス業務(インターナショナル・ヨーロッパ)は、経営陣が陣頭指揮を執ります。アジア・中東・アフリカを含む、その他の国際業務(インターナショナルAMEA)は、個別の首脳陣が運営します。フランス・イタリア・英国の国内事業と、ブラジル・チリ・太平洋地域の事業は、個別の部門「国内事業」として運営されます。この新しい組織体系は、各事業の焦点をはっきりさせ、説明責任を明確にするものです。これらの組織改編以外にも、経営陣と従業員の業績改善およびリーダーシップ文化の強化に取り組みます。
『Outlook』戦略を支える実施計画は、次の四半期にさらなる調整が必要で、2014年下半期には提示できる予定です。これらの施策は、以下のような特定のお客様、従業員および財務目標の達成を可能にします。

主要顧客「オレンジ・エクスペリエンス・スコア」の実現
従業員の強力な使命感
財務実績の継続的な改善
『Outlook』戦略の策定とともに、新たな取締役会が新組織の陣頭指揮を執ります。TNTエクスプレスの最高経営責任者(CEO)、テックス・ガニング(Tex Gunning)と最高財務責任者(CFO)、バーナード・ボット(Bernard Bot)は引き続き経営委員会の法定メンバーとしてとどまり、新たに以下の6人が加わります。

マルコ・ファン・カレフェーン(Marco van Kalleveen)最高変革責任者および「国内事業」担当マネージング・ディレクター戦略・改善の専門家で、TNTエクスプレス入社以前は、マッキンゼーおよびベインキャピタルに勤務 
イアン・クラフ(Ian Clough)「インターナショナル・ヨーロッパ」担当マネージング・ディレクターエクスプレス業界で20年の経歴を持ち、直近はDHL北米の最高経営責任者(CEO) 
マイケル・ドレイク(Michael Drake)「インターナショナルAMEA」担当マネージング・ディレクターTNTエクスプレスに20年勤務、直近は「AMEA」担当マネージング・ディレクター 
クリス・グーセンス(Chris Goossens)「カスタマー・エクスペリエンス」担当マネージング・ディレクターTNTエクスプレスに25年勤務し、直近はその他欧州と南北アメリカ担当マネージング・ディレクター 
ステファン・シェール(Steven Scheers)最高人材活用責任者20年の人事経験を持ち、直近はグローバル人事担当ディレクター 
マルティン・ソダーガード(Martin S?derg?rd)「ネットワーク・オペレーション」担当マネージング・ディレクターエクスプレス業界で25年の経歴を持ち、DHLのグローバル・ネットワーク担当グループ・ディレクター等を歴任
2014年下半期までは、これまでの指揮命令系統を継続します。
TNTエクスプレスの最高経営責任者(CEO)、テックス・ガニング(Tex Gunning)は、今回の発表を受けて、次のようにコメントしました。「TNTエクスプレスは、自社の競争力、顧客サービス、生産性、組織の効率性について、時間をかけて精査しました。その結果、特定の分野において競争力がある一方で、大幅な業務改善を図る必要があるということが明らかとなりました。今後は、当社の競争力を土台に、『最も迅速かつ信頼性の高い』欧州ロード配送企業になることを目指します。今回の『Outlook』により、この目標を達成し、お客様・従業員・株主の期待に応えるための詳細な行動計画を立てることができました。『Outlook』には、"収益力のある成長"、"信頼性と生産性の変革"、"より機敏で責任のある組織編成"の3つの優先事項があります。具体的な取り組みはすでに始まっており、本日はそれに加えて、新しい取締役会を発表しました。これから、なすべき仕事が多くありますが、この経験豊かな経営陣と世界中の献身的な従業員の力を合わせることで、必ずや成功できるものと確信しております。」
 
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