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■大塚ホールディングス/大塚製薬 米国アステックス社を買収 |
大塚製薬 米国アステックス社を買収 当社の完全子会社である大塚製薬株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:岩本太郎、以下「大塚製薬」)は、アステックスファーマシューティカルズインク(本社:米国カリフォルニア州ダブリン、会長兼CEO:ジェームス S.J. マヌーソ、以下「アステックス社」)に対して、大塚アメリカインク(本社:米国カリフォルニア州サンフランシスコ、大塚製薬の完全子会社、以下「大塚アメリカ」)の完全子会社を通じて、現金による株式公開買付け(以下、「本公開買付け」)及びそれに続く現金を対価とする合併(以下、「本買収」)を実施することにより、アステックス社を買収することを同社と本日9月5日(日本時間)に合意しましたので、下記の通りお知らせします。 記 1.本買収の目的と意義 アステックス社は1991年に設立されたバイオベンチャーで、英国ケンブリッジにフラグメント分子設計創薬研究所、米国カリフォルニアに臨床開発部門を有する企業です。創薬研究所については、独自に進化させたフラグメント分子設計創薬技術を有し、疾患に関与している標的タンパク質に対して従来のハイスループットスクリーニングでは見出すことが出来なかったリード化合物を、短期間で創り出すことを可能としています。その結果、過去8年間で8つの"がんと中枢神経領域"における新規化合物が臨床開発段階に移行しています。現在、フェーズ2に4化合物、フェーズ1に4化合物あり、そのうち4化合物は、グローバル企業(アストラゼネカ、ノバルティス、ヤンセン)とのアライアンス体制のもと、臨床開発が行われています(表1参照)。アステックス社のフラグメント創薬技術と、「エビリファイ?」を生み出した当社の強みである中枢神経領域の研究を組み合わせることによって、今後は新たな作用メカニズムの中枢神経領域の医薬品を届けられると期待しています。臨床開発部門においては、骨髄異形成症候群・急性骨髄性白血病治療剤「静注ダコジェン?*」(一般名:デシタビン、2012年の全世界売上約280百万米ドル)の開発に成功し、現在は、安全性と有効性の改善を目的としたデシタビンのプロドラッグ皮下注製剤SGI‐110(DNAメチル化阻害剤)や、がん細胞の増殖に関与しているヒートショックプロテイン90(HSP90)阻害剤AT13387がフェーズ2段階にあります。このように臨床開発力にも優れたアステックス社を買収することで、がん領域のポートフォリオを拡充するとともに、当社の抗がん剤開発体制を強化していきます。*ダコジェン?は、北米においてはエーザイが、その他の地域においてはヤンセンが販売しています。売上はアステックス社のアニュアルレポートを参照。大塚製薬代表取締役社長 岩本太郎は、「今回のアステックス社の買収は、英国ケンブリッジ研究所にあるフラグメント分子設計創薬技術と、米国カリフォルニアにあるがん領域の臨床開発部門を獲得することにより、当社の目指すがん領域のポートフォリオ拡充のみならず、中枢神経領域の創薬研究の強化にもつながるものと期待しています。アステックス社の研究者の情熱によって生み出された"独自のフラグメント創薬技術"と、"がん領域における臨床開発力"は、当社の企業文化である"創造と実証"そのものです。今後も大塚製薬はアステックス社の独自性を尊重し、大塚製薬のさらなる成長につなげていきたいと考えています。」と述べています。アステックス社のジェームス S.J. マヌーソCEOは、「我々は、大塚製薬の財務資源と臨床開発能力を得ることで、当社のがん領域のポートフォリオ、パイプライン、そして創薬能力が高まると信じています。本買収を通じて当社株主の価値を最大化し、従業員が創出した価値を具現化します。しかしながら、最も重要なことは、大塚製薬と当社の医薬品の研究開発および商業化のプラットフォームを一体化させることで、患者さんが恩恵を享受できることです。」と述べています。 2.アステックス社株式取得の方法および日程1)公開買付け実施者オータム アクイジションコーポレーション(AutumnAcquisition Corporation)本買収のため、当社は、大塚アメリカの完全子会社として、買収子会社オータムアクイジションコーポレーション(米国デラウェア州法人)を設立しました。本公開買付け終了後、オータムアクイジションコーポレーションはアステックス社に吸収合併され、アステックス社は当社の連結子会社となる予定です。2)公開買付けの対象会社アステックス社(Astex Pharmaceuticals, Inc.) 3)買付けを行う株式の種類普通株式 4)買付け価格1株あたり8.50米ドル 5)買付けに要する資金約886百万米ドル注)アステックス社発行済株式総数(完全希薄化後ベース)に4)の1株あたり買付け価格を乗じた金額を記載しています。 6)買付け期間最初の買付け期間は、本件にかかるアステックス社との最終合意の日(日本時間2013年9月5日)から10営業日以内に開始され、開始後20営業日で終了します。なお、買付け条件が充足されない場合は、買付け期間の延長を実施する可能性がありますが、延長期間は2014年1月31日を越えることはありません。 7)下限応募株式数オータム アクイジションコーポレーションは、アステックス社の発行済株式総数の50%超の応募があった場合に買付けを行います。 3.本公開買付けによる当社保有のアステックス社株式数の異動本公開買付け前保有株式割合 0%本公開買付け後保有株式割合 100%** 本公開買付けにより、アステックス社株式の100%を買い付けることができた場合 4.アステックス社概要(略) 商号Astex Pharmaceuticals, Inc. 設立2011年4月6日 代表者取締役会会長兼CEO ジェームス S.J. マヌーソ 所在地4140 Dublin Blvd., Suite 200, Dublin, CA 94568, USA 資本金95千米ドル(2013年6月30日現在) 発行済株式総数普通株式 94,934,406株 (2013年6月30日現在) 決算期12月 従業員数137名 2) 主な事業内容アステックス社は、米国カリフォルニア州ダブリンに本社を置き、ナスダックに上場しているバイオベンチャー企業です。同社は、2011年7月に、ダコジェン?を開発したスーパジェン社(SuperGen, Inc.、1991年設立、米国)が、アステックスセラピューティック社(Astex Therapeutics Limited、1999年設立、英国)を合併し設立されました。同社は、X線結晶構造解析技術を進化させ、従来のハイスループットスクリーニング(HTS)に頼らない独自のフラグメント創薬技術を確立し、これまでにがん・中枢領域において複数の化合物を創製し、臨床開発を行っています。 3) アステックス社の創薬基盤アステックス社は、フラグメントベースの創薬技術のリーディングカンパニーとして世界から評価されています。同技術は、現在のハイスループットスクリーニングでは薬理活性が測定できないような小さな分子(フラグメント)と標的タンパク質の結合を、立体構造解析で測定するスクリーニング技術から成ります。この小さなフラグメントの組み合わせ技術によって、より早くリード化合物を創製することを可能にします。 5.アステックス社の本公開買付けに関する合意の有無アステックス社は2013年9月4日(米国西海岸時間)開催の同社取締役会議において、本公開買付けに賛同する旨を全会一致で決議しています。 6.業績への影響本買収が当社の連結業績に与える影響については、詳細が確定次第、改めてお知らせいたします。 |
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