ﾔﾏﾄ運輸／国際ﾛｼﾞｽﾃｨｸｽｾﾝﾀｰ施設内｢ﾊﾟｰﾂｾﾝﾀｰ｣を運用開始｜物流ﾆｭｰｽ

ﾆｭｰｽ　

用語　

ｾﾐﾅｰ

■ﾔﾏﾄ運輸／国際ﾛｼﾞｽﾃｨｸｽｾﾝﾀｰ施設内｢ﾊﾟｰﾂｾﾝﾀｰ｣を運用開始

国際ﾛｼﾞｽﾃｨｸｽｾﾝﾀｰ施設内｢ﾊﾟｰﾂｾﾝﾀｰ｣運用開始および開所式のお知らせ
～物流のｽﾋﾟｰﾄﾞｱｯﾌﾟ･ｺｽﾄ削減により海外で製品を販売する企業を支援～

ﾔﾏﾄﾎｰﾙﾃﾞｨﾝｸﾞｽ傘下のﾔﾏﾄ運輸株式会社（本社：東京都中央区･代表取締役社長　山内雅喜）と沖縄ﾔﾏﾄ運輸株式会社（本社：沖縄県糸満市･代表取締役社長　赤嶺真一）は､8月3日から那覇空港に隣接する国際物流拠点産業集積地域（旧FTZ）の国際ﾛｼﾞｽﾃｨｸｽｾﾝﾀｰ内で｢ﾊﾟｰﾂｾﾝﾀｰ｣の運用を開始いたします｡この｢ﾊﾟｰﾂｾﾝﾀｰ｣と､24時間365日の通関および､ｱｼﾞｱへの豊富な深夜貨物便ﾈｯﾄﾜｰｸを持つ｢沖縄国際物流ﾊﾌﾞ｣を活用し､海外で事業を展開する企業のﾊﾟｰﾂ供給および調達を支援してまいります｡
ﾌｧｰｽﾄﾕｰｻﾞｰとして東芝自動機器ｼｽﾃﾑｻｰﾋﾞｽ株式会社様（本社：神奈川県川崎市･代表取締役社長　滝澤靖司様）が､保守ﾊﾟｰﾂの保管と海外へのｽﾋﾟｰﾄﾞ輸送について試行利用いただくことになりました｡
8月2日（金）に､国際ﾛｼﾞｽﾃｨｸｽｾﾝﾀｰ施設内で開所式を行いますので､併せてご案内いたします｡

記

１．背景

近年､市場拡大に伴う物流のﾎﾞｰﾀﾞｰﾚｽ化が進み､より速く､より安心に､より安く荷物を送るﾆｰｽﾞが高まっています｡日本全国､ｱｼﾞｱでﾗｽﾄﾜﾝﾏｲﾙﾈｯﾄﾜｰｸを展開するﾔﾏﾄｸﾞﾙｰﾌﾟでは､このようなﾆｰｽﾞに応えるために日本と海外を結ぶための重要な位置付けとなる｢沖縄国際物流ﾊﾌﾞ｣を活用し､ｱｼﾞｱ向けの｢国際宅急便｣で小口貨物の最短翌日配達を実現し､お客様のﾆｰｽﾞを満たす輸送ｻｰﾋﾞｽの構築をしてきました｡
さらに､この｢沖縄国際物流ﾊﾌﾞ｣と｢羽田ｸﾛﾉｹﾞｰﾄ｣･｢厚木ｹﾞｰﾄｳｪｲ｣とを結びつけることで圧倒的なｽﾋﾟｰﾄﾞを提供し､ﾔﾏﾄｸﾞﾙｰﾌﾟ独自のLT･IT･FTやｺｱｺﾝﾋﾟﾀﾝｽであるﾗｽﾄﾜﾝﾏｲﾙと融合させて､｢物流をﾊﾞﾘｭｰを生み出す手段｣に進化させる｢ﾊﾞﾘｭｰ･ﾈｯﾄﾜｰｷﾝｸﾞ｣構想を打ち出しました｡
このたび､｢ﾊﾞﾘｭｰを生み出す｣物流の一つとして､那覇空港隣りの国際物流拠点産業集積地域に立地する国際ﾛｼﾞｽﾃｨｸｽｾﾝﾀｰ施設内｢ﾊﾟｰﾂｾﾝﾀｰ｣の運用を開始し､海外で事業展開する企業への支援としてｽﾋﾟｰﾄﾞｱｯﾌﾟ×高品質×ﾛｰｺｽﾄを実現することで､日本の成長戦略に資する｢物流改革｣に貢献してまいります｡
２．｢ﾊﾟｰﾂｾﾝﾀｰ｣概要

（１）
所在地：
沖縄県那覇市鏡水崎原地先

国際物流拠点産業集積地域国際ﾛｼﾞｽﾃｨｸｽｾﾝﾀｰ 3･4階

国際ﾛｼﾞｽﾃｨｸｽｾﾝﾀｰ
国際ﾛｼﾞｽﾃｨｸｽｾﾝﾀｰ施設内｢ﾊﾟｰﾂｾﾝﾀｰ｣

（２）
主な機能

ｱｼﾞｱ航空輸送ﾈｯﾄﾜｰｸに直結した在庫拠点として､受注締め切り時間を深夜に設定することができるため､ｱｼﾞｱへの緊急輸送に対応します｡さらに､保税状態での在庫が可能｡各国に在庫を置く場合と遜色のないｽﾋﾟｰﾄﾞ納品が実現します｡

[1]
ｸﾛｽﾏｰｼﾞ

ﾊﾟｰﾂｾﾝﾀｰに海外各地へ供給する部品を保管し､ｽﾋﾟｰﾃﾞｨに配送｡日本各地に在庫を置く場合と比べて､受注（締め切り）時間の大幅延長や低い賃料によりｺｽﾄ削減が可能になります｡また､最短翌日からお届けにより､海外各地に在庫を保管することもなくなり､在庫の圧縮が可能になります｡
日本から海外各地への貨物を沖縄でﾏｰｼﾞ､あるいは海外各地から日本向けの荷物も沖縄でﾏｰｼﾞすることで､輸送費を圧縮することが可能になります｡

[2]
機器修理･ﾒﾝﾃﾅﾝｽ

海外各地で発生した修理品を回収して､沖縄まで輸送｡保税状態のまま沖縄で修理を行い､修理後にまた海外各地へお届けすることが可能になります｡これにより､海外各地で修理工場を持つ必要がなくなり､修理技術･ﾉｳﾊｳの海外流出も防止できます｡

[3]
生産と保税

沖縄の豊富な労働力を生かして､海外各地への製品の生産拠点として活用します｡輸送費の削減や生産技術の海外流出の防止､天災などのﾘｽｸ分散が可能になります｡また､保税蔵置場の利用により､海外で製造した部品を沖縄の保税工場で組み立て､海外へ輸出することで､日本で税金がかからないﾒﾘｯﾄがあります｡
３．東芝自動機器ｼｽﾃﾑｻｰﾋﾞｽ株式会社様によるﾊﾟｰﾂｾﾝﾀｰの活用

（１）
試行内容

海外向けに販売している自動紙幣処理機について､販売先での故障･ﾒﾝﾃﾅﾝｽ発生時に必要となるｻｰﾋﾞｽﾊﾟｰﾂをすぐに現地へ供給できるよう､沖縄で保管し､24時間ｽﾋﾟｰﾄﾞ通関を活用したｱｼﾞｱ向けの最短翌日配達､また欧州向けへの供給も実現します｡

（２）
今後の展開について

今回の試行内容に関し結果の検証を行い､取り扱いの拡大について検討を実施します｡
４．ﾊﾟｰﾂｾﾝﾀｰ開所式のご案内

ﾊﾟｰﾂｾﾝﾀｰの運用開始に伴い､開所式を行う運びとなりましたので､ご案内いたします｡ご多忙の折誠に恐縮ではございますが､報道関係者の皆様にはご取材を賜りますようお願い申し上げます｡会場準備の都合上､誠に勝手ながらご出席の連絡を7月31日（水）迄に､別添の｢出席ご連絡票｣にてお知らせいただきたく､併せてお願い申し上げます｡

（１）
日時

平成25年8月2日（金） 15:15～16:00 （受付開始 14:45～）

（２）
場所

国際ﾛｼﾞｽﾃｨｸｽｾﾝﾀｰ 3階

所在地：沖縄県那覇市鏡水崎原地先国際物流拠点産業集積地域内

（３）
出席者（予定）

沖縄県商工労働部
部長
小嶺淳様

東芝自動機器ｼｽﾃﾑｻｰﾋﾞｽ株式会社
代表取締役社長
滝澤靖司様

ﾔﾏﾄ運輸株式会社
常務執行役員
長尾裕

沖縄ﾔﾏﾄ運輸株式会社
代表取締役社長
赤嶺真一ほか

（４）
ｽｹｼﾞｭｰﾙ

14:45～
受付･開場

15:15～
開式

主催者挨拶､来賓挨拶､ﾃｰﾌﾟｶｯﾄ＆くす玉割り

以上