杉村倉庫／売上高は前年比１･５％減､経常利益は前年比２･２％増｜物流ﾆｭｰｽ

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■杉村倉庫／売上高は前年比１･５％減､経常利益は前年比２･２％増

平成26年３月期第１四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
単位･百万円
　　　　　　　　　　　　　　　売上高　　　　営業利益　　　経常利益　四半期純利益
26年３月期第１四半期　2,328 △1.5 　203 △2.0 　194 2.2 　　109 3.725年３月期第１四半期　2,363 3.1 　　　207 3.7 　　190 △1.8 　105 △11.0
（略）
（1）経営成績に関する説明
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は､政府主導の経済政策や金融政策による期待感から円安､株高へと転じ､輸出関連を中心に景況感が上向きつつあります｡しかし､その一方で先進国の債務問題や新興国の成長の減速などの不安材料も抱えており､先行きに不透明感が強まる状況で推移しております｡このような環境の下､当社ｸﾞﾙｰﾌﾟとしましては､様々な顧客ﾆｰｽﾞに柔軟に対応できるよう積極的な営業活動を行ってまいりました｡また､業務品質の向上を図るために前連結会計年度から引き続き､既存設備の改修･整備に加え新規施設設備の拡充のための計画･立案に取組んでおります｡当第1四半期連結累計期間における当社ｸﾞﾙｰﾌﾟの営業収益は､23億2千8百万円となり､前年同四半期に比べ3千4百万円（1.5％）の減収となりました｡営業原価は19億1千8百万円となり､前年同四半期に比べ2千6百万円（1.4％）減少しました｡販売費及び一般管理費は2億6百万円となり､前年同四半期に比べ3百万円（1.7％）減少しましたが､営業利益は2億3百万円となり､前年同四半期に比べ4百万円（2.0％）の減益となりました｡しかし､営業外収益において受取配当金が増加し､営業外費用において支払利息が減少しましたので､経常利益は1億9千4百万円となって､前年同四半期に比べ4百万円（2.2％）の増益となりました｡特別損益は発生せず､当四半期純利益は1億9百万円となり､前年同四半期に比べ3百万円（3.7％）の増益となりました｡

ｾｸﾞﾒﾝﾄの業績を示すと次のとおりであります｡（倉庫業）当第1四半期連結累計期間は､米の期末在庫が前年同四半期に比べ増加したものの､電気機械や紙などの入出庫が減少し､保管料収入が減少しました｡また､食料品や電機部品などの取扱が増加して荷役荷捌料収入や運送手配料収入が増加しました｡この結果､外部顧客に対する営業収益は､12億1千4百万円となり､前年同四半期に比べ2千5百万円（2.1％）の増収となりました｡しかし､ｺｽﾄ面では運送費用や人件費､修繕費､租税公課などが増加しましたので､前年同四半期に比べ9百万円（86.4％）損失額が増加し､2千万円のｾｸﾞﾒﾝﾄ損失となりました｡
（運送業）ｵﾌｨｽの移転作業や機械配送､ﾘﾈﾝｻﾌﾟﾗｲの配送業務などの取扱は堅調に推移しましたが､事務器や航空貨物の配送､販促品の運送付帯作業が減少しました｡この結果､外部顧客に対する営業収益は8億1千2百万円となり､前年同四半期に比べ5千7百万円（6.6％）の減収となりました｡しかし､ｺｽﾄ面で運送費用や作業費用､人件費等が減少しましたので､前年同四半期に比べ2千3百万円（83.9％）の増益となり､5千万円のｾｸﾞﾒﾝﾄ利益となりました｡
（不動産賃貸業）昨年12月と今年5月の新規の賃貸物件2棟の稼働が増収要因となりましたが､一部のﾃﾅﾝﾄとの契約切れや料金の改定などの影響により､外部顧客に対する営業収益は2億4千2百万円となって､前年同四半期に比べ7百万円（2.9％）の減収となりました｡ｺｽﾄ面では減価償却費が増加し､前年同四半期に比べ1千8百万円（10.5％）の減益となり､1億6千1百万円のｾｸﾞﾒﾝﾄ利益となりました｡
（その他の事業）ｺﾞﾙﾌ練習場は､入場者数が増加して営業収益は5千6百万円となり､前年同四半期に比べ2百万円（4.8％）の増収となりました｡ｺｽﾄ面では減価償却費や人件費､業務委託費等が増加しました｡売電事業は､6月より太陽光発電設備が大阪市の福崎倉庫にて新規稼働し､営業収益が2百万円となり､減価償却費を含めた諸費用が1百万円発生しました｡以上により､その他の事業の営業収益は5千9百万円となり､前年同四半期に比べ5百万円（9.8%）の増収となり､ｾｸﾞﾒﾝﾄ利益は1千万円となりました｡（略）