JFEｺﾝﾃｲﾅｰ／中国重慶市にﾄﾞﾗﾑ缶製造販売の新会社を設立｜物流ﾆｭｰｽ

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■JFEｺﾝﾃｲﾅｰ／中国重慶市にﾄﾞﾗﾑ缶製造販売の新会社を設立

中国ﾄﾞﾗﾑ缶事業会社設立について　当社は､本日開催の取締役会にて中国重慶市にﾄﾞﾗﾑ缶の製造販売を目的とした新会社を設立することを決議しましたので､お知らせいたします｡　当社は中国における石油化学工業の発展にいち早く着目し､１９９８年に上海地区に初めての日系ﾄﾞﾗﾑ缶ﾒｰｶｰとして｢JFE　金属容器（上海）｣を操業しました｡２００８年には隣接する浙江省で｢JFE　金属容器（浙江）｣の操業を開始し､大きなﾄﾞﾗﾑ缶需要を抱える上海化学工業区を中心とした上海市･浙江省ｴﾘｱへ高品質ﾄﾞﾗﾑ缶の供給を続けてまいりました｡また､２０１１年には江蘇省揚州市に｢JFE　金属容器（江蘇）｣を設立し､上海市から南京市にかけた揚子江流域に点在する化学工業区の需要に応える工場を立ち上げました｡これにより華東地区のほぼ全域のﾄﾞﾗﾑ缶需要をｶﾊﾞｰする体制を整えました｡　上記３拠点の立ち上がりは順調に推移しており､｢JFE　金属容器（上海）｣が本年配当を開始したことに加え｢JFE　金属容器（浙江）｣も本年１０月に稼働後４年４ヶ月で累損を解消いたしました｡また､｢JFE　金属容器（江蘇）｣につきましても､厳しい競争環境下にもかかわらず順調に数量を伸ばすとともに､予定を上回る生産性を達成しております｡　さらに､第二拠点である｢JFE　金属容器（浙江）｣では来年秋の稼働を予定して第二ﾗｲﾝの増設工事が進行中で､今後大幅な拡張が予定されている上海化学工業区の需要増加に備えています｡　このたび進出を決めた重慶市は１９９７年に直轄市へ昇格し､中国の国土の７割を占める西部大開発の拠点として中国経済成長の新動力に位置づけられています｡GDP成長率も中国全体を大きく上回るﾚﾍﾞﾙを維持しており､自動車･ｵｰﾄﾊﾞｲを中心に産業が発達しています｡また､天然ｶﾞｽ資源を活用した化学産業が振興しており､本年８月に発表された｢化学工業三年振興計画｣により重慶市を中心とした３つの化学工業区で大幅な化学工業の伸長が計画されています｡　当社が設立を予定している｢JFE　金属容器（重慶）｣は､｢JFE　金属容器（浙江）｣の第二ﾗｲﾝをﾍﾞｰｽとし､ﾄｯﾌﾟｸﾗｽの生産性と品質保証体制を備えた､JFE　ｺﾝﾃｲﾅｰｸﾞﾙｰﾌﾟのﾄﾞﾗﾑ缶製造技術を結集した最新鋭のﾄﾞﾗﾑ缶工場となります｡重慶市の長寿化学工業区に立地し､欧米系化学ﾒｼﾞｬｰを中心に重慶地域の高品質ﾄﾞﾗﾑ缶需要に対応します｡　｢JFE　金属容器（重慶）｣の設立により当社ｸﾞﾙｰﾌﾟの中国におけるﾄﾞﾗﾑ缶生産能力は合計で約１，０００万缶／年（２直ﾌﾙ生産時）となり､日本国内での能力と合わせて約１，５００万缶／年の生産体制が整備されます｡当社ｸﾞﾙｰﾌﾟは､日本で培った品質管理･操業技術･商品開発力と中国ﾋﾞｼﾞﾈｽを通じて身につけたｸﾞﾛｰﾊﾞﾙなﾋﾞｼﾞﾈｽﾏｲﾝﾄﾞを武器として､これからも日本および中国における高品質ﾄﾞﾗﾑ缶を供給してまいります｡【新会社の概要】　社名　　　　　　　　杰富意金属容器（重慶）有限公司（仮称）　　　　　　　　　　　　英文名称：JFE　Steel　Drum　Chongqing　Co．，LTD．（仮称）　　　　　　　　　　　　呼称：JFE　金属容器（重慶）　主な事業内容　　ﾄﾞﾗﾑ缶の製造･販売､容器の仕入れ販売　所在地　　　　　　重慶市長寿経済技術開発区内　代表者　　　　　　董事長　中島　廣久（JFE　ｺﾝﾃｲﾅｰ（株）　社長）　資本金　　　　　　１，７００万USﾄﾞﾙ（予定）　資本構成　　　　　JFEｺﾝﾃｲﾅｰ（株）　７５．１％　　　　　　　　　　　　伊藤忠丸紅鉄鋼（株）　１９．９％　　　　　　　　　　　　ﾊｲｹﾑ（株）　　　　　　　５．０％　従業員　　　　　　約８０人（予定）　生産能力　　　　　年間３００万缶（２直稼動前提）　設立年月　　　　　２０１３年３月（予定）　生産開始　　　　　２０１４年１０月（予定）以　上