ﾀｶｾ／売上高は前年比9･5％減､経常利益は前年比29･3％増（平成25年3月期第2四半期決算短信〔日本基準〕（連結））｜物流ﾆｭｰｽ

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■ﾀｶｾ／売上高は前年比9･5％減､経常利益は前年比29･3％増（平成25年3月期第2四半期決算短信〔日本基準〕（連結））

平成25年3月期第2四半期決算短信〔日本基準〕（連結）
単位･百万円
　　　　　　　　　　　　　　　売上高　　　　営業利益　経常利益　　　四半期純利益
25年3月期第2四半期　4,354 △9.5 　109 36.9 　107 29.3 　　　61 ―24年3月期第2四半期　4,811 △1.8 　79 △55.9 　82 △51.8　 △634 ―
（略）
（１）連結経営成績に関する定性的情報
① 一般概況
当第２四半期連結累計期間におけるわが国経済は､東日本大震災の復興需要やｴｺｶｰ補助金の効果等により緩やかな景気回復の兆しが見られたものの､欧州債務問題の再燃､中国経済の減速懸念､円高の長期化のほか､電力供給問題など､依然として､景気の先行きが不透明な状況が続いております｡当社ｸﾞﾙｰﾌﾟの属する物流業界は､顧客の物流ｺｽﾄ圧縮の要請と業者間の過当競争による料金低下という厳しい環境の中､物流業務にかかる高度な業務品質の維持･向上を迫られております｡こうした状況の中で､当社ｸﾞﾙｰﾌﾟは｢ｸﾞﾙｰﾌﾟ経営の強化｣を重要課題に掲げ､ｸﾞﾙｰﾌﾟ各社がそれぞれの事業分野や地域において競争力を高め､収益力向上を果たすため､営業力の強化と業務品質の維持･向上に努めてまいりました｡この結果､当第２四半期連結累計期間の当社ｸﾞﾙｰﾌﾟの営業収益は､この５月以降､主要顧客２社との取扱業務が終了および一部終了したこともあり､前年同期間と比較して9.5％減の43億54百万円の計上となりました｡また､利益面におきましては､前第２四半期連結累計期間では､東日本大震災による復旧費用の発生がありましたが､当第２四半期連結累計期間では､倉庫保管ｽﾍﾟｰｽの効率化や適正な作業人員投入による作業効率の向上に取組んだほか､さまざまな経費削減に努めたことにより営業原価率の改善が図れたこともあり､営業利益は前年同期間と比較して36.9％増の１億９百万円となりました｡また､経常利益は､営業外損失に社債発行費13百万円を計上したものの､前年同期間と比較して29.3％増の１億７百万円となりました｡さらに､四半期純利益は､前第２四半期連結累計期間では､特別損失項目において減損損失６億73百万円の計上を余議なくされたことから６億34百万円の四半期純損失となりましたが､当第２四半期連結累計期間では､61百万円の計上となりました｡

② 報告ｾｸﾞﾒﾝﾄの概況Ａ．総合物流事業におきましては､この５月以降､主要顧客２社との取扱業務が終了および一部終了したことに加え､主要顧客１社との契約内容が変更され､連結子会社であるﾀｶｾ物流株式会社との直接取引となったことにより､営業収益は前年同期間と比較し11.6％減の41億95百万円となりました｡また､営業総利益は､前第２四半期連結累計期間では､東日本大震災による復旧費用の発生がありましたが､当第２四半期連結累計期間では､取扱量に見合った倉庫保管ｽﾍﾟｰｽの効率化や適正な作業人員投入などの徹底したｺｽﾄ管理による作業効率の向上に取組んだことにより､前年同期間と比較して10.4％増の５億69百万円となりました｡Ｂ．運送事業におきましては､当事業が､主に､総合物流事業に対する運送分野を担っており､国内顧客の取扱量が減少したことから､営業収益は前年同期間と比較して19.6％減の５億15百万円となりました｡また､営業総利益は､不採算業務の効率化などのｺｽﾄ改善を推進したものの､営業収益の減少による営業総利益の減少を補えなかったことから､10百万円（前年同期間は16百万円の営業総利益）の営業総損失を計上することとなりました｡Ｃ．流通加工事業におきましては､当事業が､主に､総合物流事業に対する流通加工（倉庫内ｵﾍﾟﾚｰｼｮﾝ）分野を担っており､主要顧客１社がﾀｶｾ株式会社からﾀｶｾ物流株式会社との直接取引となったことにより､営業収益は前年同期間と比較して1.4％増の６億78百万円となりました｡また､営業総利益は､取扱量が増加したことのほか､業務量に応じた人員投入と作業効率向上に努めたことから､前年同期間と比較して35.3％増の62百万円となりました｡