伏木海陸運送／経常利益は前年比４８･３％減（平成24年6月期決算短信〔日本基準〕（連結））｜物流ﾆｭｰｽ

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■伏木海陸運送／経常利益は前年比４８･３％減（平成24年6月期決算短信〔日本基準〕（連結））

平成24年6月期決算短信〔日本基準〕（連結）
単位･百万円
　　　　　　　　売上高　　　　　　営業利益　　経常利益　　　四半期純利益
24年6月期　10,402 △1.3 　256 △53.6 　256 △48.3 　190 △6.823年6月期　10,540 11.6 　　553 135.9 　　496 70.9 　　204 67.3
（略）
（１）経営成績に関する分析
当連結会計年度のわが国経済は､長期化する円高と､欧州の財政･金融不安および中国など新興国の成長鈍化による世界経済の減速により､景気の先行きは不透明な状況で推移しました｡このような事業環境のなか､当社企業ｸﾞﾙｰﾌﾟは積極的な営業展開を図り､同時に､ｺｽﾄ管理の徹底とｸﾞﾙｰﾌﾟ間の業務の効率化を推し進めてまいりました｡また､伏木富山港が日本海側拠点港に選定され､日本海側港湾の中部圏における中核的役割を担うことが期待されるため､平成23年７月に港湾運送事業を営む株式会社丸共組を連結子会社に加え､港運事業の拡充を図りました｡しかしながら､主力の港運貨物は､原木･製材などの輸入貨物や､円高の影響による輸出ｺﾝﾃﾅ貨物が予想以上に減少する厳しい状況となりました｡この結果､当期の売上高は１０４億２百万円（前年同期比１億３千８百万円､１．３％の減収）､営業利益２億５千６百万円（前年同期比２億９千６百万円､５３．６％の減益）､経常利益２億５千６百万円（前年同期比２億３千９百万円､４８．３％の減益）､当期純利益１億９千万円（前年同期比１千３百万円､６．８％の減益）となりました｡
事業の種類別ｾｸﾞﾒﾝﾄの業績は次のとおりです｡[港運事業]港運事業の売上は､経済活動の停滞に伴う荷動きの減少により５３億１千５百万円（前年同期比５．９％減）､ｾｸﾞﾒﾝﾄ利益は２億３千７百万円（同５５．９％減）となりました｡取扱量は４０４万９千ﾄﾝ（同４．６％減）となりました｡主な輸移入貨物は､ｳｯﾄﾞﾁｯﾌﾟ､石炭､ｺﾝﾃﾅ貨物､ｵｲﾙｺｰｸｽ､工業塩､原木･製材､ｱﾙﾐ地金､鋼材等であります｡輸移出貨物は､韓国､中国､東南ｱｼﾞｱ向けｺﾝﾃﾅ貨物とﾛｼｱ向け自動車･雑貨等であります｡
[陸運事業]陸運事業の売上は､輸出貨物などの減少により､３５億９千４百万円（前年同期比１．７％減）､ｾｸﾞﾒﾝﾄ利益はｺｽﾄ削減により２千４百万円（同５５．３％増）となりました｡主な輸送貨物はｳｯﾄﾞﾁｯﾌﾟ､海上ｺﾝﾃﾅ､石炭､ｱﾙﾐ地金､工業塩､ｸﾛｰﾑ鉱石､石油製品､ｾﾒﾝﾄ製品､ＪＲｺﾝﾃﾅ等であります｡
[倉庫業]倉庫業は港運貨物の取扱い減少に伴い､売上は３億１千万円（前年同期比１．８％減）､ｾｸﾞﾒﾝﾄ利益は７千８百万円（同５．５％減）となりました｡取扱量は５５万４千ﾄﾝ（同４．５％減）となりました｡主な保管貨物は､ｵｲﾙｺｰｸｽ､巻取紙､製材･集成材､化学薬品､合金鉄､その他の輸出入品であります｡
[不動産貸付業]不動産貸付業の売上は､新たな賃貸物件が稼働したことにより売上３億７千２百万円（前年同期比１．５％増）､ｾｸﾞﾒﾝﾄ利益は１億８千２百万円（同５．３％増）となりました｡
[その他]その他の売上は､１５億７千４百万円（前年同期比１１．８％増）､ｾｸﾞﾒﾝﾄ利益は３千８百万円（同４０．０％増）となりました｡これは主に旅行部門の増収によるものです｡
（次期の見通し）次期の見通しにつきましては､中国など新興国における成長の鈍化傾向とともに､欧州の景気停滞も続いております｡また､円高による輸出貨物への影響から､主力の港運事業は厳しい状況が続くものと想されます｡当社ｸﾞﾙｰﾌﾟといたしましては､物流の合理化を求める荷主ﾆｰｽﾞに対応する体制を整えて､取扱い貨物を確保するとともに､新たな盛り上がりを見せる対岸諸国からのｸﾙｰｽﾞ客船の受け入れを積極的に進め､港の活性化と差別化を図っていく所存であります｡このような状況をふまえ､平成２５年６月期の当社企業ｸﾞﾙｰﾌﾟの業績見通しは次の通りであります｡連結売上高１０，８００百万円（平成２４年６月期比３．８％増）連結営業利益３７０百万円（平成２４年６月期比４４．０％増）連結経常利益３００百万円（平成２４年６月期比１７．１％増）連結当期純利益２００百万円（平成２４年６月期比５．２％増）
（略）